チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

華麗なる一族

2014年05月12日 09時36分48秒 | 日記
昨夜は早寝をしようと思っていたのに
19時から23時まで「華麗なる一族」の映画を見てしまった
山崎豊子の大作でこの本を読んだときは
壮大な男の野望のスケールに驚きもし
男ならやはりこうやって社会を動かしたいと思うだろうと思った

日本の高度成長が始まろうとしていた佐藤総理の時代だ
映画になると聞いていたが
其の当時は見る気もしなかったが

昨夜見てみると昔の役者の重厚さが改めて感じられた
其れと同時に女優陣の美しいこと
室内のしつらえ家具調度品
監督は山本薩夫

この当時チャコちゃん先生は
変にフランス映画にはまっていて邦画に足を向けることがなかったので
(自慢にはならないがリアルタイムの裕次郎映画を一本も見ていない)

今其の時代の映画を見る機会があって嬉しい
特に着物のコーデイネートや其の作法言葉遣い表情など
日本人ってこんなに品が良かったのだと感動する
男も好い美形であることはもちろんだが
堂々とした所作が何とも言えず色気がある

母達の話題に上がっていた佐分利信が主役の銀行家
当時はオーナー頭取がいたのだと其れも新鮮

特に京マチ子の抜群のスタイルと洋服のセンス
其の対比として月丘夢二の和服姿の気品
男を中心の映画だが
この二人が出てくる場面はキラキラと輝く

若手女優の初々し着物姿も色あわせに若さがあってほのぼのした
コメント
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