閑話休題 斉藤茂吉を訪ねて

2012-03-15 08:24:32 | Weblog

今回機会がありましたのでみちのく最上川沿いの歌人斉藤茂吉のふるさと山形県大石田町、上山市を訪ねることが出来ました。中津を出るときは春、大石田は吹雪、上山は大雪でした。

死に近き母に添寝(そひね)のしんしんと遠田(とほだ)のかはづ天に聞ゆる  

あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり                                                                                

最上川逆白波(さかしらなみ)のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも   (茂吉)

私たち短歌を学んでいるものにとって斉藤茂吉は神様のような存在です。蔵王連山を彼方にして茂吉の生家、茂吉記念館、そして雪深き最上川畔の茂吉が歌作のために散歩した辺りを茂吉を感じながら歩きました。いつかは訪れたいと思っていたところなのでとても思い出に残る旅になりました。

写真は左より斉藤茂吉生家、中央は斉藤茂吉記念館にて、右は夕べの最上川とご案内していただいた庄司大石田町長。

      この橋に立ちて茂吉の歌ひしか逆白波よ最上の川よ    

      雲晴れてするどき蔵王の山が見ゆ雪に沈める町の彼方に  (達)

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