前東北楽天ゴールデンイーグルスの監督、野村克也が、楽天イーグルスでの4年間を綴ったものである。
帯には
最下位から歓喜のCS進出、驚きの解雇通告まで―――
楽天野球とは何だったのか?
楽天監督1500日の真相!
とある。
楽天イーグルスのファンとしては読まずにはいられない。
私は、野村監督の書いた「敵は我に在り」を読んだときから、野村野球のファンである。
野球というものを真摯に考えていることに、そしてワンプレイ・一球に意味があるということに感銘を受けた。
ただ・・・
野村さんはあまりにも劣等感というか僻みのようなものを前面に出しすぎている。とも思っている。それでいて自慢話も多いし・・・
去年あたりから楽天野球に感じているのが、選手に対する「辛抱」が足りない、ということである。
まあよくとっかえひっかえ代えるなあ、と思っていた。
だから「イマイチの選手」たちはビクビクしながらプレーしているように思えた。
我慢して使えば、その後いい仕事するんじゃないだろうか、と思えるところもあった。
今回この本を読むと現場の様子がある程度うかがえて、交代も仕方ないかと思うところもある。
また、大きなプレッシャーを乗り越えていかなければいい選手にはなれないだろうと思うこともある。
一勝の難しさ、というものを感じなければならないとも思う。
でも、やっぱりもう少し辛抱が必要ではないだろうか。
今シーズンの最終盤にゴタゴタが多かったのは主に野球以外のことであった。
ああいうゴタゴタはファンには知らないようにやってもらいたかった。
本書では
「私の物言いにも反省すべき点はあったと思う」
と書いているが、
「楽天イーグルスは好きだが、楽天球団は大嫌い」
なんていわないで欲しい。
すごく寂しい。
「自分がどのように生きていくのか考えれば、心が変わる。心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」
と野村さん言っているじゃありませんか。
ぜひ、名誉監督としてファンの前にちょくちょく姿を見せてほしいと思うのである。
名言がたっぷりの本書である。
イロイロと辛口の話があるが、その真髄には野球と選手たちにに対する「愛」と「やさしさ」ある。
そういうことを感じられるから、読書ってやめられない。
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帯には
最下位から歓喜のCS進出、驚きの解雇通告まで―――
楽天野球とは何だったのか?
楽天監督1500日の真相!
とある。
楽天イーグルスのファンとしては読まずにはいられない。
私は、野村監督の書いた「敵は我に在り」を読んだときから、野村野球のファンである。
野球というものを真摯に考えていることに、そしてワンプレイ・一球に意味があるということに感銘を受けた。
ただ・・・
野村さんはあまりにも劣等感というか僻みのようなものを前面に出しすぎている。とも思っている。それでいて自慢話も多いし・・・
去年あたりから楽天野球に感じているのが、選手に対する「辛抱」が足りない、ということである。
まあよくとっかえひっかえ代えるなあ、と思っていた。
だから「イマイチの選手」たちはビクビクしながらプレーしているように思えた。
我慢して使えば、その後いい仕事するんじゃないだろうか、と思えるところもあった。
今回この本を読むと現場の様子がある程度うかがえて、交代も仕方ないかと思うところもある。
また、大きなプレッシャーを乗り越えていかなければいい選手にはなれないだろうと思うこともある。
一勝の難しさ、というものを感じなければならないとも思う。
でも、やっぱりもう少し辛抱が必要ではないだろうか。
今シーズンの最終盤にゴタゴタが多かったのは主に野球以外のことであった。
ああいうゴタゴタはファンには知らないようにやってもらいたかった。
本書では
「私の物言いにも反省すべき点はあったと思う」
と書いているが、
「楽天イーグルスは好きだが、楽天球団は大嫌い」
なんていわないで欲しい。
すごく寂しい。
「自分がどのように生きていくのか考えれば、心が変わる。心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」
と野村さん言っているじゃありませんか。
ぜひ、名誉監督としてファンの前にちょくちょく姿を見せてほしいと思うのである。
名言がたっぷりの本書である。
イロイロと辛口の話があるが、その真髄には野球と選手たちにに対する「愛」と「やさしさ」ある。
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