チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

百年の刑 3

2014年01月14日 13時08分33秒 | 日記

このとき言語は英語を使うと言う話もあったが
言語学者や多くの識者の提言で日本語は残ったという
しかし漢字よりひらがなの表現が原則で
かなりの漢字が使われなくなっている
「氣」というのは中に米という字が入っているので「氣」にエネルギーがあるが
いまは「気」と×を中に入れる
そうすると「氣」のエネルギーは消えてしまう

と言う具合に本来意味ある漢字がほとんど略式になって居るのもこの時代から
ややこしい敬語や謙譲語などは出来るだけ使わない方向
だから年上とか年配者にたいする丁寧語などは今ほとんど消えてしまっている
こう言う言葉は家庭教育から始めるのだが
ソの言葉遣いが出来ない親たちなので当然丁寧語は消えていく

全ての人間は平等と言う考え方は
まさしくその通りなのだがーーー

こう言う中で残っていたのが「きもの」だ
きものを着てはいけないみんな洋服でと言う制約はなかったので
着物は生き延びた

明治の初め礼装は洋服でと言う衣服令はあったが
其れは男達に向けられていたので
おんなのきものはここでも助かっている

しかしこの着物を残してくれたことは
日本の本来の文化を残すこととなったのを
連合国の占領者は気が付かなかった

着物を通して学ぶ日本の文化は
色から植物の命をそして化学の方程式を
絹や麻の素材からは日本の農業のあり方を
着物の小売りからはサービスやおもてなしの精神的なことのほかに
経済流通の基本を
そしてきものの着方そのものに健康問題や日本人の精神の根本を知る事が出来る

百年の刑も大成功の様相を見せてはいるが
一分の理が今大きく力を持ち始めたと思う
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