工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

有効なのかな?

2007年05月31日 20時00分41秒 | 工藤鍼灸院の出来事
今年の2月にご出産された患者さんからおはがきを頂きました。
この方は僕にとって非常に印象深い治療を行った方でした。

ご来院頂いた時点で予定日を2週間も過ぎており、2日後には入院して陣痛促進剤の使用によるご出産の予定だったのですが、何とか自然な陣痛で出産したいというご希望でのご来院でございました。要するに『出産の時期をコントロールする』っていう治療だったのですが、実は僕、こればかりは難しいんじゃないかと考えておりました。
出産は腎が虚する事で始まるわけですが、腎虚になるのは母体が出産の準備を行うためであり、赤ちゃんが生まれる時期をコントロールするってのは鍼灸には無理なんじゃないかと・・・。
しかしながら、お母さんの「自然な陣痛で産みたい」という強い意志と熱意に応えたいと感じ、治療をお引き受けしたのであります。

やると決めたからには何とかしなけりゃなりません。

1回目の治療では通常の安産治療を行ったのですが、こちらが「待つ」という姿勢では入院が迫っているこの状況ですから到底間に合うはずがありません。
そこで治療後考えましたよ私。無い頭振り絞って(^^;)
そういうわけで、翌日の2回目の治療では三陰交の瀉鍼と合谷への補鍼を行ったのであります。実はこれ、堕胎の治療でございましてね。妊娠初期に行えば堕胎の危険がある治療ですが、十分に赤ちゃんが成長している時期なら出産を促す作用があるはず・・・と考えたわけでございます。確信はありませんでしたけれどね、この治療の翌日には陣痛促進剤によるご出産が決まっておりましたからね。祈るような気持ちで慎重に鍼を致しました。
それが最後の治療でしたから、その後どうなったかなぁ、陣痛促進剤使って産んだのかなぁって気になっていたんですよ。

そして本日、そのお母さんからおはがきを頂きましてね。

何でも、2回目の治療をした日の深夜から陣痛が始まったそうで、ご希望通り促進剤を使わずにご出産できたのだそうです。
おおっ、すごいなじゃい!少しは鍼灸治療がお役に立てたでしょうか(^^)

大幅に出産予定日から遅れている場合はこういう処置も有効な手段のひとつなのかも知れませんが、実際のところはまだわかりません。しかしながら、それを経験できた事には大きな意味があります。この経験は今後の課題とし、有効だったのかどうかを考え、機会があればまた検証してみようかと思っております。

本当、治療に来てくださった患者さんに感謝、感謝のひと言です。
ご報告ありがとうございます、そしてご出産おめでとうございます(^^)
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野党議員の皆様へ

2007年05月30日 21時01分22秒 | 工藤家の日常
さてさて、そんなわけで療養のためにはるばる北海道から母がやって来ているわけですが、母親とゆっくり話をする機会ってのも久しぶりなので、母の体調が許す限りいろんな話を聞いています。
親戚の誰々に子どもが生まれたとか、誰々は今どこに住んでいてこんなお仕事をしているんだとか。ほとんど身内の近況についてなのですが、今話題になっている国民年金のお話も聞きました。
ほら、国民年金をきちんと納めたはずなのに未納扱いになってるってやつ。僕の母親、実際にそれを体験したんだって(・A・)!

母は昨年の春に過去の納付分の確認をしたそうなのですが、昭和47年の1年分が未納扱いとされていたそうです。ちょうどその年に結婚して年金が切り替わった時期らしく、その際の記入ミスかコンピューターへ移行時の移し忘れが原因かと思われます。
報道などで言われている通り「領収書持ってこい」の一点張りだったらしいですよ。

でもうちの母のすごいところは、この三十数年前の領収書を保管していた事です(゜∀゜;)
すごいよ母さん、あんたって人は。

でね、すぐに領収書持参で釧路の社会保険事務所へ出向いたんだって。それはそれは担当者はびっくりだったそうですよ(笑)。
そりゃそうだ。三十数年前の、ホッチキスのさびた針がくっついた領収書を持って来たんだから。

