徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

大コロナ禍の竹生島

2022年02月17日 | 旅行記

翌朝、長浜港から琵琶湖汽船で竹生島に向かった。船はほぼ満席で、予想外に盛況だった。竹生島までは30分である。港に降りると、切り立った崖に張り巡らされた朱色の階段が目にとまった。これを登るのかと思ったら憂鬱になった。実は、これは降りる階段で、登る階段は別にあった。それは、心が折れそうなくらいの急な石段だった。息も絶え絶えに登り切った先に宝厳寺の本堂があった。
竹生島宝厳寺の石段
竹生島には宝厳寺と竹生島神社がある。寺と神社を全部含めて「宝厳寺」と称されていたが、明治元年の神仏分離令によって二つに分けられた。現在も別法人のままで、両者は渡廊で繋がっている。宝厳寺の本尊は大弁才天で、江島神社、 厳島神社と並んで日本三大弁天のひとつ。また、観音堂は西国三十三所第30番札所で、本尊は千手観世音菩薩。なかなか由緒ある寺院らしい。
竹生島宝厳寺の唐門
御朱印をもらった後、大弁才天が祭られている本堂を参拝、豊臣秀頼によって豊国廟から移築された国宝・唐門をくぐり、秘仏・千手観音立像が安置されている観音堂から渡廊を抜けて、竹生島神社に到着。
竹生島神社の本殿
拝殿には琵琶湖に面し、突き出した所に竜神拝所がある。ここでは土器(かわらけ)に願い事を書き、湖面に突き出た宮崎鳥居へと投げ、投げたかわらけが鳥居をくぐれば、願い事が成就するとも言われている。挑戦するつもりでいたのだが、肝心のかわらけが売っていなかった。入口のところでしか買えないらしい。宝厳寺に戻らなくても、竹生島神社から入口へ直接通じる遊歩道がある。しかし、この日は通行止めになっていた。心残りだが、諦めるしかなかった。


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