goo blog サービス終了のお知らせ 

チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

ストーン夫人のローマの春

2009年03月17日 16時14分59秒 | 日記
日曜日スタッフ全員とパルコ劇場へ
麻美れいさんを見たいばかりに
スキップしていく

テネシーウイリアムず原作
重い話だ
昔大女優、富豪の夫の死の後の虚無
ローマのやりて婆が
コレなんと江波さん

男娼を次々夫人に与え
男娼から金を搾り取る
しかしストーン夫人は
気高く誇り高かったのに
だからこそ
だんだん奈落へ転落

コレを麻美れいがやる
気高さも腐敗の匂いも
とにかくうまい

それに何よりこの役は
気品が砕けるところがミソ

そういえば昔このシナリオの映画をみた
ストーン夫人は
カのヴィヴィアンリー
あの「風とともに去りぬ」
で一世を風靡したあの人
彼女最後の主役映画であったが
つらかった

今度もヤハリつらい
最後は本当の花を咲かせて死にたい
死ぬまで誇り高くいられるだろうか
ボケないでいることもそうだ

それにしても同性愛趣向のテネシーウイリアムズは
女を残酷に描きすぎはしないかい?

麻美れいという女優は日本の誇り
気高く美しい

パルコ劇場22日まで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五感が満足

2009年03月16日 19時11分33秒 | 日記
カサロヴァのカルメン
人々が
カルメンはフオルテで歌う
と思っているところを
彼女
よくよくビゼーの楽譜を読んで
あるところは
ピアノ
ピアノシモ
と強弱をつけていた

すると
マリアカラスのカルメンと
また違う趣があり
そこに至るまでの
努力に感動する

私は
そんな努力をしているだろうかと
ハンセイ

更に公演のあと
サイン会を開いていた
このサービス振り
世界のメゾソプラノの女王がーー
と頭が下がる

人の列を見て
サインは諦め
さっさと帰るチャコちゃんセンセイは
粘りがないけんのう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太陰太陽暦

2009年03月13日 14時32分55秒 | 日記
悩んでいる
大いに悩んでいる
困った!

干支の話を一般の人にするとき
太陽暦で生活している今
太陰太陽暦のことを話すべきかどうか

暦は大きく分けて三つある
太陰暦
コレは月が地球を回る日数を数え一ヶ月を決める
大体29日が一ヶ月
一年は約354日
イスラム教の人はこの暦

太陽暦は地球が太陽を一周する日数約365日が一年
コレは世界共通の暦

太陰暦と太陽暦をあわせたのが
太陰太陽暦
中国、韓国そして明治前の我が日本の暦
太陰暦と太陽暦をうまくあわせて使っていた

そのため13ヶ月になる年もあった
その代わり15日は必ず十五夜
と分かりやすかった

ニホンジンの暮らしぶりは
この太陰太陽暦に負うところが多い

今でも暦学者や占い師は太陰太陽暦を使う

でも通常に売られている暦は太陽暦
自分の運勢は太陰太陽暦で観る
というのもどうかしらね

微妙に日時が違ってきて
今日のチャコちゃん先生
それに悩んで
朝から一行も書けていない

遠藤さんに頂いた黒糖を入れて
ロイヤルミルクテイばかり飲んでいる
きっと
糖尿病になるね

ココの暦のところ
多くの先人達はウマークごまかしているか
知らん振りしているかのどっち

さーて
どうするかしらん
チョット出かけよう
気分てんかーーーん
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手書き原稿

2009年03月12日 13時23分11秒 | 日記
パソコンに慣れようと
チャコちゃん先生の日記を書き続けている
5月発刊予定の原稿を
パソコンで書き
メールで送って
やれるでしょう
と意気揚々としていたら

担当者
「手書きで原稿を書いてください」
「メールで送れませんよ」
「ええ結構ですよ、手書きになさってください」

どうして?
「文章に粘りがないのです」
手書きの原稿には独特の比佐子節があり
それが個性的で面白い、と

パソコンになると
文章が流れていき引っかからなくて
本になったときに薄味となる
とまでおっしゃる

もともと手書き人間で
指のリズムと
次に書きたいことの速度が揃うので
私自身も手書きがいい

手書き原稿は
編集部でデーター用に打ち直さなければならない
「其の手間大変ですね」
「いえ、楽しくやらせていただきます」

機械が入るのと
アナログで手を使って書くことが
そんなに違うとはーー

手先は器用とはいえいが
手仕事の女なのかと

我が手をじっと見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケッツキョー

2009年03月11日 13時16分24秒 | 日記
今朝鶯の初なき

ホー はいえず

ケッキョーケッキョー

ホーホケッキョー

と教えたら

しばらく無言

そして

ホーケッキョー

と嬉しそうに啼く

もうひと頑張り!

