読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

かすみたなびく ① ラズウェル細木 NCコミック

2012-07-11 22:04:52 | 読んだ
ラズウェル細木の「酒の細道」のスピンオフ作品である。

主人公は「酒の細道」の主人公:岩間宗達の女友達である『三浦かすみ』つまり『かすみちゃん』である。

本の帯には「三浦かすみ、女の酒道をゆく!!!」とある。

その文章のとおり、主人公のかすみちゃんはともかく酒を飲む。
この本を読むと、岩間宗達とよく飲んでいるのに、更に女友達とそしてついには一人酒までたしなみのである。

第1話は「サバみそと一人酒」
女一人で居酒屋に行き、日本酒を呑みさばの味噌煮を食べるという話なのだが・・・
それを実行するまで、かすみちゃんは悩む。
女が一人で日本酒を呑みサバの味噌煮を食べるのは、はしたない、或いは、異様で、何か災いが起きるのではないか・・・
しかし彼女が描いていたわざわいは起きなかった。そのかわり「お嬢さん扱い」されるのである。それも気に入らないかすみちゃんなのであった。

というような酒にまつわるお話が続いていくのである。

それから出会ういけめんにすぐに惚れてしまう。そしてすぐに醒めざるを得なくなる。というのもパターンである。

それから「かすみたびく」と「かすみの一杯」という物語も4話収められていて、そのなかで、「あんたオッサン化している」と女友達から言われてしまうのである。
オッサン化とは岩間宗達化ではないか、と凍りつくかすみちゃんであった。

おんな酒場放浪記に登場する3人娘と同様に、かすみちゃんも応援しようっと!

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