読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

居酒屋 -近頃の酒の飲み方-

2014-12-30 10:22:47 | 日々雑感
年末は忘年会、明ければ新年会、ということで、お酒を飲む日々が続いている。
近頃は、深酒をすると翌日が心配なので、できる限り「抑制」をしている。(つもりだ。)

で、ですね、近頃の居酒屋はメニューが豊富なので迷ってしまう。

以前は、ビールから始まって日本酒というパターンで決まっていた。
しかし、この頃は、ナントカサワ-、焼酎(芋、麦、その他)、ハイボール(これも割と種類がある)、カクテル、日本酒だって吟醸、大吟醸、純米、純米吟醸などといろいろある。

最初の頃は、例えば日本酒でも銘柄や紹介文を見て「ああでもない、こうでもない」と悩んで飲んでいた。
また、日本酒のウンチクが好きなので、なんとかついていこうと思っていた。

しかし、近頃は酒を飲むときにメニューで悩むのが面倒になった。悩むというか「選択をする」という行為が面倒くさい。

「次、何にします?」
という、問いかけが煩わしい。

それでいて、近頃は口が賤しく浅ましい。
量はいらないが、ありとあらゆるものを飲みたい、食べたい。
さらに、どうせ飲むなら、面白い話をしたい。

ということで、どうなるかというと、面白い話をしたいと思う人が少ない場合は「飲む」ほうに走る。
大体、私の住んでいる町は『田舎』なのに、居酒屋チェーン店があり、もともとの地元居酒屋もチェーン店的メニューになっていることがおかしいと思う。

そして『飲み放題プラン』という、私の心を浅ましくさせる宴会手法。

酒に関するメニューの豊富さと飲み放題が、私の「抑制感」を開放させるのである。決して私の心の弱さではないと思うのだ・・・

先日などは『今日はとことんサワー』というNHKFM的な主題のもとに、サワーのメニューを制覇するという、酒飲みならば一度は夢見る(?)企てに挑戦したのであった。

片手には「甘い系」片手には「甘くない系」をもって、ただひたすら飲み続けたのであった。
が、全部は飲めなかった。
原因は「酔い」ではなくて、おなかがいっぱいになってしまったことになる。
炭酸系は量的に限界があるようです。

そんなことしないで、ビールならビール、日本酒なら日本酒にしとけばいいじゃない!
と、おっしゃるあなた。そう、そこのあなた。

宴会を行う店の多くのビールと日本酒はあまりおいしくないのですよ。
宴会用のビールや酒があるのではないかと思うのです。
例えばビールをピッチャーでもらうのはいかがかと、日本酒だって宴会用のものはまずくはありませんが、飲み続けていると口の中がネバネバしてきて、お話がうまくいかない。(決して酔って呂律が回らないのではありません)。

私もそろそろ「還暦」が近いということで、落ち着いたお酒の飲み方をしたいと思うのでありますが、なかなかできません。
60才といえば、孔子先生は「耳順(じじゅん)」の年齢、すなわち他のものを素直に受け入れられる年齢である。
私は「口順(くじゅん)」とか「酒順(しゅじゅん)」の心境になりたいものだ。

さて、今年というか今回の年末年始の休暇は長いので、珍しく、本屋に行って本を買ってきた。(近頃は通販が多い)。

で、思わす買ってきたのが、宮城谷昌光の「三国志」である。
これは絶対に手を出してはならない、と自分を戒めていたのであるが、陳舜臣の「小説十八史略」を読んでいて、やっぱり中国史のなかでもっとも面白いのは三国の時代だよなあ、なんて思っていたのが、つい手を出すきっかけになったのだと思う。

なぜ戒めていたのかというと、夢中になりすぎるような気がしているからである。
今の私は何かに夢中になってはならない状況にいるにもかかわらず。

というわけで、第1巻をどのようなペースで読むのかが問題である。

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