工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

ウソ?ホント?

2008年07月31日 21時20分46秒 | 鍼灸・東洋医学
ここ最近、ネット上で大いに議論されている現象をご存知でしょうか。
私はこの現象についての知識、全くありませんでした。

「湯は水より早く凍る」現象議論沸く 大槻教授は批判(朝日新聞) - goo ニュース

そのNHKの番組を観ていないので何とも言えませんけれど、水よりもお湯が早く凍る現象を『ムペンバ効果』と言うらしく、これが科学か、反科学かという論争が起こっているそうでございます。
大槻教授のように否定的な立場をとる専門家がいる一方で、北大の前野教授のように肯定的に捕らえている専門家もいらっしゃる。科学者の間でも意見が分かれているところを見る限り、やはり追試をして調べた方がすっきりするんじゃないかなぁって思うのですが、このメカニズムの科学的な検証は非常に難しいのだとか。一見簡単に立証できるような気もするんですけどねぇ・・・。

科学的な検証が進みつつある鍼灸の世界においても、根本的に未検証となっている部分が存在致します。経絡や経穴(ツボ)の存在もそのひとつでございます。
経絡と呼ばれる部位は神経の走行に沿った部分が多く、いわゆる経穴(ツボ)の部位には神経や血管が集中しているという事は解明されておりますが、わかっているのはそこまで。解剖学的な器官として経絡や経穴があるという立証はなされておりません。
もっとも経絡や経穴、気というのは「機能や概念としての存在」だという考えが一般的であり、物質的な存在ではないというのは我々専門家にとっても当然の話でございます。現状でも臨床上の不都合はございませんし、これから先も解剖学的に経絡や経穴が立証されることはないでしょう。器官としての存在ではないのだから。

ところが今から47年前の1961年(昭和36年)、経絡や経穴を解剖学的に発見したという驚くべき学会発表がございました。

発表者は北朝鮮の医学者・キムボンハン(金鳳漢)氏。『経絡の実態に関する研究』という論文で、キム氏は経絡や経穴にあたる器官が存在すると論じ、染色した経絡や経穴を示して経絡を「ボンハン管」、経穴を「ボンハン小体」と名づけるという発表を行いました。
世紀の大発見とされたこのボンハン学説は、瞬く間に世界中の医学者の間で話題となりました。北朝鮮政府はキム氏の業績をたたえた『経絡の世界』という映画を作製し、記念切手を発行。昭和42年の第9回鍼灸経絡治療夏期大学でもこの映画が上映され、大きな議論を巻き起こしたという記録が残っております。

しか~し。

このボンハン学説を再現できた学者は誰ひとりとしていなかったのです。
再現性のないこの論文発表は捏造説が囁かれ、真剣に取り合われることもなくなり、結局医学的にはほぼ無価値とされてしまったのでございます。

それから44年の歳月が流れた2005年2月。東京電機大学で開催された「第19回生命情報科学シンポジウム」において、このボンハン学説をもう一度見直してみようじゃないかという動きがあったそうでございます。このシンポジウムでは1960年代に日本と韓国で検証されたデータや新しい検証データをもとにした議論が行われたらしいです。

冷静に考えてみれば、この再検証ってすごく馬鹿馬鹿しい事なんですよ。しかし馬鹿馬鹿しいと思いつつも、本当にニセモノなのかをしっかり検証する。これは研究職に就く方々の義務だと思いますし、こういう研究はもっと活発にやってもいいんじゃないかなぁって思います。

というわけで、馬鹿馬鹿しいとはわかっていても、あえてムペンバ効果のしっかりとした検証をやってみて欲しいなぁって。そんな風に思います。
・・・こういうのってどうしてもキワモノ的な扱いになっちゃうんだろうけどね、真剣にやればやるほど(^^;)
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お腹痛いの

2008年07月30日 20時28分34秒 | 工藤鍼灸院の出来事
今日は娘のサッカーの日。いつも通りミニゲームを3本やったそうなんですけどね、今日は大爆発の日だったみたいで、1本目2得点、2本目4得点、3本目1得点の計7得点だったそうでございます。
よっぽど嬉しかったみたいで、午後4時過ぎに電話かかって来ましたよ(^^;)

