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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

明治のこころ

2013年11月03日 10時04分39秒 | 日記
いま江戸東京博物館で行われている「明治のこころ」を観てきた
大森貝塚を発見したアメリカ人のエドワーズ・モース
彼のことは教科書に登場するが
モースが日本の日常生活を愛を持って眺めていたことが
此の展示会に現れている

明治の日本人が日常に使っていた道具を収拾して持ち帰り
其の子孫が大切に保存していたので
明治の日常の様子がよく分かる

「色々と文をと教えようと日本に来たが逆に精神性の高さに此方が教わることばかりであった」
と書かれていて
我が日本人の先人たちの素晴らしさを思い知る

其の素晴らしさは
何かをしているのでスバラシイのではなく
日常の生活を丁寧に過ごしていることがスバラシイのだ

粗末だけど清潔な家の中
笑顔一杯の子供達
はち切れそうな笑いを見せる赤子
「赤子が泣いているのを見たことがナイ」
とも書いている
「赤子が心から大笑いしていることは大人みんなが子供を大事にしていることだ」と

道に迷っても親切に教えてくれるので
迷子になるのが楽しい
言葉が通じなくても何を聞いているのかがすぐ分かるのが不思議
それは彼らがきちんと相手の目を見て必死に理解しようとしているからだろうともかいている

親切で優しく活発で明るいなにより清潔

ああ明治の日本人よーーー今何処
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