チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

幸せが怖い

2011年12月11日 13時59分51秒 | 日記
この世の中には幸せを怖がる人が居る
「負」の連鎖を「静かな生活」と勘違いしている人が居る
人は幸せになるために生まれた
とチャコちゃん先生は思う

その場合
足をきちんと地につけた生活と
大きな目標を持って人のため地球の調和のため
一人ひとりが考えた生活をすることで
本当の静かな生活が出来ると思う

どうしても「人の目」が気になる
そういう人もいる
「人の目」ってなんだろう
その人にはその人の目がある
その人の目に自分の人生をあわせるということは
一生人の車にただ乗っているだけ

その車が事故を起こしたとき
乗っている自分は正しく
運転している人が悪かったのだと責めてしまう
自分の人生は人の運転によって左右されると
本気で思ってしまっている人が居る

自分の足で立つと
しわせはひとりでにやってくるのだけど
その幸せが怖い

幸せになるには勇気が居る
今までの不幸せ連鎖から抜けないといけないから
ぬるい湯船に浸かっていると
外に出て行くには勇気がいる其れと同じ
動かなければいけないし衣類も着なければいけない
自分の意思で歩くということは勇気がいる

今の時代一時間が1日分の進み方だという
目が覚めたらもう変わっている
しかも行動も必要
それについていこうという勇気がないと
この世はワケがわからなくなって混乱する

でもその速度に振り回されるのではなく
きちんと肚を据え
俯瞰して静かに見ていると真実が分かる

それにしても
自分にウソ付いて生きている人は
平気で人を裏切る
裏切っていることすら理解できないという
やっかいな人もいる

夕焼けの富士山を見ながら
久しぶりに会った友人達と取り留めなく
こういう話をして
自分自身の生き方の修正をしあう
チャコちゃん先生はいい友達を持って幸せだなあ
とつくづく思う日曜日のお茶の時間

幸せになるために生きている
みんなで幸せになりましょうよ





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続々参加

2011年12月09日 08時00分41秒 | 日記
秋櫻舎恒例の「年末比佐子つれづれ」が10日に行われる
今回は「衣装競べ」凄いよねこのタイトル
江戸時代の豪商の細君たちが
「衣装調えましてーーー」
と登場する衣装競べ」に匹敵するかどうかは分からないが
こういう会を催してみようと思った

値段を競うのではなく
いいものを競うのではなく
こういうコウデイネートをしてみたかった
とか
派手になってしまったが愛着のあるきものなので着たい
とか
こんな工夫をしています
とか

おもいおもいのきものへの思いを形に表してほしい
そんな気持ちで考えた企画で
当初は戸惑っていた方たちも
「面白そう」
「自分も一緒になって楽しもう」
「とにかく見てみよう」

そんな気持ちに突き動かされたのか
ここにきて参加申し込みが増えている

スタッフはそのときに使う音楽とか
思いがけない楽しみ方などに頭をひねっている
でもそれも楽しい

お人を楽しませたいと思うと
先ず自分が楽しくないといけないので
どうやったら楽しいかと楽しい事をイロイロと探す
そのうち
ダンダン楽しくなり楽しさの二乗3乗となって
楽しさが円になる

「こんな凄いのをもっているんだよ」
と自慢比べだと楽しくない
「そんな凄いものをもっているの?だからーー」
と引いてしまう

自慢と楽しさは紙一重だけど
楽しさに傾いたら成功
それには主催者が楽しんでいないと駄目ですね

昨日は受付を守るペコと八ちゃんに
サンタの格好をさせてキャキャア楽しんだ

新潟から静岡から茨城から神奈川から
もちろん都内のお客様
色んなところからの参加
楽しい「気」を日本中に広げます

きものの色や柄が自然を代表して私たちに日本のよさを
教えてくれるでしょう
楽しみの輪を広げてこの年を締めたいもの
集まる人はみんなそんな思いなのだと思う






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大麻所持逮捕

2011年12月08日 08時10分58秒 | 日記
中山直康さんが伊豆の大島で大麻を自宅に所持し
逮捕されたというニュースを見た

中山さんはご自宅のある伊豆大島で縄文の文化を研究する
として大麻を栽培している
昭和20年アメリカ政府によって大麻の栽培が禁止されてから
首長の許可があれば栽培をしても良いという法律が出来たとき
日本で始めて大麻栽培の許可を取った人

大麻の研究者としても著名で著書も多い

チャコちゃん先生も大麻のことを知るのに
中山さんの本を何冊か読んで参考にした
お会いしたこともあるが学者肌の方だ

大麻は神事に使うことは許されている
許されているというのもおかしな表現で
日本は昔からそれこそ縄文の時代から
大麻の繊維を神事に使ってきた

大麻で禁止されているのは花と葉
其れを粉末にして焼いたりしてすうのがいけないのだそうだ

最近世界各国で大麻が医療に使われていることが
大手新聞やテレヴィでは報道をされないけど
静かにゆっくり知られはじめた
難病を抱えている人は
痛みが取れたり弱っている細胞が元に戻ったりすれば
自分も手に入れたいと思うことは自然の理