でもね、せっかく持っていったのに今度は「確認をとる」と言われ、その作業に数時間もかかったというのです(午後8時に自宅へ電話があったといいます)。最終的には実際に納めた役場で確認が取れて社会保険事務所のミスだと判明しましたが、謝罪も一切なかったそうであります。これひどいよねぇ。
領収書を持っていったところですぐに対応はしてくれないようですし、確認をとってわかるものなら「領収書がなければダメ」という言い分は全く通用しませんよね。社会保険事務所の対応は理解できませんなぁ。

こういう何十年も前の領収書を実際に持って行ったケースは珍しいと思い、釧路に事務所がある鈴木宗男氏の事務所に報告してみようかしら・・・と考えていたのですが(^^;)、ホームページを見てもメールアドレスの記載はなし(-_- )
何でメールアドレスないんだよムネオちゃん(-_- )

自民党に一泡ふかせたい野党議員の皆様、情報提供しますのでご連絡ください(笑)。
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何でも聞いてね

2007年05月29日 20時50分39秒 | 工藤鍼灸院の出来事
本日は新患さんが多い一日でしたよ。若い方からご年配の方まで、年齢も性別も、そして主訴も様々でした。こういう日も珍しいなぁ。
その中のおひとり、60代の男性の方だったのですが、鍼灸にとても興味がある様子でね、ずーっと患者さんのご質問にお答えしながら治療をしていました。

どうして脈を診るのか?

脈で何がわかるのか?

痛いところ以外にも治療をするのはなぜか?

鍼は何を狙って刺しているのか?

なぜ温めるのか?

・・・などなど、たくさんの疑問や質問を頂きましてね。僕も楽しく治療できましたよ(^O^)
患者さんからの疑問や質問には必ずお答えしながら治療を進めますので、どんな些細な事でもわからない事や疑問に思った事などはどんどん聞いてください!

皆さん、がんばって治療に来てくださいね(^^)/
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親孝行できるかな?

2007年05月28日 21時10分37秒 | 工藤家の日常
普段の日曜日ってアクセス数は平日よりも減るのですが、昨日は逆にずいぶん伸びてました。全日空のシステムエラーについて検索した方が多かったって事でしょうか。

でね、何でまた僕は昨日羽田にいたのかと申しますと、北海道から母がやって来たためなんです。僕は飛行機に乗る予定はなく、遅れて飛んで来る母をひたすら空港で待っていたと。そういう事情で羽田にいたわけであります。
母は定刻から2時間遅れでようやく無事に到着致しましたが、今回は遊びに来たのではありません。実は少々体調を崩したらしく、病気療養のため北海道からはるばるやって来たと。そんなところでございます。
まぁね、僕も母親には迷惑かけっぱなしのアホ息子でしたからね。こういう時こそ少しは恩返しできるかなぁと。病院での検査結果はどの科でも問題なしだったと聞いておりましたのでね、しばらく仕事から離れて鍼でもしてゆっくりしなさいよと。そんな考えで栃木へ招いたわけでありますよ。



ところがですよ。



実際に会って診てみると、事前の話とはずいぶん違うのであります。
主訴は腰下肢の強いしびれと足のむずむず感、そしてそれに伴う極度の不眠。足は特に左足の筋肉がひどく痩せており、一目で神経炎を起こしているのがわかる状態でございます。そして一番辛いのは夜中に始まる足のむずむず感。虫が這うような感覚が走ると同時に足が勝手に動き出し、ほとんど眠れない日々が続いているのだとか。

でね、脈を診て驚きましたねぇ。

何に驚いたってね、す~んごい肝が虚してるの。で、よ~く診てみるとそこの方で干からびたようにへばりついた脈をしている。非常に虚熱が強い脈象をしておりました。しかしながら、症状は陽虚のもの。こういう場合は病がこじれている事が多く、簡単に言えば『極めて重篤』の類でございます。
腰椎の病変か、はたまたむずむず足症候群か・・・という思いが頭をよぎりましたが、こういう現代医学的な診断は鍼灸治療の参考にはなりません。鍼灸は東洋医学なのでね、東洋医学的な病理状態の把握ってのが非常に重要なのであります。
とにかく脈に応じた鍼をしてみたのですが、脈は一向に変化する気配がなし。脈が変わりそうな気が全くしないってのはね、僕にとって初めての感覚でございました。

これ、結構ショックですよ(^^;)

