リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

パナマに隠すほどお金がなくて良かったね

2016年04月10日 | 日々の風の吹くまま
日曜日は曇り空で始まり。気温も少し下がったようで、今日の予想最高気温は15度。でも、
リビング/ダイニングエリアはコンクリートがむき出しになっているせいか、起きてみたら何
となく寒々とした感じで、せっかくの半袖Tシャツをまた七分袖に着替えた。バンクーバーの
春は暑くなったり、寒くなったりでけっこう中途半端だから困る。トロントはまだ冷え込んで雪
がちらついているらしいけど、週明けにはプラス2桁の気温になるんだそうで、あっちの天
気の落ち着きのなさはもっとメイワクなレベル。

今日の「仕事」は金曜日に会計事務所からメールで送られて来ていた2015年度の所得税
申告書類の印刷。カレシのは36ページ、ワタシのは42ページで、他にサインして送り返す
代理契約やら電子申告の委託書が数ページずつあって、印刷代がバカにならないけど、き
ちんと印刷して保存しておくのが得策。カナダでは婚姻形態に関わらず夫婦でも個人単位
での申告が基本なので、カレシもワタシもそれぞれの名義の所得に対して所得税を払うこと
になる。(共同名義の所得や控除項目は分割できる。)配偶者控除もあるけど、配偶者に個
人の基礎控除以上の所得があれば控除額はゼロだし、未成年者や障害者の扶養控除も
私たちは当然ゼロ。逆に健康でも一定の医療費控除や、65歳からの年齢控除があるし、
最高20万円の年金所得控除があるし、さらに年金所得を夫婦間で分割して合計納税額を
減らせる制度もあるし、カナダはけっこうシニアに優しいかな・・・。

去年は引越し作戦でワタシがかなり仕事を休んだこともあって、何やかんやで課税所得は
夫婦合計して760万円。会計士が分割できるものをあれこれやり取りした結果、年金分割
で10万円の節税になって、最終的にカレシは10万円の追加納税で、ワタシは約4万円の
還付。去年は旧居の売却代金が入って利子所得が膨れ上がったし、カレシの個人年金引
き出しが始まったことも考えると、まあまあの結果かな。

まあ、これがずっと共働きして来て揃って年金受給者になったシニア夫婦の経済状況。オフ
ショアに避難させるほどの超に超がつくようなお金を持っていないおかげで、家計の経営も
税金の処理もいたってシンプルで、夜もストレスフリーでぐっすり眠れるってもの。申告期限
は4月30日。さっさとサインするものにサインして送り返して、追加納税も小切手を郵便ポ
ストに入れて、さっぱりしようっと。