チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

きもの解体新書

2014年04月12日 11時08分49秒 | 日記
チャコちゃん先生が今一番書きたい本「きもの解体新書」
「題名が固いよ」
「解体新書なんてふるいわ」
なんていう言葉も多いだけど解体新書だ

自分の身体を知らないで
どうしてきものが美しく着られる

自分の筋肉の付き方を知らないで
どうして着物姿が美しくなる

自分の骨の動きを知らないで
どうして着物姿の立ち居振る舞いが美しくなる

これは
チャコちゃん先生独自の研究の仕方だと思う
だれにでも押しつけるわけではないが
デモ絶対自分の身体を知っていることは美しい着物姿という結果が出る
優雅な立ち居振る舞いという結果が出る

自分の身体を知らないで補整をしてはいけない
世の中は
コカコーラの瓶を普通のボトルの形にしたら
美しい着物姿の誕生と思っている方々が多いが
ちがうね

そのための平面裁断だし
8枚のパーツの意味もある

こう言う根本ナコトから外れてしまっても
きものは喜ばない

チャコちゃん先生がきものの物知り?みたいになったのは
自分自身の身体をいつもいつも見つめていて
色んな発見をした

自慢ではないが外股歩きの権化だったのだチャコちゃん先生
今でもうっかりすると足が外側を向く
それは骨盤のゆがみが原因
其れを示してくれたのは「湯文字」だった

こんな話をきもの塾でするつもり
そしてまとめて「きもの解体新書」としたいな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花守り

2014年04月11日 17時01分45秒 | 日記
千葉印旛の「吉高櫻」を観賞してきた
此の櫻は樹齢300年を超すと云われる山桜
「見に来て下さい」
と何年も前からのおさそい
「コスモスの表紙の写真も撮りたいので行きましょうよ」
とヨシダの提案で重い腰を上げたチャコちゃん先生

お誘いくださる方は毎週野菜を運んでくる方で
この方は「EM農法」をしているので安心して野菜を購入している
その傍ら3月も中旬を過ぎると
「また6月まで休みます」
なぜならその山桜のそばで茶店を開いて訪れる人をもてなしているんだという
「タケノコ飯がおいしいですよ」

ではではと5人で行くことにしたら
「花SAkU]の編集部もその企画にのって
カメラマンが来年の春号用にその桜を撮影するという

訪れて驚いた
千葉のおじさんはその地の名家で
300年の櫻を「EM]でずっと手当をしているのだという
今年の大雪でも他の桜の木は枝が折れたりしたが
吉高櫻は櫻の花を咲かせただけで堂々としていたという

花守りのおかげなのだなというと
その千葉のおじさんの笑顔がほころぶ
昨日が満開で今日は葉が少し大きくなっていたがそれでも美しい

山桜は山の中でひっそりと咲いていることが多いが
このように平地で多くの人に眺めてもらう喜びは
きっと花守りのおじさんの心が花開いているからであろうか

静かにみているとどんどん美しくなる櫻だった
ここ二日間はまだ美しい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千客万来

2014年04月10日 16時57分53秒 | 日記
さすが平野貞夫さんは肚から声の出る方
大分の日田から大島盾臣さん
それに日本一の西洋占星術の周藤さん
更に可愛い石川さん

そしていまはまた着付けの生徒さん二人

さらにこれからコートの仮縫いで三人

その間チャコちゃん先生はコンランショップに出かけおさぼり
コンランショップはパークタワーの3階にあるので
色んな者を見ながら遊ぶにはもってこいの場所
だってたのしいもの

平野さんのお話はもう肚から笑う内容ばかりで
健康に良い

まこもの話し
ナノ銀の話し
そしてさらりと政治の話し
食べ物の話し
女の話

経験豊富なので次から次へと話題は尽きない
どんな質問にも軽妙に応えて下さる

「平野さん昭和30年代ラテンクオたーにいらしたの?」
「例の原発会議の場所ね、ボクは全く関係ないね」
「その頃はどちらかと云えば左翼だからね」
と茶々も入る

基本的に
「宇宙的に物事を考える」
と言うことなので女性軍には猛烈に理解されやすいし人気がある

こういうかたこそ長く政治の世界にいらしてほしかったと思う
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お腹引っ込めて!