これは只事ではないと感じましてね。本日近隣の大学病院へ紹介状を書きまして、すぐに専門医にご高診をお願い致しました。その結果やはりかなり状態は悪いようで、すぐにでも入院というお話があったようです。ですが、残念ながらベッドが空いていないそうで、数日後に入院して詳しく再検査を受ける事となりました。

というわけで今晩は母親とふたりで過ごす事になったわけですが(昨日の晩は子ども達も一緒だったのでふたりじゃなかったのよ)、よ~く考えてみますとね、母とふたりで過ごしたっていう記憶はほとんどないんですよ。これも何かのお導きでしょうかね。母の体調が許す限り、たくさんいろんなお話をしたいなぁって思っております。
というわけでね、数日後からはしばらく入院となる予定ですが、それまでは悪化しないように毎日鍼でも続けてみようかと思っておりますよ。僕にできる事はそれしかありませんから。



今日一日、母の検査に同行してくれた妻に感謝です。
ありがとう、紘子さん。
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こうやってるのか

2007年05月27日 14時58分09秒 | 工藤家の日常
NHKが生中継してます。テレビの裏側って大変そうだなぁって思いました(@_@;)
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大混乱

2007年05月27日 12時44分45秒 | 工藤家の日常
用事があって羽田空港におります。全日空のシステムトラブルがあったらしく、羽田空港は大混乱しておりますよ。発着便の全てが軒並み遅れており、発着の目処が全くたたない様子であります。
何だかわかりませんが、とにかく大変な状況でございます。
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真っ黒だ

2007年05月26日 23時34分10秒 | 工藤家の日常
本日は鍼灸師会の役員会がございまして、夕方から宇都宮へ行っておりました。それがあったので、いつもは午後8時00分まで余裕を持ってご予約を頂いているところ、半ば無理矢理夕方までのご来院にご協力頂きました。
皆様、ありがとうございました。

さてさて、本日我が家の子ども達は歯医者さんへ行った模様であります。妻から送られてきた写真を見る限り、どうやら次男は虫歯の進行止めを塗ったらしく、前歯が「おはぐろ」状態。ああ、そういえば娘も小さい頃は前歯真っ黒だったなぁ・・・。
長男はきれいな歯をしてるのよ。やっぱり一人目の子だったからさ、必死に歯磨きしたんだよなぁ。二人目以降はさぼってんの丸わかりだなぁこれ( -_-)

そうそう、娘のおたふくは今朝から腫れが増してきたらしいです。ああ、やっぱりか・・・。もしかしたら陽明経のしゃ法を続けていた方がよかったのかも知れません。
明日も会えないし、次の治療はあさってかな?ごめんよ、我が娘。

あ、明日はお勉強で東京にいます。お仕事はお休みさせてくださいね。
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娘の治療3日目

2007年05月25日 21時41分12秒 | 鍼灸・東洋医学
本日は夕方までお休みを頂きまして、娘とたくさん遊びました。皆様、ご協力頂き誠にありがとうございます。
さて、本日も娘の治療日記。

  

腫れは3日間変化なし。もちろん発熱も未だない状態で推移しております。ここまでは順調に進んでおりますが、本日は脈に変化がございました。
昨日までは陽明経の熱があったのですが、本日は胆経の熱がやや強く感じられます。…張り切って遊び過ぎたせいでしょうか(・_・;)
こりゃ腫れがひどくなるかも知れない…というわけで、少陽経の瀉法を加えた治療に若干の変更を致しました。
とりあえずこれで様子を見る事にしましたが、明日の夜は鍼灸師会の役員会があるから忙しいし、治療できない可能性が高いんだよなぁ…。ちょっぴり心配。

あ、そんなわけで明日の受付は午後5時までとなっておりますが、すでにご予約をたくさん頂いている状態なので、もし明日の治療をご希望の方は午前中にご来院くださいませm(_ _)m
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スリッパよもや話

2007年05月24日 22時35分36秒 | 工藤鍼灸院の出来事
さてさて、娘のおたふく治療2回目。今朝の腫脹の様子は昨日とさほど変わらず。腫れはひどくもなっていないし引いてもいない状態。鍼が効いているのか発熱はなく、耳下腺の圧痛はありますが悪化はしていません。

 

よしよし、順調だね。
というわけで、本日も脾虚証で陽明経の熱として治療をしました。明日はどうなっているやら・・・乞うご期待(^^)



