読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

青春のうた63 1970年代中期19

2008-07-19 11:38:21 | 読んだ
1.悲惨な戦い/なぎらけんいち 1973年8月

この歌をはじめて聴いたときはレコードだったんだろうか?はっきりしない。
というのは、ラジオから流れてくるこの歌は毎回歌詞が違っていたように覚えているからである。

そしてそのたびごとに笑ったものである。
ただ、これがいつも深夜放送であるから、笑いをこらえるのに大変であった。

「なぎらけんいち」に強く興味を覚えたのであるが、なかなかメディアに露出しなかったため、兎も角ラジオから流れてくるこの歌を聴くしかなかったのである。

しかし、この歌は鮮烈であった。
こういう歌があるのか!と思ったものである。

当時我々田舎の高校生の間では、この歌にあったことが本当なのかどうかがもっとも知りたいことであった。

2.白い一日/小椋佳 1974年1月

この歌が出た当時の「ウリ」というのは、小椋佳の作詞で井上陽水の作曲ということであった。

当時私はこのことだけがこの曲の全てなんだと思っていた。
歌の内容といい曲といい「平凡」というか、なんら劇的なこともなく、歌詞にあるように「ありふれた」ものであるように思っていたのである。

ところが年を経てからこの歌を何気なく歌うと「いい」のである。
その「ありふれた」ところがとってもいいのである。
そしてそういう一日が素晴らしく感じられたのである。

3.帰らざる日のために/いづみたくシンガーズ 1974年4月

中村雅俊主演の「われら青春」の主題歌である。
そのために覚えている。

この青春ドラマも、たとえば森田健作の「おれは男だ」は中学生だったので夢中になってみたのであるが「われら青春」のころは高校生で、拓郎の歌に夢中であったころであるため、若干「斜に構えて」見ていたものである。

つまり「くだらない」とか「うそ臭い」とかという雰囲気である。
まあ、弟妹が見ているので仕方なく、というカッコウであった。

しかし、こういう青春にも憧れていたわけで、つまらなさそうな顔で内心ワクワクしてみていたものである。

だから、この歌も心の隅で「いいなあ」と思いながらも無視し続けたものである。
で、今聞いてどうなのか?ということであるが、「フーン」というカンジなのである。

4.夏しぐれ/ALFIE 1974年8月

アルフィーというグループがいる、ということは知っていた。
キレイな歌を歌うグループである、というように思っていた。

それが「メリーアン」でブレイクしたときには非常に驚いたものである。
音楽の方向が変わった、と思った。

で、この「夏しぐれ」であるが、いい歌だとは思うのだがやっぱり売れないなあ、と思ったのである。

5.生きてるって言ってみろ/友川かずき 1974年9月

この歌を当時聞くことはなかった。

懐かしのフォークソング、の番組ではじめて聴いたのである。

多分、1974年ぐらいに聴いていてもあまり感動はしなかったろうと思う。
ましてや、東北訛りの歌ではなおさらである。
当時では東北訛りを受けつけられなかっただろう。

さて、始めてこの歌を聴いたときには「ウーン」とうなったものである。
それは
「生きてる」と言えなかった、からかもしれない。

「俺は生きている」と言えるのは、どういうときなのか、いつなのか、考えてしまうのである。

6.すずき・ひろみつの”気楽に行こう”/鈴木ヒロミツ 1973年1月

モービル石油のコマーシャルで、鈴木ヒロミツが映像の中でガス欠の車を押し、この歌をマイク真木がうたいバックに流れ、最期に「車はガソリンがないと動きません」というナレーションがあった、と覚えている。

なかなかに当時の社会状況を反映したコマーシャルだと思う。

で、その歌を、鈴木ヒロミツが歌った、というだけらしい。

まあアジがあるといえばアジがある。

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