この数週間、色々と大変だったので、暫く、ブログのアップが出来ていなかった。
現地の旧正月休みを利用して、家族で沖縄旅行。
沖縄を離れる朝に、妻の母親が亡くなったという、悲しい知らせ。
一度、現地に戻り、翌朝の飛行機で、また日本へ。
そして、その日の通夜、翌日の葬式。その後、本七日法事にも出席。と大変な数週間だった。
海外に住んでいると、こういう急な時に移動で時間が掛かってしまう。結局、死に目には会えなかった。
ということで、今やっと一段落したので、久々にブログを書きます。
この激動の前にやっていた改造なのですが、マッキントッシュのパワーアンプMC275に遂に手を付けてしまった。
入力のボリュームをバイパスして直結にしてしまおうと言う改造である。
ボリュームの音質への影響は、プリアンプのボリュームを東京光音に変更した時から実証済みである。DACのボリュームを抵抗アッテネーターに換えた時もその効果を確認済みである。
直結にすると言っても、単にVRを取るだけでは無く、入力インピーダンス合わせのため、プルダウン抵抗が必要である。
そこで、ここの抵抗に何を使うか? 悩んだ挙句、アーレン・ブラッドレー(Allen Bradley)を使ってみた。下の写真がそれである。
元々250KΩのVRが付いていたので、270KΩ 2W品を選んだ。(偶々、その店には近い値がこれしか無かった)
抵抗値を測ってみると、かなり高め。+10%をオーバーして300KΩ位ある。使用箇所が箇所なので、まあ問題は無いでしょう。恐らく製造されてから、何十年も経過した抵抗なのだろう。カーボン抵抗は、経時変化でだいたい高めにシフトする様だ。
改造後の周辺の写真。
そして、電源ON!
以前は無かった「ブーン」というノイズが出る。かなり気になる。アレ?!
音を出して見ると、音質は、カマボコ状の音で、高域、低域ともに延びない。音のキレ、鮮明度も無い。アレ?!
もしや、失敗? アーレン・ブラッドレーの抵抗が良くなかった?本当にアーレン・ブラッドレー製か?騙された?
色々と脳裏を過ぎる。
いや、待て。音楽を聴きながら、暫くエージングをして見よう。
そして、20時間後が経過したあたりで。
あれ!?素晴らしいではないか!
最初の音は、何だったんだろう?
高域、低域も充分に延びて、悠々と鳴っている。鮮明度、情報量とも申し分なく、音が生なましい。
気になっていた「ブーン」ノイズも気にならない程度に小さくなっている。
これは素晴らしい!!!。 歌心もあり、艶やかに鳴っている。
直結にした効果と、アーレン・ブラッドレーの抵抗のおかげで、音が一段とリアルになり、今まで聴いていたCDも、もう一度聴きなおすと、以前とは違う感覚で聴くことが出来る。
これは良い!!!