娘の話は終わりね。
閑話休題。



お子さん用のスリッパが壊れたので、新しいスリッパを買って参りました。

 

不思議なもんでね、女の子用のスリッパは全然きれいなんですけど、男の子用はボロボロ(^^;)
男の子が多いってわけでもなく、治療に来てくれるお子さんの男女比はほぼ50:50です。なのにこの差は何!?
さすがは男の子、活発でよろしい(^^)
これね、男女で色分けするから男の子用ばっかり乱暴に扱われてぶっ壊れるんですよ、きっと。ですから僕は考えましたね。中性的な色を用意しておけば、性別に関係なく2つののスリッパを使ってもらえるはず。
ですからね、今回は黄緑色のスリッパをご用意致しましたよ。男女関係なくご利用くださいね(^^)

・・・ちなみにですねぇ、男の子は青、女の子は赤を選ぶのは日本人の患者さんだけなんですよ。外国人のお子さんは男の子でも赤を選ぶし、女の子でも青を履いていたりします。これ、やはり根底に流れる文化や風習の違いでしょうか?
大人でもそうですけど、無意識のうちに男性は無難に暗色を選ぶ傾向にありますよね。派手なピンクのシャツを着るには勇気がいるものですが、外国人の方ってそういう先入観というか、『男は青色』みたいな教育を受けていないせいなのか色選びに関しては自由度が高いように思います。性別による色分け教育ってのは様々な意味で、幼少期から内面の壁を作ってしまう原因になるのではなかろうかと、そんな事を考えてしまいました。
そういう文化や風習が日本人独特の集団意識や横並び主義の形成に影響しているのかも知れませんね。
日本人ってこういう所で損している気もしますが、それは日本人の良い所でもあるわけですし・・・。

何だろう、何が言いたいのかよくわからなくなったので終わり(^^;)

あ、明日はですねぇ、予定通り午後5時からの受付けとさせて頂きます。娘が楽しみにしていた遠足はお休みさせますが、その分丸一日一緒に遊んであげようかしらと思っております。
どうか皆様、ご協力くださいませm(_ _)m
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『おたふく風邪』に鍼灸は有効か?

2007年05月23日 22時44分28秒 | 工藤家の日常
娘さんのご主人がプロスポーツ選手、という患者さんがおりましてね。やはりシーズン中、ご主人さんは家にいられる時間が限られてしまうようで、「母子家庭と一緒みたいですよ~」というお話を伺いながら治療をしておりました。

こんばんは。我が家は年中母子家庭、シーズンオフは死後の世界にある院長でございます。

ここ2ヶ月なんて家に帰っても誰もいないですからね(理由は散々書いてあるので知りたい方はここ数ヶ月の日記を読んでください。決して離婚したのではありません・笑)。冗談抜きで、父ちゃんは心底寂しゅうございますよ。

そんな寂しい毎日ですが、25日(金)は娘と一緒に保育園の遠足へ出かける予定でした。
あと○日、あと○日・・・と指折り数えて楽しみにしていたんですけどね、タイミング悪く娘はおたふく風邪になってしまいました。
25日は夕方まで仕事を休んで娘とふたりで遠足へ行くつもりだったのに_| ̄|○
仕事、どうしようかなぁ。

 

でね、ちょっとでも楽になればと思いまして、娘のおたふくの治療をしてみましたよ。
脈を診ると、脾虚で陽明経に熱がこもった状態。娘は鍼が大好きなので、今日は普通に鍼をして様子を見る事にしました。今朝の段階ではまだ発熱もなく、右の耳下腺がぼっこり腫れている程度なので、これがどう変化するでしょうか・・・。流行性耳下腺炎に鍼はどの程度の効果を期待できるのか。これから数日に渡って治療を続けながらご報告致しますね。

初日はですねぇ・・・治療が終わったら元気になっちゃって、お昼休みに軽くサッカーしました(・_・;) 大丈夫なんでしょうか?
誰かにうつさないように、明日からは家でおとなしくさせます。はい。

 

とにかく少しでも楽に過ごせればいいのですが・・・。
娘は遠足行きたいようですが(^^;)、とりあえずしばらくは保育園お休みしてなさい。

25日(金)の診療予定は明日お知らせ致しますね。
とりあえず夕方からはいつも通り診療の予定です。
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