また大麻の実などはこんなに栄養があるのかというほど
素晴らしい食品だ
使った人は其れがわかってリピートをする
日本産では間に合わないので輸入に頼る

そうすると厳密な検査の中で時間がたち
新鮮さが失せる
それに関税もかかり高価なものにもなる

栄養学を学んだセキドが
「麻の実にこんなエイとウソがあったなんてビックリですう」
「がっこうでおそわったのでしょう?」
「いいえ名前すら挙がりませんでした」

ことほどさように
このように知らされていないいいものが
他にもたくさんあるのではないだろうか

麻と絹は絶対になくしてはいけない日本の繊維






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命日

2011年12月07日 11時07分39秒 | 日記
お世話になった方の命日で縁の近い人が集まった
「命日」という言葉はどうしてついたのだろう
とお経を聞きながら考える
考えても分からないのだがそういうことに気が行く自分に
あきれてもいる

人は死に向かって毎日生きているのだが
誰でも必ず死ぬと思うと
どんなに憎らしいことを言っている人も
権力を振りかざしている人も
死の直前にどんな顔をするのだろうと想像すると
その人が可愛くなってくる

死を命じられた日を「命日」と呼ぶのかな
などと考える
いやそこから別の命が始まるのかもしれない
そう肉体を脱いだ魂だけの命がーーー

そうすると
「魂」は永遠に続くといわれているので
その永遠の命にはきっと悦びしかないのであろう

喜ぶと喜びことが嬉しがり喜びを連れて遊びにくる
と夢に出る空海に教えてもらったことがある

しち難しい事も悦びとすれば
其れが喜びとなってくるんだな
とすると「死」は恐れなくても良い
なにはともあれ
死を向かえるために生きていて
それは肉体を脱ぐだけだから

僧侶のお経を聞きながらこんなことを考えていた
その人の命日はみんなでお祝いした方がいい
命日は大切だと思った







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火の用心

2011年12月05日 11時16分39秒 | 日記
「火の用心マッチ一本火事のもと」
小学生の頃町内のお姉さんやお兄さんと拍子木叩いて
黄色い声を張り上げ町内を回った思い出がある
終わると町内会長さんの家で
お甘酒をご馳走になる
体が冷えたときは甘い飲み物は嬉しい

そんなことを思い出したのは
火祭りの行事がここのところアチコチで行われるからだ
一度行ってみたいと思いながら
まず「寒いなあ」という想像が先に来て
気持ちがなえる

火は美しい
しかし怖いものでもある
夜の火事は燃えているお家の人には申し訳ないが
遠くから眺めて居るのは美しい

最近は鉄筋コンクリートのビルが多いので
夜火事は美しくない
火事は木と紙でできた家が燃えると美しい

いけないいけない
こんなこと書いてはいけない

燃える火の中で子供を産んだ
コノハナサクヤヒメ
「一回のまぐわいで子が生まれるなどありえないキット
誰かよその男の子であろう」

と夫であるニニギノミコトに疑われ
「燃え盛る火の中で子を産みまする元気に出産したら
それはあなたのお子です」
と啖呵を切る

そして見事三人の皇子が無事元気に生まれる

火はこのように真実を見せてくれるものでもある
神社や寺がこれから「火」を多く使い
世の中を浄化してくれる
「火」は大事に厳かに使わなければいけないと思う

「ひ」を消すのは「水」
火は「か」とも読む「かみ」は火と水

動物の中で人間だけが「火」を使える
それだけに「火」を大切に
火の用心だ

京都の愛宕山
浜松の秋葉山
小田原の量覚院
行ってみたい火伏、火祭り

火の用心






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懐かしい写真

2011年12月04日 09時09分24秒 | 日記
昨日は東京は大雨の中

長野新幹線に乗ってスタッフ全員で上田へ
先ず小岩井紬工場へ
信濃路の紬のルポの始まりがこの上田の小岩井紬工場

信濃毎日新聞の井上裕子さんに
上田での後援を頼まれたとき嬉しかった
一気に何回か訪れた上田での様子が時間経過などごっちゃになって
思い出された

どうしてこんなに長く足を運んでいなかったのだろう
と思いを馳せたがきものの複雑に交わる興味の探求に
忙しかったのだと自分の態度を肯定する

小岩井工場に着くと
門構えも変わっていなし機場も昔どおり
この機場は明治時代の建物なので
かれこれ120年以上になるのかと感慨深い

先ずは仏壇に挨拶
そして現当主が
「こんな写真がありました」と一枚の写真を見せてくれる

チャコちゃん先生がスタイリッシュな洋服姿で写っている
「これみんなで別所温泉に行ったときでしょうねえ」
なんとのんきな時代であろうか
取材に来た記者とご夫妻と親戚の人たちが
一緒に小旅行をしている

