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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

三丁目のカフエオレ

2010年04月12日 10時41分01秒 | 日記
輪島朝市がでる通りの入り口に
「三丁目」
という喫茶店がある
チャコちゃん先生は
輪島に立ち寄ると必ずこの店による

海辺に立つサンルートに宿泊しても
朝食は
この店の厚焼きトーストとゆで卵
そしてカフエオレ

この店のカフエオレはすこぶるうまい
前夜も漆芸家の市中さんと飲んでいて
「絶対日本一おいしい」
と熱く強調

市中さんに連れて行っていただいた
小料理屋もなかなか
地元の芸術家のたまり場でもあった

此処の大将は
老舗料亭の花板さんであったが
その腕を女将さんに伝授して亡くなった

彼女のしめさばやひらめうす作りなど
素材のよさもあってきりなく食べたくなるくらい

男たちが仕事が終わり集まって議論しあう
そういう場所があることが輪島塗を発展させる
その日も
「一年くらい民主党にやってもらわんとね」
短い呼吸でワーワー言い過ぎるよ

輪島塗はハイ一丁という技術ではない
塗っては塗ってはを繰り返し
日常頻繁に使う芸術品として食卓に君臨
こういう政党に成長してほしいと

朝三丁目で市中さんと待ち合わせ
彼の店に行く
「ああーーこの白輪島なんて美しいの!」
白漆の棗
姿も色も、そして持ったときの感触も
ほしい
あなたがほしい

お茶の稽古もやめているチャコちゃん先生
棗は遠い存在
宗静先生にプレゼントしたいなあ

というような値段ではないけれど

ああ白棗ーー
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