読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

こそ泥騒動 -我が家に泥棒が-

2008-12-05 21:56:26 | 日々雑感
今朝、先に起きた妻が
「家に泥棒が入ったらしい」
と起こしに来た。

「まさか」と思いながら階下に降りてみると、茶の間の引き出しが開けっ放しになって、確かに誰かが何かを探した痕跡がある。

又、玄関には施錠してあったが、玄関脇の通称「ピアノの部屋」のサッシが半開きになっている。
どうやら、そこは施錠を忘れたようだ。

玄関から外に出てみる。
道路からの入り口に黒いかばんが置き捨てられている。
娘の楽器(オーボエ)のケースである。
確かめてみると、中身は無事である。

家族を起こし確認をすると、やっぱり泥棒に入られたようである。
落ちついて、落ちついて、警察に電話をする。

3人の警察官がやってきた。
事情を聞かれるのと、あらされた部分の足跡や指紋を調べる。

盗まれたのは、楽器のケース(一見バックのよう)、引き出しからは黒いビニールの薄い袋と、これもビニールの小さなバックは確実である。
薄い袋には、母の保険証と病院の診察券5枚ほか病院に行くときに必要なものが入っている。
また、小さなバックには手紙やハガキそして写真が入っていた。
これらは一見金目のものが入っていそうである。

しかし、実は我が家には金目のものはないのである。勿論現金だってそれぞれの財布にそれぞれの当分の小遣いくらいしか入っていない。
(現金を家に置かない主義ではなくて、単純に現金がないのである)

というわけで、こそ泥はほとんど収穫はないことがわかった。
しかし、警察の現場検証と事情聴取は続く。
更には家族全員の指紋も採取である。

そうこうしているうちに、我が家からいちばん近い街灯のしたから診察券類が発見された。
ガッカリしたんだろうなあ、無造作に放ってあった。

それらを回収し、更に書類の作成を進める。
と、続いて保険証やハガキ・写真が次の街灯の下の排水溝で発見、ほとんど回収された。

まあ、盗まれたものはたいしたことはないと初めからわかってはいたが、ほっとしたことは確かである。

近くでもう一軒入られたらしく、最初大勢いた警察官も移動をはじめまた最初の3人で書類の作成を行う。

それにしても、こんな片田舎で物騒なことである。
実は昨日は職場の自動車も盗難にあっていて、昨日は被害届の写しを見せられたばかりで、まさか次の日自分が被害届に署名捺印するとは思わなかった。

まあ、その「こそ泥ちゃん」とお目にかからなかったことと「こそ泥ちゃん」が逆上して居直り強盗にならなかったので、身命になにもなかったことが救いであった。

年末でこういう経済状態だから・・・という理由があったとしても、私たちは同情してはならない。
社会の情勢はみんなに平等に押し寄せているのである。
その押し寄せた波をかわすのか、立ち向かうのかはそれぞれの人のそれぞれの力である。
なのに、自分にばかり強い波が来ると思ってはいけない。
ましてや、他人に危害を加えて生き延びようとするのは、もってのほかである。

そういう倫理観が欠けてきているから、全てを社会のせいにしてしまうのである。
誰が悪いのかといえば、私を含めて全ての社会人が悪いのである。そういう日本にしたのは私たち自身なのである。

幸いに今回は物的にも人的にも被害はなかったので「笑い話」になったが、我が家もこれで施錠の確認を必ず行うようになってしまった。

せちがらい、人を信じられない世の中になってきたなあ、という一日の始まりであった。

先ずは自分で自分を守ることからはじめなければならない。
私たちは何を築いてきたのだろう。

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