2014年04月09日 09時47分52秒 | 日記
3ヶ月振りに再スタートしたバレエレッスン
「ナカタニさんお腹引っ込めて」
「へっ」
「ホラ横の鏡を見て」
「あら」
「はははーほほほ」
全員の笑いをとっているチャコちゃん先生

かかとを上げてバランスをとったときお腹が出ていた!
なんと
慌てて引っ込める

3ヶ月湯文字でお腹を持ち上げていたので
湯文字依存の結果のようだ
湯文字をなさる方油断召しますな自らお腹を引っ込めないといけない

お腹を引っ込めると自然にあごも上がるので姿勢が良くなる
当然背筋も伸びる
「やれやれ」

バレエは関節を伸ばすことが大事なので
ドウモ膝も伸びきっていない
あっちをのばしこっちをつぼめてと
立ち姿の基本が修正されていく

「久し振りなので疲れたでしょう?」
お仲間は優しい
込み入った動作はてんでついて行けないので見学

湯文字は有り難いものであるが
やはり依存はいけない

そういえば幼い頃食事が終わりみんなで寛いでいるとき
チャコちゃん先生は姉たちから所望されて
お腹を膨らましたりヽ(。_゜)ノ ヘッ?込ませたり
まるでラッパのようだとみんなに囃し立てられいい気になってやっていたが

その頃の癖が残っていて
お腹をツイツイ膨らませて歩く癖がある
湯文字のお陰で目立たなかったけど
ああーー幼い頃の癖はなかなか直らない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七曜の色

2014年04月08日 09時33分36秒 | 日記
ここ数ヶ月七曜の色に凝っている
なにか?って
日曜日から始まる七の日の色

日曜日は太陽の色オレンジとか黄色とか
そう言う華やかな色のものがない場合は小物に使う

月曜日は月の色白や生成り
昨日は冨田さんが吉野桜の樹皮で染めたピンクがかった白のきものを着ていた

火曜日は火のいろ赤や小豆色
赤の行儀小紋を派手になったからと思いながら着ている
帯の地色は小豆色
ご丁寧にハンドバックも赤ーーやり過ぎだね

水曜日は空色や水色や紺
この色のきものは結構あるので愉しめる
彗星のパワーがみなぎる日だと云われ
この色を着ると会話が弾む

木曜日は樹のパワー
緑を中心に緑のきものというのも着ると調和が取れる気がする

金曜日はゴールド
塩漬けのチョット光る黄色はゴールドの艶を持つ

土曜日は土色焦げ茶
茶色は余り似合わないので黒を着る事が多い

こうやって色を毎日愉しんでいると
色の神様が何か良いアイデイアを下さるようだ
「この色は似合わない」
とおもっていても茶色も最近は着こなせるようになったので不思議

茶色のきものは柿渋やザクロなどで染めたものが
顔写りを良くしてくれる
色は自分から近づくと確実に寄り添ってくれる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若芽の出番

2014年04月07日 10時03分41秒 | 日記
櫻に気をとられていたら
あれよあれよと若芽の勢い
このパワーをなんとか身に浴びたいもの
紫外線など気にせず
朝日をあびながら緑の中を闊歩する

其の昔
友人と二人で朝6時に明治神宮の本殿の前で待ち合わせをし
1時間をみっちり歩き
売店の中の薄い珈琲を飲んで一日を始めた年がある

二人とも
「どういう人生にしたいのか」が解らず
ひたすら黙々と歩き
「自分は本当のところなにをしたいのか」
「一体自分は何なのか」
等の解決をひたすら自分自身に求めて歩いていた

一年を迎えた頃の日曜日
その日は日暮れまで明治神宮の中で
自分への回答を二人して話し合った

其れから彼女も私も自分の軸をしっかりともって歩いているーーと思う
もちろん微妙に揺れることはあるが

桜の季節になんとなく誘い合って歩き始めたが
明治神宮は櫻の木はあまりなく新緑の美しい所だった
特に真冬の朝日は神神しかった
四季折々のs

この一年間の歩きのおまけは
体重の変化がなくなったこと高校時代の体重に収まったことが嬉しい
四季折々の自然の変化の激しさは
人間の一生と重なって見えた

自然の教えは気づきを深いところで教えてくれるように思う
明日も明後日も新緑の中にいよう



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百花繚乱

2014年04月06日 10時59分52秒 | 日記
春は黄色から始まる
そして紫、白、赤それにしても
色ってこんなに沢山あるのかしら
櫻の花は上を見あげなから観賞
チューリップなどの野に咲く花は
上からの目線に拡がる

ハチも蝶々も嬉しそうに其の花の上を飛び回っている
特に幼児は花の色に狂喜乱舞している
あんなに素直に花を愛でる事が出来たら
花も嬉しかろう

上に咲く櫻をい見るより
手に取れる野の花の方が幼児は嬉しい
幼児ならずとも大人の目もこの色とりどりに輝く草花に
こころ弾ませている

昔の人は
こう言う草花の色を身につけようと願い
植物から色をとることを学んだのだと思う
花と違う色が出てきてガッカリする人も多かっただろう
デモ摺染めは直ぐ色が消えるので
媒染を考えついた人はえらい

