櫻真っさかりに無情の雨、そして寒い
そのことについてあれこれ言う方もいる(わざと雨を降らしているとか)
しかし現実をそのまま受け入れることの方が大切だと思う
その雨のおかげで木々の緑が深くなってきた
雨上がり、薄日の刺す木々の緑の美しさ、土がたっぷりと水を含み、栄養分を木々に渡している
木も土も光も風もみんな心ひとつにして春を演出している力を感じ木
それにしても今東京は外国人観光客で大賑わい
大きな男たちがこれ以上の大きさはなかろうという荷物をもって、しかも軽々と持って電車に乗ってくる
降りる所に大きなホテルはないので、きっと民宿なのだろうなあと思いながら彼らの会話を聞いている
この花寒の季節に早半そで、袖の外に現れる筋肉は流々
寒くないのだなあ
季節に合わせて着るものを決めていく日本人との感性の差は、気温の接し方で伺われる
彼らは日本の何を見て帰るのだろう?
会合の場所に出向いたら入り口を占領しているのも外国のお客様
蛇の目の傘に目を注ぎびっくり表情
しかし彼らはここでも半そで、「おどき」と言いながらにこにこして分けて通る モーセだよ
街にあふれている外国のお客様はほとんどがアニメが目的なのよ、と若い友人が教えてくれた
雨の中レンタル着物で町を歩くアジア系の女性たち「其れでも着物を着たい」と思っている姿がいじらしいなあ、と感心する
彼らは元気がいい、気分が高揚しているので電車の中でも姦しい、もちろんマスクもしていなければスマホもたたいていない。多くの日本人の姿と対照的でこれもまたおもろい風景