徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

不可解な映画 「君の名は」

2017年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

新海誠監督の長編アニメ映画「君の名は」の興行収入が230億を突破し、歴代興収4位になった。
ちなみに、1位は「千と千尋の神隠し」 304億円、2位が 「タイタニック」 262億円、3位が「アナと雪の女王」254億。
現在も上映中だから、まだまだ数字は伸びそうだ。

年明けにイオンシネマで観賞した。
上映開始(2016年8月26日)から4ヵ月以上も経過しているので、席は5割程度しか埋まっていなかった。
若者向けの映画だが、評判につられたのか、シニア層も結構多かった。


前半は、東京の四ツ谷に暮らす立花瀧と岐阜県飛騨地方の糸守町に住む宮水三葉の体が入れ替わる体験が綴られる。
(正直、退屈である)
突然入れ替わりが途絶え、そのこん跡もすべて消えてしまう。
瀧は、残された唯一のこん跡である風景のスケッチを頼りに飛騨に向かう。
ようやく辿り着いた糸守町は、3年前に隕石の直撃で消滅しており、三葉も含め住民500人以上が死亡していた。
(このあたりはテンポがよく、面白かった)
瀧は、三葉が3年前に奉納した口噛み酒を飲み下し、再び3年前の三葉に入れ替わると町民を避難させるために奔走する。
しかし、糸守町長である三葉の父親に別人だと見破られ、説得に失敗してしまう。
(この後がひどい)
御神体のある山に登ると、なぜか元に戻り、なぜか瀧と3年前の三葉が直接会話することができるのである。
(なんて都合がいいんだ)
本人に戻った三葉は、瀧から住民を助ける計画を引き継ぎ、父親を説得するため町役場に向かう。
こうして糸守町の住民は奇跡的に救われた。
そして5年後、三葉にとっては8年後、三葉は東京に引っ越していた。
入れ替わりの事実も、相手の名前も分からなくなっていたが、お互いに相手の気配だけは感じていた。
住宅地の神社の階段で互いを見つけた2人は同時に名前を尋ねた。
「君の名前は」

正直、これほどの成功を収めた理由が分からなかった。
ただ、映像はとても素晴らしい。
やはり、アニメは3Dよりも手書きのほうが感動がある。


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コメント
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