「ちちっ!聞いて!7点入れた!コトすごいでしょ(゜∀゜)!」

「おおっ、すごいねぇ」とは言ったものの私は仕事中。気をつけて帰っておいでと言って電話を切ろうとしたものの、やっこさんは興奮冷めやらぬ状況でずーっとしゃべってるわけだ(・_・;)
患者さん待ってるし、娘はしゃべってるし、受話器片手にあたしゃどーしたらいいんだか困っちゃいました(^^;)
ちなみに、最近の娘のお気に入りは石舘選手と横山選手だそうでございます。やっぱりストライカータイプが好きなのね。

はい、こんばんは。
栃木の選手はみんな大好きな院長でございます。

ようやく手が空いた午後7時30分過ぎ、我が家から内線電話がかかって参りました。噂のストライカー、我が娘がトイレで号泣しているというのです。何事かと思ってすぐに隣の我が家へ行ってみましたらね、聞いた通り娘がトイレに座ったままひとり声を上げて号泣しているではありませんか。

何っ!?どうしたの!?コトちゃんどうしたの!?

しゃがんで娘の顔を覗き込みましたらね、さっきからお腹が痛いらしく、トイレに行っても痛みが治まらなくて泣いてしまったのだとか。
娘は嗚咽とともにギャーギャー泣いておりました。

トイレに座る娘の脈を診たところ、沈、弦で虚脈で脾虚。腹痛のせいかお腹がカチカチになっていて、どうやら下痢している様子。痛くてどうしようもないという感じだったので、あたしゃ慌てて鍼を持って参りましたよ。

とにかく症状と脈から、脾虚胃虚熱証で小腸に熱が停滞して胃は冷えている状態だと考えました。
痛がる娘を何とか横にさせて手足に鍼をし、お腹に軽く散鍼。痛みが軽くなったところでうつぶせにさせて、腰からお尻にかけて丁寧に鍼で補いました。
するとようやく泣き止み、「痛くない、もう大丈夫みたい(;∀; )」って。
ああ、よかった(^^ )
暑い中運動したし、冷たい飲み物でも一気にたくさん飲んだんだろうなぁ。今日はもう冷たいもの飲み食いしちゃダメだよ。

・・・と、そんなわけで先ほどまであたふたしておりましたが(^^;)、気が付けば水曜日ですよ。もう次の試合が迫って参りました。JFL後期第6節、我らが栃木SCは8月3日(日)にアウェーでMIOびわこ草津と戦います。
前期に行われたホーム戦は4-3というなんとも微妙なスコアでの勝利でありました。MIOの守備の弱さは前期から今でもずーっと相変わらずですけれど、ここのところ我らが栃木のDFにも陰りが見えて来たところであります。
前節は失点シーン以外はほぼ危なげなく守備に対応できていましたが、守備意識が高すぎて肝心の攻撃が機能しなくなってしまいました。右サイドを中心に相手の懐深くまで突破する形は見せてくれたのですが、ゴール前に人がいないという状態が幾度となく見られました。味方の上がりを待っているうちに中を固められてしまう場面が非常に多かったです。
次節では攻守の切り替えを早くして、しっかり勝ち点3を持って帰って来てくださいね!
それにしても、仕事もあるしさすがに滋賀までは行けないなぁ。残念ですけど次節は留守番してます。



・・・あれ?



今度は娘が泣きながら鍼灸院に来たぞ。
どうした!?またお腹痛くなったか!?

「ママちゃんとケンカした(;A; )グスン」

・・・あ、そうか(^^;)
お腹は痛くないのね?そう、だったらいいや(^^;)
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子どもの治療は面白い

2008年07月29日 19時42分37秒 | 工藤鍼灸院の出来事
それぃっ!
クルクルバビンチョパペッピポ!
ヒヤヒヤドキッチョの、モ~~~グタン♪

はいどうも。急に「まんがはじめて物語」が恋しくなった院長でございます。




おねえさん役だった岡まゆみさんのイメージは今でも当時のままですよ(^^*)
30代には大変お懐かしいこの番組。もののはじまりや原点を楽しみながら学べるという、非常にためになる画期的な番組でした。アニメと実写が入れ替わるという斬新な演出もあり、当時の私は毎週放送を楽しみにしておりましたよ。
8月17日から毎週日曜日、CSのTBSチャンネルで224話から放送が再開されるそうでございます。夏休み後半、ぜひお子さんとご一緒にご覧くださいませ。