ホーホーケッキョー

ホーホケッキョー

そうそう出来たじゃあないの

ホーホケッキョー

ホーホケッキョー

歩いている私を追って

一羽二羽と増えて啼く

梢を見上げても

姿は見えず

でも確実に春の声
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時代の評価

2009年03月10日 18時31分36秒 | 日記
むかし
政治ゴロ
貿易ゴロ
といわれた人が
いまは
「彼がニホンを救った!」
と持ち上げられている

こけしに言わせれば
「彼とっても格好良かったのよ
大体女に持てる男は
息抜きに私たちのような店に来るのだけど
そういう男って
本当にいい男ばかりよ」

だけど、ま、ヤクザな仕事をしていたわよね
かれらはーー
でも今この時代に英雄になるなんてね
きっと
「ばかばかしいよ」
といっているわよ、あの世でーーー

時代の評価はくるくる変わる
戦犯でも総理大臣になったり
人を戦争に追いやった人でも
神の名を付けられたりする

よいも悪いもない
良いものは悪く
悪いものは良い

善の中に悪があり
悪の中に善がある

時代の移り変わりは
評価の移り変わりでもある

時代というお化けを感じながら
其のテレヴィをちらりと見る

なじまない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただ聴く

2009年03月09日 11時24分42秒 | 日記
ひたすら聴く

笑顔を絶やさず

ひたすら聞く

ときどき

合図ち打ちながら

ひたすら聞く

いま

聞いてほしい人が

いっぱいいる ご自分のこと

其の方たちのお相手を

ひたすら ひたすらーーー

個人の経験

個人の情報が

マスコミに優る

そして

ひたすら聴く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こすもす賞

2009年03月06日 15時06分17秒 | 日記
東京手描き染芸展は
東京都産業貿易センターで8日まで3F
今日午前中は審査
今年はなんと親子にこすもす賞

チャコちゃん先生が
常に伝承ということに力を入れているので
親子の受賞は其の精神にかなっていて
めでたい

ただし
「へー親子でこすもす賞を取っちゃうわけ?」
という声も上がり
「うーーーん」

こすもす賞は
都知事賞に比べたら社会的な権威はない
もらった人も略歴には入れない
そういう公のものではない

がしかし
喜んでくれる方は多い
二つある
一つは現金付き
もう一つは
年中きものを着ている中谷比佐子の
好みに合った

友人は
こすもす賞に協力をしてくれていて

「こういう協力で終わるのではなくて
もっと積極的に何かしないといけないわ」
と言ってくれている

手仕事の伝承に対して
どうしたらよいか
真剣に考えたいと

嬉しい話
こんな素敵な友人に感謝


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お久しぶり太陽サン

2009年03月05日 13時01分17秒 | 日記
東京はやっと太陽が顔を出している
朝日がまぶしい
この世に太陽が消えたらどうなるのだろう

どこに行っても高いビルばかりで
空がだんだん狭くなる
「東京には空がない」
と高村光太郎夫人が歌ったが
それって戦争前のことだったでしょう?

今この空を見て
光太郎夫人はなんて感じるかしら

このオフイスの窓から眺める空も
だんだん狭くなっていく
ココのところ
ビルが乱立している十二社

そのうちの一つは
地下を掘って温泉が出たそうな
住民は300円払って入浴しているという
東京の温泉は黒い
だけど肌はスベスベ

日本中
地下を掘りまくって危険状態らしいが
或る日
ポーンと地下にもぐってしまうのかしら

地下に入ると
ますます太陽と疎遠になる
太陽は本当にありがたい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中野の町

2009年03月04日 13時45分44秒 | 日記
中野のサンプラザでのコンサートの時間を
一時間間違えて早く着き
本屋がないかと中野駅周辺を探す

コレがナカナカ見つからず
ブロードウエイのアーケードを捜し歩く
ない
中野に住む人は本を読まないのかしら

イエイエ3階に本屋はあった
しかし
其の3階にある小さな小さな店店が面白く
昔のおもちゃ
髪飾り屋
葉書や
洋人形
コスプレ衣装
なかに「IkKO美容院」
コレは一康という名前の人の店

またとんでもない高級品を置いた宝石や
其処には老紳士がダイヤモンドを
あれこれ試している

鉄腕アトムの店
古切手・古コイン
本屋に行くつもりが
ついつい廊下とんび

昔この上のマンションに
放送作家の頃の青島幸雄が住んでいて
3回ほど取材に伺ったことがある

それ以来なので
アーケードの変わりように驚く

面白くて面白くて時は過ぎ
おいしそうなソース焼きそばの店を見つけた頃には
タイムオーバー
食する時間はない

あわててサンプラザに急ぐ
中野はオモロイ
今度来よう

ま、お化けと今度は来ないがーー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする