読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

<風のガーデン>貞三先生の花言葉 365編 倉本聰

2008-12-16 23:17:31 | 読んだ
長い間「植物図鑑」がほしかったのである。

花の写真を好んで撮っている。
にもかかわらず、花の名前がよくわからない。
なので、図鑑がほしかった。
それも分厚いようなものではなくて、お手軽な、ものがよかった。

で、丁度いい具合にあった。

風のガーデンは木曜日10時からフジテレビ系で放送されているドラマである。

倉本聰の脚本のドラマは好きでよくみている。
特に近年は年に1本あるかどうかなので、ほとんど「絶対」のようにしてみている。

今回のドラマは「富良野モノ」である。
主人公は最後に死ぬということがあらかじめわかっている。
それに加えて、出演者の緒方拳がこのドラマを終えてなくなっている。
ということから、毎回ほんとうに真面目に見ている。

その中で、緒方拳演じる「貞三先生」が作った、まあデタラメな花言葉が紹介される。それもわりと重要な役割を果たしていたりするのだ。

花言葉を紹介しているのは、貞三先生の孫で知的障害のある「岳」が花の手入れをしながら、父である主人公に(岳は父であると思っていない)その花言葉を紹介するのである。

その花言葉と花の写真が一緒になっているのが本書である。

花の写真はプロが撮ったものではないように思える。
つまりぼやけていたり、なんでこのアングル?みたいなのもある。

しかし、花言葉に救われる。
花言葉はデタラメ、なんじゃこりゃ風なものが多いのであるが、プロがつくったものなので、刺激がある。

「やり手女は要注意!」
「秘書課の女は待っている。だけど近づけない」
「視聴率が高いからといって、いいドラマとは限らない」
といった「花言葉」をもつ花を見たいとは思いませんか?

というわけで、この本を思い出しては開いて、ニヤニヤしたり、フムフムとうなづいたり、ヒェーとうなったりしているのである。

この遊び面白いかもしれない。
と思い始めたので、そのうち自分でもやってみようかな。

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