小学校時代の思い出なんですけどね。私、所属していた放送クラブの活動で、学芸会のビデオ撮影を任されたんですよ。数人で交代しながら各学年の劇や合唱を撮影しておりました。2階席に上がれるのは放送クラブの撮影班だけでしたし、みんなとちょっと違う視点から観ているという優越感もあり、楽しく撮影をしておりました。
後日、クラブ活動の時間にその撮影したVTRを放送クラブのみんなと顧問の先生で観たんです。途中までは無難に撮影されていたのですが、休憩時間に入った瞬間、突如カメラがぐるぐると回転し始めたのであります。しかも数秒とか数十秒とか、そういう短い時間ではなく、延々数分に渡りカメラの映像はぐるぐると回転しっ放し。観ていると酔いそうな勢いで、天井から1階席までをVTRはひたすら回転を続けるのであります。
子ども達の「おえー」「気持ち悪いー」という叫びと共に、顧問の先生の怒号が響き渡りました。
「おいっ!これを撮影したのは誰だ!?」
・・・俺達の班だ(;゜∀゜)
私達が何をしていたかというと、カメラを三脚から取り外して空中に放り投げてキャッチするという、スリル満点の暇つぶしをしていたのでございます。
最後に撮影していたのは私。私は録画停止を押したつもりだったのに、どうやらカメラは回り続けていたようでした。そんな事とはつゆ知らず、私達はキャッキャ言いながらビデオカメラを宙に放り投げては床ギリギリでキャッチするという正気の沙汰とは思えない遊びを続けたのでありました。
今と違い、まだビデオカメラが一般家庭に普及していない時代です。相当高価な物だったと思います。今になって考えるとゾッとするような遊びです。
たぶん、これは今思えば先生の咄嗟の判断だと思いますが、その場では犯人探しのような事にはならず、「もうこういう事はしないように」というお説教を全員が食らって終わりとなりました。
当然ながら私達の班は「俺達のせいだ」というのはわかっていましたし、他の班の人達も「あいつらのせいだ」というのはわかっていたはずです。しかし誰一人として私達を責める事はせず、「みんなで気をつけようね」という信じられないような結末を迎えたのでありました。今考えてもこれは奇跡としか言いようがない、小学生の集団とは思えないほど道徳的で、不思議な光景でした。
でもね、こういう終わり方をすると、当の本人達にとってはものすごく心苦しいんです。俺達のせいでみんな叱られてるのに、誰も俺達の事を責めたりしない。むしろ全員の責任だと言ってくれている・・・。
内心ホッとしたのも事実ですが、あの場で叱られていた方が気が楽でした。変に気を使われて「君達だけのせいじゃないよ」みたいなふんわりとした雰囲気になってしまい、たまらなく居心地の悪い空気を醸し出していたのをよく覚えています。
・・・ここ数日、ずっと考えていたんですよ。誰も彼を責めたりしないのね。
でもね、それは優しさやチームプレーではないように思います。
というわけで、いろいろな批判を覚悟で今日はあえて言います。
武田選手。先日の愛媛戦での試合終了間際の時間稼ぎ、あれは本当に必要だったでしょうか?あのプレーで集中力が切れた可能性はないでしょうか?
確かにあの試合でも武田選手に助けられた場面は幾度となくありました。しかし、武田選手はGKというポジションである以上、絶対にやってはいけないミスを犯しました。
あの試合は武田選手のせいで負けたのです。誰が何と言おうと、あの試合は武田選手の個人的なミスが原因で負けたのだと思います。
・・・はい、これでおしまい。
なぜそうなったのかを考え、反省し、同じミスを繰り返さない事。
サッカーはミスをするスポーツです。誰にでもミスはあります。同じミスを繰り返さなければそれでいいんです。
苦言を呈しつつも、私は武田選手のプレースタイルが好きですし、武田選手の事を信頼しています。
J1昇格のためには欠かせない選手です。これからも栃木のゴールを守り続けて欲しいです。
後日、クラブ活動の時間にその撮影したVTRを放送クラブのみんなと顧問の先生で観たんです。途中までは無難に撮影されていたのですが、休憩時間に入った瞬間、突如カメラがぐるぐると回転し始めたのであります。しかも数秒とか数十秒とか、そういう短い時間ではなく、延々数分に渡りカメラの映像はぐるぐると回転しっ放し。観ていると酔いそうな勢いで、天井から1階席までをVTRはひたすら回転を続けるのであります。
子ども達の「おえー」「気持ち悪いー」という叫びと共に、顧問の先生の怒号が響き渡りました。
「おいっ!これを撮影したのは誰だ!?」
・・・俺達の班だ(;゜∀゜)
私達が何をしていたかというと、カメラを三脚から取り外して空中に放り投げてキャッチするという、スリル満点の暇つぶしをしていたのでございます。
最後に撮影していたのは私。私は録画停止を押したつもりだったのに、どうやらカメラは回り続けていたようでした。そんな事とはつゆ知らず、私達はキャッキャ言いながらビデオカメラを宙に放り投げては床ギリギリでキャッチするという正気の沙汰とは思えない遊びを続けたのでありました。
今と違い、まだビデオカメラが一般家庭に普及していない時代です。相当高価な物だったと思います。今になって考えるとゾッとするような遊びです。
たぶん、これは今思えば先生の咄嗟の判断だと思いますが、その場では犯人探しのような事にはならず、「もうこういう事はしないように」というお説教を全員が食らって終わりとなりました。
当然ながら私達の班は「俺達のせいだ」というのはわかっていましたし、他の班の人達も「あいつらのせいだ」というのはわかっていたはずです。しかし誰一人として私達を責める事はせず、「みんなで気をつけようね」という信じられないような結末を迎えたのでありました。今考えてもこれは奇跡としか言いようがない、小学生の集団とは思えないほど道徳的で、不思議な光景でした。
でもね、こういう終わり方をすると、当の本人達にとってはものすごく心苦しいんです。俺達のせいでみんな叱られてるのに、誰も俺達の事を責めたりしない。むしろ全員の責任だと言ってくれている・・・。
内心ホッとしたのも事実ですが、あの場で叱られていた方が気が楽でした。変に気を使われて「君達だけのせいじゃないよ」みたいなふんわりとした雰囲気になってしまい、たまらなく居心地の悪い空気を醸し出していたのをよく覚えています。
・・・ここ数日、ずっと考えていたんですよ。誰も彼を責めたりしないのね。
でもね、それは優しさやチームプレーではないように思います。
というわけで、いろいろな批判を覚悟で今日はあえて言います。
武田選手。先日の愛媛戦での試合終了間際の時間稼ぎ、あれは本当に必要だったでしょうか?あのプレーで集中力が切れた可能性はないでしょうか?
確かにあの試合でも武田選手に助けられた場面は幾度となくありました。しかし、武田選手はGKというポジションである以上、絶対にやってはいけないミスを犯しました。
あの試合は武田選手のせいで負けたのです。誰が何と言おうと、あの試合は武田選手の個人的なミスが原因で負けたのだと思います。
・・・はい、これでおしまい。
なぜそうなったのかを考え、反省し、同じミスを繰り返さない事。
サッカーはミスをするスポーツです。誰にでもミスはあります。同じミスを繰り返さなければそれでいいんです。
苦言を呈しつつも、私は武田選手のプレースタイルが好きですし、武田選手の事を信頼しています。
J1昇格のためには欠かせない選手です。これからも栃木のゴールを守り続けて欲しいです。