夕方からつくば鍼灸研究会へ出席してきました。今日のテーマはパーキンソン病。
東洋医学では中風病に分類される疾患ですが、個人的にはこの患者さんの治療は好きで、今も数例の患者さんにご来院頂いてます。東洋医学的な病理状態に沿った治療をすれば、しっかり結果が出てくれる疾患です。
それで、ドクターからは「鍼灸治療はパーキンソン病に有効である」という結論のお話がありました。その結論自体は異議なしです。
・・・でも、東洋医学的な話は一切なし。鍼治療前と鍼治療後のすくみ足の変化をビデオで見ましたが、この際も東洋医学的な病理状態の把握や選穴ヶ所、選穴理由、手技などの解説もなし。西洋医学的な見地からの鍼治療理論の解説くらいはあるだろう・・・と思ったらそれもなし。
ただただ「有効だと思います」というのみで、術者は一体どう考えて何に対して治療しているのか、全く不明でした。
前述しましたが、パーキンソン病は東洋医学的には中風病に分類されます。あたかも風に吹かれて体内の津液が渇いたかのような病理状態だからです。
しかし、パーキンソン病以外にも脳血管性パーキンソニズムや筋弛緩性疾患も中風病と考えますから、「パーキンソン病≒中風病」となります。
鍼灸師はパーキンソン病に対してではなく中風病に対する治療をするわけですから、中風病に対する病理状態の把握をしっかりした上で治療しなければ何が効いたのかわからないはずですし、これがわかっていないと効果の再現性も期待できないと考えています。今日の内容では取っ掛かりから疑問がいっぱい湧いてきます・・・。
この病気は特に東洋医学的な病理状態の把握が非常に重要ですし、病理がわかれば選穴や手技も決まります。それに沿った長期的な治療をすれば症状の軽快が確認できますし、治療自体はそんなに難しくないです。
そういう臨床の話を期待していたのになぁ・・・。何だか今回は期待外れでした。
東洋医学では中風病に分類される疾患ですが、個人的にはこの患者さんの治療は好きで、今も数例の患者さんにご来院頂いてます。東洋医学的な病理状態に沿った治療をすれば、しっかり結果が出てくれる疾患です。
それで、ドクターからは「鍼灸治療はパーキンソン病に有効である」という結論のお話がありました。その結論自体は異議なしです。
・・・でも、東洋医学的な話は一切なし。鍼治療前と鍼治療後のすくみ足の変化をビデオで見ましたが、この際も東洋医学的な病理状態の把握や選穴ヶ所、選穴理由、手技などの解説もなし。西洋医学的な見地からの鍼治療理論の解説くらいはあるだろう・・・と思ったらそれもなし。
ただただ「有効だと思います」というのみで、術者は一体どう考えて何に対して治療しているのか、全く不明でした。
前述しましたが、パーキンソン病は東洋医学的には中風病に分類されます。あたかも風に吹かれて体内の津液が渇いたかのような病理状態だからです。
しかし、パーキンソン病以外にも脳血管性パーキンソニズムや筋弛緩性疾患も中風病と考えますから、「パーキンソン病≒中風病」となります。
鍼灸師はパーキンソン病に対してではなく中風病に対する治療をするわけですから、中風病に対する病理状態の把握をしっかりした上で治療しなければ何が効いたのかわからないはずですし、これがわかっていないと効果の再現性も期待できないと考えています。今日の内容では取っ掛かりから疑問がいっぱい湧いてきます・・・。
この病気は特に東洋医学的な病理状態の把握が非常に重要ですし、病理がわかれば選穴や手技も決まります。それに沿った長期的な治療をすれば症状の軽快が確認できますし、治療自体はそんなに難しくないです。
そういう臨床の話を期待していたのになぁ・・・。何だか今回は期待外れでした。