チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

厚着

2014年01月15日 09時54分37秒 | 日記
今年は暦通りに季節が動いている
もう間もなく大寒
ここを元気にやり過ごすにはーー

チャコちゃん先生厚着をしている
若いときは少しでもすっきり見せようと思い
「伊達の薄着」を通していた

母がネルの肌襦袢を作ってくれたが
こっぱずかしくて今まで一度も着ていない
でも捨てるのは申し訳なくてタンスの隅に転がっていたのを
この冬取り出してきている
温かい

「ありがとうお母上」
生きているときのこの言葉を聞きかったよね

そのほかにも
今はレッグウオーマーとハイカラな名前がついているが
昔もきもの用のものがあり
母がそれを外出着に着けていて
階段を上がるたびにしたからそれがちらりと見えて
恥ずかしくて恥ずかしくて肩を並べて歩くのも嫌だった

ところがいま
そのレッグウオーマーのお蔭で下半身が温かい
更に腹巻

これってもう全く母のスタイルになっている
何もかも下着を絹にしているからこそ静電気もできない
これもまた先人の知恵なのだろう

伊達の薄着ももう通用できぬ年齢になったチャコちゃん先生

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