工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

パーキンソン≒中風病

2006年06月27日 23時56分20秒 | 鍼灸師会・学会・勉強会
夕方からつくば鍼灸研究会へ出席してきました。今日のテーマはパーキンソン病。

東洋医学では中風病に分類される疾患ですが、個人的にはこの患者さんの治療は好きで、今も数例の患者さんにご来院頂いてます。東洋医学的な病理状態に沿った治療をすれば、しっかり結果が出てくれる疾患です。

それで、ドクターからは「鍼灸治療はパーキンソン病に有効である」という結論のお話がありました。その結論自体は異議なしです。
・・・でも、東洋医学的な話は一切なし。鍼治療前と鍼治療後のすくみ足の変化をビデオで見ましたが、この際も東洋医学的な病理状態の把握や選穴ヶ所、選穴理由、手技などの解説もなし。西洋医学的な見地からの鍼治療理論の解説くらいはあるだろう・・・と思ったらそれもなし。
ただただ「有効だと思います」というのみで、術者は一体どう考えて何に対して治療しているのか、全く不明でした。

前述しましたが、パーキンソン病は東洋医学的には中風病に分類されます。あたかも風に吹かれて体内の津液が渇いたかのような病理状態だからです。
しかし、パーキンソン病以外にも脳血管性パーキンソニズムや筋弛緩性疾患も中風病と考えますから、「パーキンソン病≒中風病」となります。
鍼灸師はパーキンソン病に対してではなく中風病に対する治療をするわけですから、中風病に対する病理状態の把握をしっかりした上で治療しなければ何が効いたのかわからないはずですし、これがわかっていないと効果の再現性も期待できないと考えています。今日の内容では取っ掛かりから疑問がいっぱい湧いてきます・・・。

この病気は特に東洋医学的な病理状態の把握が非常に重要ですし、病理がわかれば選穴や手技も決まります。それに沿った長期的な治療をすれば症状の軽快が確認できますし、治療自体はそんなに難しくないです。
そういう臨床の話を期待していたのになぁ・・・。何だか今回は期待外れでした。
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決勝トーナメント1回戦①

2006年06月27日 17時07分22秒 | サッカー馬鹿
少々遅くなりましたが、決勝トーナメント1回戦の論評です。試合みるのも大変になってきましたが(^^;)、早くリアルタイムに追いつけるようにがんばります!



ドイツ 2-0 スウェーデン

ドイツは2トップの活躍で危なげなく1回戦を突破しました!2ゴールともポドルスキのゴールですが、クローゼとポドルスキの2人のうまさが光ったゲームでした。
スウェーデンは前半のうちに退場者を出し、後半開始早々のPKのチャンスにラーションが大失態を演じ、この時点で結果は決まったも同然でした。イブラヒモビッチは怪我も重なり、結局ノーゴールで大会を去る事になりました・・・。
前半の早い段階で2点をリードしたドイツは後半も怒涛の攻撃を見せましたが、GKイクサションの手堅い守備もあって追加点は奪えず。もう1~2点は奪えた展開でしたが、それを望むのは贅沢でしょうか・・・。



アルゼンチン 2-1 メキシコ

開始早々メキシコが先制し、直後にアルゼンチンが追いつく展開になるとは予想もしませんでした。メキシコが押していた時間帯もかなりあり、もしかしたらメキシコが大金星・・・!?と思わせるような試合運びは見事でした!これもアルゼンチン人のラボルペ監督(実は86年大会の優勝メンバー!・・・第3GKでしたが)の手腕でしょうか。
余談ですが、この監督、実はものすごいヘビースモーカーで、GL初戦の際にはベンチでずーっとたばこ片手に指揮をとっていてFIFAにめっちゃ叱られたそうです(笑)。この逸話で僕はこの人が大好きになりました(^^)
さてさて、PK戦になれば非常におもしろい結果になるかも・・・という思いもありましたが、延長前半にマキシ・ロドリゲスが胸トラップから利き足の左足を振り抜き、今大会最も美しいゴールを決めてアルゼンチンが勝ち越し!!アルゼンチンは苦しみながらも何とか2回戦へ駒を進めました!!
メキシコの敗退は残念ですが、本当に素晴らしい戦いをしました。日本人とは体格も似ていますし、目指しているサッカーのお手本のような国です。日本はメキシコサッカーから多くの事を学べるはずです。
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