それだけチャコちゃん先生歓待されたのであろう
嬉しいなあ
でもこの小岩井紬工場には何回か取材に行っているが
いつも温かく迎えていただいていた

チャコちゃん先生が洋服を着て取材しているということは
20代後半か30代前半
若くて生意気な顔が楽しそうに笑っている

33歳から20年間365日きものを着て生活しているので
この写真は貴重な青春の一こま

何年か前も江戸小紋の浅野さんが
「ホラこれ先生だよ親父と写っている」
と見せられた写真はミニスカートをはいてトンボ眼鏡を
かけた若いチャコちゃん先生であった

その洋服は生成りの絹の生地を戴いたので
自分でデザインをして縫ってもらった洋服で
良く覚えている嬉々として着ていた

今小岩井工場では
小岩井良馬クンが戻ってきて四代目を継ごうとしている
「リンゴの樹皮で染めてみました」
という反物を見せていただいたが
柔らかくて美しい色だったピンクベージュ
日本の色名は朱鷺色

先が楽しみ
楽しい時間を与えていただいた
信濃毎日新聞の井上裕子さんに感謝






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大麻のちから

2011年12月02日 11時01分04秒 | 日記
昨日は麻の研究会
参議院議員の森ゆうこさんの秘書
関熊さんをにも参加をお願いした
「大麻は怪しくありません素晴らしいものです」
チャコちゃん先生が一人で力説するより
長いこと大麻の研究している学者や
医師、または大麻事件の裁判を手がける弁護士さんが集う会に
出席していただくのが手っ取り早い

関熊氏は
「国会に請願書を提出することが麻取締法を解決する早道」
と教えてくださったので
其れをテーマにとコアのメンバーに
お願いしていたのだが昨日はそうはうかず
「医療」についてがテーマーになった

沖縄から参加してくださった荒垣ドクターは
大麻の医療としての重要性を話された

今日本だけが
大麻取締法に縛られて医療にも使えない
植物オイルには三種類のオイルがあり
その中のオメガスリーという麻のオイルは
脳を活性化するという
つまり大麻の中には頭をよくする要素がある

大麻は縄文時代から日本人がもっととも利用した植物である
繊維を始め建築用チップ、麻の実などの食料、オイル、更には医療
こんな素晴らしい植物をどうして栽培してはいけないのか
それは麻薬だからという

大麻の効用をしっている誰もが
大麻の花や葉を焼いてすっても習慣性にはならない
かえって心が落ち着いたり熟睡できる
と口をそろえる

昭和の始めまで
日本人は世界で最も頭の良い民族だった
それは大麻をあらゆる場で使用していたからだと
ドクターは話してくれた

オメガスリーというヘンプオイルはアミノ酸が多く
体質改善に役立つという

日本人は動物性油と肉を消化しにくい消化器を持っている
それは縄文時代から穀物で過した日本の歴史があるからだ
其れがゲンダイの我々の遺伝子にも残されている

大麻栽培禁止法が出来た戦後から
日本人はおかしな病が横行している
花粉症も杉の花粉が原因というが
江戸時代だって杉はあったでも花粉症はない

日本以外の国は大麻を医療に役立てている
アメリカではがん患者が直るというデーターも見せてくれた

チャコちゃん先生は
大麻の繊維をはやく作りたいと活動をしているが
繊維に限らず頭も良くしてくれるのであれば
もっともっと力も入る

先ずは政府の面々に大麻の花を嗅がしたいね
そうすると正気に戻るかもーー






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呉服屋の女将

2011年12月01日 11時00分58秒 | 日記
この季節「喪中」のご案内のハガキが来る
その都度何か心が沈む
本人を知っていてもなくなった方に面識が無ければ
気持ちはすぐ元に戻る
しかし
昨日は落ち込んで暫く再起できなかった

何気なくハガキを手に取ったら
「妻朱實が10月6日に死亡ーーー」
何回もその名前を読む

東大阪の呉服屋の女将さんだ
可愛くて元気で明るく素敵な手紙を
年中下さっていた

チャコちゃん先生が
ベルリンの壁が崩れたとき
東西の緊張が無くなりこれから世の中が変わると察して
「女将さんサミット」という会を立ち上げ
象徴的に東ドイツの領事館でその立ち上げのパーテイを開いた


女がもつ協調性と包容力できものを通して日本文化を
盛り上げていこうという趣旨であった

そのときの初期メンバーで
ずーーと親しくさせていただいていた
呉服屋の女将は地域密着でその地域の文化の担い手
それだけに本当に忙しい
行動派でもありしかもあらゆる相談にのる度量も求められる

朱實さんは親切で世話をよくしていた
しかもチャコちゃん先生と同じ歳なので
そういう方が旅立たれたと思うと
自分もその時期が近づいてきたのかとーーー

人と人を繋ぐ役目も呉服屋の女将さんが率先する
その地域の美味しいもの
懐かしいもの
珍しいものの情報もいつもたくさん持っている

地域活性化にこんなに役立っている女将さんたちもいない
呉服屋の女将さんたちはえらいなあ
といつも思う

そのなかの一人が地球から去った







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