読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

義母と娘のブルース (上・下) 桜沢鈴 ぶんか社

2018-08-14 16:36:30 | 読んだ




現在、TBS系でドラマ化されている。

そのドラマを偶然見てから「これは面白い!」となり、「ならば原作を!」ということで購入。
テレビドラマもなかなかの人気らしく、ヤフーでも話題になっている。

テレビドラマでは主人公の義母役を「綾瀬はるか」が演じており、いわゆる「ぶっ飛んだ」演技が馬鹿にうける。
テンポが速く、場面場面でいちいち「オチ」がつくなあと思っていたら、原作は「4コマ漫画」であった。

上巻の帯の裏には
今、一番泣ける4コマ
とある。

テレビドラマでは、現在のところ、親子3人で暮らしているが、この物語は、娘の「みゆき」が結婚し、娘が生まれ、そして「亜希子さん」が亡くなるまで続くので、大河といえば大河なのである。

業田義家の「男の操」のように、4コマ漫画だって、笑ってオチがあるだけでなく、泣けるし、大河にだってなるのだ。

物語は、普通の世界で異常な人が織りなすものと、異常な世界で普通の人が織りなすもの、の二通りだと私は思っているが、この「義母と娘のブルース」は前者である。
しかし、徐々に、異常な人である「亜希子」さんに慣れていき、行動のパターンを読めるようになる。
「なる」のだが、それがまた徐々にずれていくのが楽しい。

テレビドラマは、本日から第2章。つまり、小学生だった「みゆき」が高校生になるという。
小学生のままでまだまだ物語は膨らませそうだったけど、原作に忠実に描くようである。

私は、近頃、原作を知らずに映像から入っていくパターンが増えた。というのもテレビドラマで私が好んでみるのが漫画が原作のものが多いようだからだ。もしかして、小説とかの原作はあまり映像化されないのかもしれない。

そのなかで、まだドラマが継続しているのに原作を読むのは、原作を読んでもドラマの面白さは変わらないと思うからである。
この「義母と娘のブルース」は、原作を読んでテレビドラマがますます楽しくなりそうである。
とりあえず「今夜」はどうなるのだろうか?

追伸
で、今、原作を買うかどうか迷っているのは、NHKで放映されている「透明なゆりかご」なのだ。





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