リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

もぐりはないでしょ、もぐりは

2016年11月16日 | 日々の風の吹くまま
11月16日(水曜日)。新しいマットレスカバーのおかげかどうかわからないけど、ぐっすり
眠った気分で目を覚ました。外は雨。気温もぐっと下がってひと桁。周辺の山は雪の予報で
スキー場開きの準備をしているそうだから、もう初冬かな。統計的に見ると11月がわりと温
暖だと寒い冬になるというパターンがあるんだそうで、この冬はメトロバンクーバーにもまと
まった雪が降るかもしれないな。そうなったら通勤する人たちにはタイヘンだけど、条例によ
る早朝の雪かき義務がない今の環境では、ワタシとしては雨よりも雪の方がいいかなあ。

今日は仕事がないからワタシの「ウィークエンド」。午前中はカレシのスカイプレッスンがあ
るので、出かけるは午後までお預けにして、メールをチェックして仕事の置きみやげがない
ことを確認した後はゲームをしたり、英語レッスンを聞くともなく聞いたりで、だらだら。生徒
はロシア語/英語の通訳/翻訳者を目指して大学で言語学を専攻しているヤナ。「女房は
大学を出てないけど長いことフリーランスで稼いでいる」と言ったら、「うっそぉ~」みたいな
反応だったらしく、「ほんとだって」。ついでに「プロの翻訳者には学歴よりもリサーチ力や
ビジネス感覚が大事だよ」とわかったようなアドバイスを始めたので笑ってしまった。確かに
そうなんだけど・・・。

ワタシは学校に行って勉強するのが嫌で大学に行かなかった口なんだけど、理由はどうあ
れ履歴書の上ではれっきとした高卒。何をするにも「初めに学歴ありき」のような今どきだっ
たらプロの敷居をまたぐチャンスすらなかったかもしれないな。もうだいぶ昔のこと、何かの
集まりで有名大学を出て留学もしたという駆け出しのお嬢さんに出身大学を聞かれて、行っ
てないと答えたら、「えぇ、もぐりじゃないんですかぁ、それ?どうやってプロになれたんです
かぁ」と無邪気に返されたことがあって、今でも思い出すと吹き出しそうになる。いや、別に
何をしたら「なれた」んじゃなくて、周りからやれとせっつかれて「なった」んだけど・・・。

まあ、大学でも独学でも何でも、人間、いろんなことを学問するに越したことはないと思うし、
好奇心だけは人一倍(二倍?)あって勝手にあれやこれやと自分の好きなように「勉強」し
ていれば人生が楽しいワタシのことだから、たぶんこの先死ぬまで得意の「犬かき式学習
法」でつまみ食い学問をやってるんじゃないのかな。