鉄は赤みを帯び銅は黄色みを帯びるなんて経験の中から知っていったのであろう
そのために花に近い色を出すことができるようになり
私たちは色んな美しい色を身につける事が出来るようになった

私たちはこうやって自然から色んな恩恵を受けている

それにしても
こんなに沢山の色を見せてくれるこの自然
人間が作り出すことはできない
せめて其のエキスのきものを身につけて過ごそう




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花嫁の介添えサン

2014年04月05日 18時31分31秒 | 日記

明治記念館で行われた結婚披露宴に出席してきた
何もせず食べてばかりの数時間
こんなに幸せな時間を頂き嬉しい
挨拶のお役もなく
ひたすら食べて飲む時間
隣の方達と世間話をしてお美しい花嫁を堪能

白無垢色打ち掛けそしてウエデイングドレス
結婚披露宴は花嫁のためにあるといつも思う

其の花嫁をかいがいしく世話をする介添人
今少し前は仲人婦人がかいがいしくお世話をしていたが
今はそう言う姿は見ることがナイ
プロの介添人が粛々とそしててきぱきとお世話をする

今日は其の介添人のあまりの見事さに
ツイツイ見とれてしまった
心からの笑みを絶やさず
差し出す手先の優しさ
なれない花嫁の装束をさりげなく助けて其れが全く目立たない

後ろに脇にいつもここぞと云うときにきちんと姿を現す
みごとだ
しかも物腰が柔らかく控えめなのに要所をしっかりおさえて居る
人の目に付く裏方は大変なお役だと思う
其れを水のように仕上げていく

帰りに思わず近づいて
「すばらしい介添えでしたねご苦労様でした」
とつい言葉をかけてしまった

「いえいえ」と顔を赤らめて静かに微笑んでくれた
日本人の美しさを見せてもらった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薄暮の櫻

2014年04月04日 09時38分37秒 | 日記
櫻は澄みを切った青空をを通してみるのが一番美しい
何か心が澄み渡るような気がする
若い頃は友人達と夜桜見物を愉しんだ
今ほど人もいなくて
いくとこいくとこで酒と食事をよばれ
知らない同士一気に仲良くなる

一食一献の恩義を受けて
私たちは精一杯機嫌良くおしゃべりに花を咲かせる
若い女の特権だね
何をしても許してもらえるんだもの

目的は一つ花を愛でる
それだけで気持ちが通じるというのはなんとすてきな日本人

いまは「薄暮の櫻」に心を動かされている
華やかに咲いた昼の櫻から夜桜に移るわずかな時間
櫻の花がホットしている感じがする
そのときの櫻が哀しくて優しい

そう言う風情をきものにしたいと
京都の染色作家と桜並木を散歩した
彼女は大病の後なのでことのほか櫻を眺める思いが深い
健康な足を持つチャコちゃん先生は
ついすたすたと歩く

遅れて作家は一つ一つの花を慈しみながら歩く
そのつど道に落ちた花びらにも静かに目線を走らせている

健康だと見落とすことも多いのだと
其の姿を見ていて思う
病というのは天からの贈り物
病に縁がなく病を知る事もまた天からの教えなのだと有り難かった

薄暮の櫻がどんなきものになるのか楽しみだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おとことおんな

2014年04月03日 09時33分02秒 | 日記
ここのところ立て続けに御主人との別れ話を聞く
別れと行っても死別のこと
逝くだろうと解って半年から一年
二人きりの濃密な時間が始まる

どんなに背中を向け合っていた二人も
仲良しこよしの二人も
一応にきちんと二人が向き合う

こう言う別れは病院ではできない
やはり自分お家で行う儀式だ

新婚の一年間
別れの一年間
そのための結婚だったのかと思う
それでもいい
人間が人間として其の新婚から如何に成長したかを
お互いに確認できる時間がこのとき

おとことおんなは
求め合っているときはわからないことだらけ
しかし
もう求めようとしない境地に達したら
ホントウに一心同体となれるのだ

そう言う結婚生活に終止符が打てたら
生きてきた道がキラキラと輝く
たとえ二人の間に何かがあったとしてもだ

「終わりよければ全て良し」とはうまくいったものだ
完璧に結婚生活をやり遂げた二人は
今後どういう道をたどるのだろう
其れもまた見てみたいきもする

とにかく死ぬために生きて
旅だった後もまた生きるというのが魂の道らしい

現実は寂しいが
魂は満足
男と女のせめぎ合いが人間を成長させるのだろうなあ
と友人達の話を聞いていて納得
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする