先日の試合はスポーツ実況でお馴染みの
原大吾さん(原博実さんのご子息です)が栃木のゴール裏で観戦してくれたようです。
『ゴール裏に乗り込む楽しさ』(センスよ、降ってこい 原大悟のブログ)
『栃木グリーンスタジアムの良かったところ10個』(センスよ、降ってこい 原大悟のブログ)
グリスタには誰もが自由に応援できる雰囲気があると思っています。多くの方にその楽しさを体感して欲しいですから、サッカーの実況を務めている方がグリスタや栃木のゴール裏に好意を抱いてくれたのはとても嬉しいですね(^^)
ところが肝心な試合はというと、後味が悪いものになってしまいましたよね…。
結果もジャッジもいろいろと残念な試合でしたが、試合終了後にはペチュニク選手にレッドカードが提示される始末。映像やゴール裏から見た事実から、一体何があったのかを検証してみました。
公式記録によると、ペチュニク選手のレッドーカードはS2(乱暴な行為)となっています。試合終了後、横山監督に事情を説明している様子を確認すると、どうやらペチュニク選手の手が#6河面選手のノドに入ったのを問題視している様子が窺えます。
ただ、副審との協議の後にカードが提示されていることからも、主審の位置からは直接は見えていなかったはず。そうなると副審の主観によるものが大きな割合を示すこととなります。
この日の審判団は不安定なジャッジに終始。特に三上主審とバックスタンド側の亀川副審は安定感のない、不満が残るジャッジでした。
その流れが決定的となったのが、前半明らかなゴールキックをコーナーキックとジャッジされた場面。主審、副審のお互いの立ち位置からはちょうど死角となり、ふたりで見合って一瞬ジャッジを押し付けあった場面がありました。例え間違っていたとしても毅然とした態度でジャッジしてくれればよかったのですが、自信なさ気に副審がコーナーフラッグを指し、それに同調するかたちで主審がコーナーキックのジャッジをしたわけですが、そのあたりからどんどん主審のジャッジが安定感を欠き、徐々に試合をコントロール出来なくなってしまった印象です。
そういう流れで試合終盤まで進み、栃木サポーターの不満が積もり積もった状況で、試合終了間際のペチュニク選手と河面選手が激しく体を入れ合いもつれて転んだプレーが発生。そしてここでまた主審と副審の死角となる場所であるプレーが起こっていました。
河面選手は後ろ手でペチュニク選手のユニフォームを激しく引っ張り、ペチュニク選手の体制を崩しています。その流れでバランスを崩したペチュニク選手の左手が河面選手のノドに手を当たっていたのか、もしくはその前の体のぶつかり合いの場面で手がノドに入っていたのか、それとも転んだあとのいざこざで手が出たのか、そこがよくわかりません。ホームゴール裏から観ていたサポーターは、ユニフォームを引っ張ってペチュニク選手を転倒させた河面選手のファウルで栃木にフリーキックが与えられると思ったはずです。しかし河面選手のプレーは主審と副審には見えていなかった。結果的にそのまま試合終了となり、どこかでノドに手がかかった場面だけを見ていた亀川副審の進言でペチュニク選手が一発レッドで退場となった、というのが一連の流れだと思われます。
この試合の三上主審はポジショニングに問題があるのか、選手のプレーをきちんと見ていない、見れていないように感じました。最後のシーンも河面選手がユニフォームを掴んでペチュニク選手を引き倒しているのはゴール裏からはよく見えたのですが…。
そして試合の進行を妨げるような謎のプレーオンのジャッジ、流せばいい場面での笛も非常に気になりました。スムーズな試合運びがあれでずいぶん妨げられた印象です。
手がノドに当たった(押さえていた)場面は確認できませんでしたし、現地でもよくわかりませんでした。でも確かにそういう場面はあったのだと思います。ただそれが偶発的に手がノドに当たっただけなのか、手を伸ばして相手を制していただけなのか、もしくは意図的に相手の首を狙って押さえたのか…。その判断は主審の裁量なので何とも言えませんが、相手のノド(首)を押さえる行為は非常に危険ですから、意図的だとされたならS2によるレッドカードは妥当な判断だと考えられます。
ただね、それをしっかり見ていたかどうかも怪しい副審の進言で決められてしまったという部分に、何となく腑に落ちないものを感じます。
不満は多々残りますが、もうこれは仕方がないと思います。我々もペチュニク選手もここは素直に受け入れなければなりません。あとは出場停止が何試合になるか。軽い処分になることを願うのみです。