読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

どうらく息子 -第一.二.三集- 尾瀬あきら 小学館

2011-12-17 14:11:41 | 読んだ
定期的に読んでいる漫画雑誌は「モーニング」「ビックコミック」であった。

ところが「おかみさん 平成場所」というのが新連載になる、ということから「ビックコミックオリジナル」も読むことにした。

ところが「おかみさん」あんまり載っていない。
でも、わりとビックコミックオリジナルに掲載されている漫画おもしろいので、そのまま継続している。

そのなかでこの「どうらく息子」が面白かったので単行本を買ったのである。

「どうらく息子」は、落語の話である。

落語の漫画といえば、古谷三敏の「寄席芸人伝」がすきで、買いはしないが見かけると読んでいた。(弟の家にあったなあ)

あれは、芸人一人一人の話であるが、今回は落語家修行の物語である。
落語家修行の物語といえば、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」が思い出される。
映画では「落語娘」とか、古~いのでは「のようなもの」なんてあった。
小説では、佐藤多佳子の「しゃべれどもしゃべれども」もあった。

と、思いにふけっている場合ではない。

「どうらく息子」の第一集に九つの噺が収めてある。
ここでは、おばの経営する幼稚園になんとなく勤めている関谷翔太:二六歳が、こどもたちを笑わせようとして「落語」の話を聞かせたところ受けなかったことから、寄席に行ってみる。
そこで、落語家の惜春亭銅楽に出会い「時そば」を聴く(観る)。
そして、自分のやりたいことは「落語」ではないか、と考え始め、紆余曲折があって、銅楽に弟子入りする。

第二集、第三集は弟子入りしてからの修行の日々である。
兄弟子、姐弟子、そして多くの落語家とその周辺の人たちとの間で、力闘する翔太。

そして「惜春亭銅ら壱」という名前をもらう。

まあ、修行中は失敗(しくじり)だらけであるのは当たり前。
しくじりを超えて成長していくのは、こちらの思い入れも入る。

第3集までで27噺まで。
最新号のビックコミックでは37噺である。
これからは最新版を読み続けることになるが、銅ら壱がどんな落語家になるのか、そして姐弟子の銅ら美も気になる。

私好みの漫画である。

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