読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

麻丘めぐみ 読売プレミアム「ロング・インタビュー」2014.5.15~6.1(全16回)

2014-10-11 22:24:15 | 読んだ
読売新聞のオンライン版の「読売プレミアム」に、連載された、麻丘めぐみのインタビューである。

実は、読売新聞本誌に連載されている「時代の証言者」をスクラップするのがなかなか大変なので、何かないかと探したら、この「読売プレミアム」を見つけたので加入した。そして見ているうちにこれを見つけたのである。
というか、いつか新聞で麻丘めぐみのインタビューが始まるというのを見たが、全然探し当てられなくていたのだ。

さて、麻丘めぐみである。
私より1歳年上で、多分今日「10月11日」が誕生日である。(ちなみに私は明日が誕生日)

高校時代に彼女の歌の「フリ」を授業中に友人に教えていたら先生にみつかり、立たされたことがあった。
更に、高校3年生の時、NHKの番組「ふるさとの歌祭り」(宮田輝さんが司会をしていた)が体育館で行われることになり、そのゲストとして彼女がやってきた。

保健室が楽屋になり、保健室から通路を通って体育館に行くのであるが、それを3階のベランダから見ていて「めぐみちゃーん」と同級生たちで叫んだことがあった。

当時のアイドルは、雲上の人であり、我々一般人とは絶対違う選ばれた特殊な人だと思っていた。

で、今回このインタビューを読んでみると、彼女は「イヤでイヤで」しょうがなかったらしい。
彼女がデビューしたときに思ったのは「本命が出てきた」「満を持して正統派アイドル参上」ということであった。

彼女の前にいたアイドルたちは、我々よりちょっと年上で、なんというかたまたま偶然に売れた、という感じがしていた。

麻丘めぐみは一つ上で、上流の家庭で育ったような、本当にかわいい感じで、我々が待ち望んでいたアイドルであった。

その後、桜田淳子、山口百恵、岩崎宏美、榊原郁恵などとアイドルが登場してきたのだが、麻丘めぐみを起点として変化していった、という思いがある。

子役やモデルを小さい時からやっていことから、アイドルへの転身はすんなりかと思ったらそうでもなく、ましてや歌うことなどはとても嫌だった、ということや、あまりにも忙しいこと、そしていろいろな「しばり」があったことなどが、このインタビューで語られている。

これは我々世代に共通していることだと思うのだが、仕事となれば厳しくしつけされたのである。
今の世の中であれば「いじめ」「ハラスメント」といわれるようなことがあり、さらに体罰的なこともあった。これは今では理由のいかんにかかわらず暴力として取り扱われる。

でも、このようなしつけがあったからこそ今の我々があるような気がする。

しかし当時は、目の前の多くの出来事から遠ざかりたい、普通の生活(結婚して家庭に入り子育てをする)ということに大きな憧れを持つようになり、その方向へ、いつどのようにして変化するかが大きな目標になっていく。

そういえば当時のアイドルたちは、その方向に進んでいた。
そして、あのキャンディーズの「普通の女の子になりたい!」発言になるのだ。

麻丘めぐみも結婚して引退し、子供授かる。
そして、離婚。そしてそして芸能化復帰。

まったく、こちらの予想どおりそして多くの芸能人のパターン。

ここからが、麻丘めぐみの芸能人の本当の苦労、つまり「芸」への真摯な取り組みが始まる。

こちら側の思いは、好き勝手なことをやってさらに復帰して楽な人生だよなあ。
でも、やっぱり大変な人生なのである。

それでも、若い時にしつけられたことが役に立つ。

今の麻丘めぐみは、すごく充実しているようであり、さまざまな才能を生かしているようだ。

ところで、このロングインタビューシリーズは面白い。
麻丘めぐみの他には、森昌子、岩崎宏美、中澤裕子、小川ローザなど、更に「きたやまおさむ」は超ロングインタビューになっていて、今、非常に興味深く読んでいる。
そして、今は伊藤咲子が連載されている。


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