はい、ただぁ~いまっと♪
それでは本題(^^;)

何かあるといつもすぐ来てくれる6歳の男の子、Jくん。本日は1週間ほど前から便秘が続いているとの事で、おばあちゃんと弟くんと一緒にご来院頂きました。
脈を診ると弦でやや数、肝虚証でございます。便は何日も出ていませんがそんなに辛さはないようで、本人はそんなに気にならない様子でした。
肝虚により発生した虚熱が腸の熱になって便の水分が乾くのが原因だと考え、肝虚陰虚証として本治法を行いました。
お腹に軽く鍼をして足に刺鍼をしておりましたらね、Jくんが私に話しかけて参りました。

「あのさぁ、前から思ってたんだけどね。先生はさぁ、病気になったら自分で鍼して治すの?」

うん。カゼひいた時とか、自分で鍼して治しちゃう事が多いかなぁ。
自分で出来ない時はおばちゃん(副院長・笑)にやってもらうけどね。

「ふぅ~ん。どこに鍼するの?」

今のJくんと同じ。脈を診て決めるんだよ。
でも自分でやる時は手と足くらいしかやらないかなぁ・・・。

なーんてお話しながら治療しておりました。

小さなお子さんは治療しながらいろんな事を聞いてくれます。
「血は出ないの?」とか「何でそこに鍼するの?」とか、とにかく疑問に思えば何でも聞いてくれますから、その都度私もわかりやすいように言葉を選びながらお答えしておりますよ。

時々すご~く難しい事を聞かれる事もございます。
今日は「この前はここ(足の太陰経)に鍼したのに、何で今日はやらないの?」と聞かれましてね。この間(アレルギー性鼻炎でのご来院でした)は脾虚でしたから補う経絡が違うんですよ。
脈が違うからだよ、と。難しくならないようになるべく簡単に説明したのですが、「それじゃわかんない!どう違うの?」と・・・。
これにはちょっと困っちゃいました(^^;)

Jくんの治療は15分ほどで終了。一緒に来ていた弟くんはもう少し待合室でDVDを観ていたかったみたいでしたけれど、Jくんはさっさと靴を履いて「先生またね~」とおばあちゃんと手をつないで帰って行きました。慣れたものでございます(^^ )

少し治療が必要な状態だと思いますけれど、普段からしっかり水分を摂って体(手足)を動かそうね。
また待ってるよ(^^)ノシ
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お久しぶりです

2008年07月28日 21時27分29秒 | 工藤鍼灸院の出来事
はいこんばんは。昨日の疲れが残る院長でございます。
とりあえず、昨日のゴールシーンを公式サイトから。




昨日の影響でさすがに今朝は起きられず、ラジオ体操行けませんでした(^^;)
昨晩寝るまでは「何とか起きて行こう」って思ってたんですけどねぇ・・・。
明日は絶対行きます、はい。

さてさて。

5年前に逆子治療でご来院頂いていた患者さん。現在第2子を妊娠中でまた逆子になったとの事で、本日お昼過ぎに久々にご来院頂きました。
5年も経つのに全然変わらないですねぇってお話してたんですけど、前回の時は「きれいなお姉さん」っていう感じだったのが、今回はふんわりとした「おかあさん」っていう雰囲気でした。ぱっと見は全然変わっていないのに、不思議なものですなぁ。あの時のお子さんがもうすぐ5歳ですからね、そりゃ当たり前なんですけど(^^;)

おそらく変わっていないのは印象だけなんだろうなぁって思うんです。実際にはきちんと「おかあさんの顔」になっているはずなんですよね。だからこそ我々も「おかあさん」的な雰囲気を感じ取れたんですよ(^^*)
中身が変われば外見も変わるはずですし、またその逆も然りなのでございます。

