桐竹勘十郎さんの紫綬褒章受賞パーテイに出席
大阪のお囃子は乱打のような賑やかさ
大道芸人のおおらかさ
落語のひょうきんさ
江戸とは全く違う文化がココ上方にはある
シェラトン都ホテルの会場には300余の人たち
テーブルに人々が納まり
お囃子の中
団七格子の黒兵衛をささげて
黒紋付姿の勘十郎さんの登場
へいへい伊達男
来賓の挨拶のあと
彼の師匠蓑助さんが
お祝いに万歳を舞う
キュートな色気は師匠の得意とするところ
人形なのに芸者が愛嬌を振りまいているような
よくよく見つめていると
ヤハリ師匠独特の着付けがポイント
前に其の手順をしっかり撮影させていただいたが
もう一度其の写真をよく研究しようと思った
師匠も勘十郎さんも
人形を遣っているときは
まるで人が違う
きらきら輝き体がはねているように嬉しそうだ
「好きな仕事をやらせていただいてこんな幸せなことはない」
とご挨拶でおっしゃっていたが
心から好きな仕事をしている方は
謙虚でサービス精神が旺盛で清い
ご贔屓も上方の人たちは直接的で
みんな家族のように暖かい
チャコちゃん先生と隣同士になった婦人は
戦争前から家族あげて文楽フアン
裏ニュースもたっぷりと教えていただいた
しかも
「私籤運が強いの」
というだけあって
団七格子の浴衣が其の婦人に当たった
「東京からいらしたあなたにあげる」
とチャコちゃん先生のものに
見ると
わが竺仙で染めたもの
「浴衣はヤハリ江戸やね」
とその後婦人
会場でお見送りに立っている勘十郎さんに
其の浴衣を見せたら
「良かったね」
とにっこり
文楽はわしらが育てた
という上方の身内意識は舞台に上がる人との距離感がない
江戸はまだ
「古典芸能を観賞する」
という姿勢
「だから東京は古典の出し物が多く硬いの」
周りに座っている上方の人たちの意見であった
大阪のお囃子は乱打のような賑やかさ
大道芸人のおおらかさ
落語のひょうきんさ
江戸とは全く違う文化がココ上方にはある
シェラトン都ホテルの会場には300余の人たち
テーブルに人々が納まり
お囃子の中
団七格子の黒兵衛をささげて
黒紋付姿の勘十郎さんの登場
へいへい伊達男
来賓の挨拶のあと
彼の師匠蓑助さんが
お祝いに万歳を舞う
キュートな色気は師匠の得意とするところ
人形なのに芸者が愛嬌を振りまいているような
よくよく見つめていると
ヤハリ師匠独特の着付けがポイント
前に其の手順をしっかり撮影させていただいたが
もう一度其の写真をよく研究しようと思った
師匠も勘十郎さんも
人形を遣っているときは
まるで人が違う
きらきら輝き体がはねているように嬉しそうだ
「好きな仕事をやらせていただいてこんな幸せなことはない」
とご挨拶でおっしゃっていたが
心から好きな仕事をしている方は
謙虚でサービス精神が旺盛で清い
ご贔屓も上方の人たちは直接的で
みんな家族のように暖かい
チャコちゃん先生と隣同士になった婦人は
戦争前から家族あげて文楽フアン
裏ニュースもたっぷりと教えていただいた
しかも
「私籤運が強いの」
というだけあって
団七格子の浴衣が其の婦人に当たった
「東京からいらしたあなたにあげる」
とチャコちゃん先生のものに
見ると
わが竺仙で染めたもの
「浴衣はヤハリ江戸やね」
とその後婦人
会場でお見送りに立っている勘十郎さんに
其の浴衣を見せたら
「良かったね」
とにっこり
文楽はわしらが育てた
という上方の身内意識は舞台に上がる人との距離感がない
江戸はまだ
「古典芸能を観賞する」
という姿勢
「だから東京は古典の出し物が多く硬いの」
周りに座っている上方の人たちの意見であった