チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

嬉しい

2014年05月07日 09時38分39秒 | 日記
端午の節句の日
チャコちゃん先生は信楽の甲賀市にあるMiHO Museumヺ訪れた
6月4日まで展示されている「インド更紗」を観賞するため

更紗の朱はコチニールと聞いていたが事実は西洋茜
其の美しい朱に見とれた
インド藍の深い紺
インド藍と苅り安の美しい緑

もともとチャコちゃん先生は「更紗柄」が苦手で
かって美しいとも身につけたいとも思ったことがない
だからどうしても一通りの知識だけで終わっていた
其の考えがとんでもなく恥ずかしいことだと思った展示会だ

美しい
其れよりも最感動したのは
其のインド更紗の布を着物や日常に色んな角度から利用し
ほとんど日本の文化として取り入れ使ってしまう日本人の美に対する貪欲さ
使い切ってしまう
しかも和と更紗の混合がこれまた限りなく美しい

すっかり見入ってしまった
学芸員の方がチャコちゃん先生のしつこい観賞に
更に色んな秘話も話して下さる

日本人はいやだな
日本人は怖いな
そう思ったのは他国の美術を
何の悪びれもせず自分の感性の中に取り入れ消化し
其れを全く別のものにしてしまう美学
いや吃驚

そう言う感想を学芸員の方に話しながら
スブニールショップに足を運んだら
なんと!
チャコちゃん先生の著書「きものという農業」が
他の美術の本と共に平積みされていた

「エッ」
と驚くと
「うちの学芸員達が感動して読んでおります」
「何と嬉しい」
わーいわーいと飛び上がって喜んだ!
コメント
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