工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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捻挫にはお灸!

2006年06月05日 19時56分05秒 | 気になるニュース
豪州戦は加地欠場も…右足首深刻 (日刊スポーツ) - goo ニュース

先日のドイツ戦、加地選手の負傷退場のシーンには非常に落胆しました。地味ながら日本の右サイドとして勝利に貢献し続けてきた選手ですから、一日も早い回復を願ってやみません。
ここに来て代わりに入った駒野選手の評価が急上昇しているのが唯一の救いですが、このまま加地選手が回復しない場合は右サイドのサブがいないという状況で本戦を迎えるわけです。けがの状況を考えると、ジーコ監督が加地選手を代表メンバーに残したのはかなりの大博打です。

さて、東洋医学では捻挫や打撲は急性の瘀血(オケツ)と考えます。外傷性の瘀血というのはわかりやすくいえば「内出血のようなもの」だと考えてください。一般的には外から冷やして治そうとしますが、早期回復を考えるとこれはNGです。鍼灸治療を行う場合は知熱灸というお灸で患部を温め、内側の熱を外に引き出します。結果的に内側の熱が取れて患部が冷える、というわけです。
『急性期には冷やす』という処置は間違いではありません。ただ、いつまでも外から冷やし続けていると熱が内攻してしまい、かえって治りが悪くなると考えます。この辺が西洋医学とは180度違います。同じ症状への処置なのに、実におもしろいものです(^^)
さて、お灸で温めた後は瀉法の鍼で引き出した熱を発散させます。以上のような処置をすると患部の熱(炎症)が早く治まり、早期回復が見込めるようになります。

残念ながら加地選手の状態が思わしくなければ、先日帰国した田中誠選手のように早期にメンバーの入れ替えを考えてもいいのではないかと思います。その場合、僕のイチオシは浦和レッズの山田選手!いつかのキャバクラ事件でジーコの信用を完全に失った感がありますが・・・(^^;)
コメント (10)
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