例えばですよ、怒りっぽい方は体の側面を流れる胆経が引きつって耳の内側が飛び出て参りますし、目も外側に引っ張られて切れ長になります。これはいわゆる肝虚証体質の望診というものですが、逆に肝虚証になると胆経が引きつる病になる事がございます。
体質的なものは外見に表れ、外見は体質をも変えるという考え方ですが、これは古典的な治療をする上では非常に重要な情報源となるのであります。
我々は脈を診て、その情報を主として治療をするわけですが、望診・聞診・問診・切診(脈診はこれに当たります)という四診を総合的に判断する事が誤診や誤治を避ける事にもつながります。

そんなわけで、人って環境次第で大きく変わるもんだなぁと思った次第なんですけれどもね。
そういうところから解釈が膨らみまして、脈診ばかりに頼らず総合的に判断する事を忘れないようにしようと、そんな事を思った本日昼下がりのひと時でございました。

・・・暑いからといってダラッとした顔してちゃダメだって事だね。
シャキッとしなくちゃ(^^)/
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お疲れさま

2008年07月28日 00時09分44秒 | 工藤家の日常
18時間に渡る長旅から先ほど帰宅致しました。
坊主も娘もありがとね。
勝ってりゃこんなに疲れなかっただろうけど(^_^;)
とにかくお疲れさま。
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すごい顔

2008年07月27日 22時13分54秒 | 工藤家の日常
電車内。凄まじい勢いで私の膝にヨダレを垂れ流す我が娘。
本当にお疲れ様でした。
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夜食!

2008年07月27日 21時19分31秒 | 工藤家の日常
上野でうどん&そばタイム(^O^)
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ジェフリザーブス戦を振り返る

2008年07月27日 20時20分52秒 | サッカー馬鹿
前半に先制するも、後半35分頃に追い付かれるという展開のゲームとなりました。

我らが栃木は序盤はかなり守備的な戦いをしており、前節、前々節の反省が色濃くでておりました。
先制後も終始守備的に動き、終盤までに相手に与えた決定的な場面は一度だけ。時折雨がぱらつく蒸し暑いコンディションの中、1点とって守りきるという省エネサッカーを展開しておりました。
これぞ王者の戦い方・・・と余裕の雰囲気が漂う後半35分頃、あっという間に速攻から失点。あの一瞬だけピッチもスタンドも気が抜けたような、そんな呆気にとられる失点でした。

しかし残りはまだ10分もございます。今シーズンの栃木なら十分勝ち越せるはずだと信じておりましたが、試合序盤からの蒸し暑さがここで効いて参りまして、最後の最後で選手全員の足がぱったりと止まってしまいました。

栃木は試合をうまくコントロールしながらもワンプレーに泣きました。限りなく負けに等しいドローだと言えるでしょう。
一方のジェフリザーブスは今シーズン下位に甘んじているだけあり、首位栃木から奪った貴重な勝ち点1に勝ったような騒ぎよう。これがまた腹立たしい気分にさせてくれます。
観客の割合いは明らかに栃木サポの方が多かったです。ほぼホームジャック状態だっただけに、尚更悔しさ倍増でありました。

・・・いやでもね、この暑さの中必死にピッチを走り回った選手達を責める気にはなれません。このコンディションは綺麗なサッカーができるような状態ではありませんし、選手達はよくやってくれたと思います。
高安選手のケガの具合も心配ですし、今日は本当にツキのない試合だったと感じております。
これから電車に3時間揺られて帰りますよ。

あ、あともうひとつ。

毎度の事ながらU字工事の芸能人オーラの薄さには驚かされます(笑)。
いや、これはいい意味でね(^_^;)
今日はサポバスの仕事みたいですけど、スタジアムではごく普通のサポーターなんだもんなぁ。
ありがてぇなぁ(´Д`)
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ドロー・・・

2008年07月27日 18時53分02秒 | サッカー馬鹿
1-1。
非常に悔しい。
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前半終了

2008年07月27日 17時51分24秒 | サッカー馬鹿
アウェーでのジェフリザーブス戦。
前半34分、佐藤選手のミドルで栃木先制!

その直後、高安選手がケガで交代。危ない転び方だったので心配・・・。
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