My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

WE421A ppアンプの更なる改良計画。~設計変更など~

2022-05-28 14:37:40 | 真空管アンプ

WE421Aは、Western Electric製双3極管で、1本でプッシュプル構成が出来る事と、本来整流用なので内部抵抗が低い事が特徴です。隠れた銘球とも言われています。また中古市場でもWE出力管としては比較的良心的な取引価格と思います。同等管としてTUNG SOLの5998が有ります。

 

<見直し点1>

過去の改造経緯として

このアンプのオリジナル出力管は6AS7Gで、バイアスが深く(約-95V at Vp200V)、使い難い球の回路でした。

これをTUNG-SOL5998やWE421用として、バイアスを浅く(約-30V at Vp190V)しました。

また、この球は6AS7Gに比べμ(ミュー)も大きいので使い易い。

しかし、ドライブ段は元の6AS7G用の深いバイアスを振るための設計のままで、5998用としては無駄に余裕のあるものでした。

WE421Aや5998専用となった今では、ドライブ段はパワーの取れる球を使い、振幅よりも寧ろ電流をたっぷりと流し、強力にドライブした方が良いのではと思う。

具体的には、今はE88CCを使用していますが、これを例えば12BH7Aとか6FQ7/6CG7へ置き換えてロードラインを引き直す。但しE88CCやECC88も使える様な設定にしておく。

E88CC使用の場合でも、より最適な動作点がある様に思う。

 

<見直し点2>

E88CC⇒12BH7Aに変更すると全体のゲインが低下するので、初段とPK分割段のECC82を少しμの高いECC81へ変更。ロードラインも引き直し。

検討しましたが、12AT7はVk/fは90Vmaxの制約が有るため、PK分割段への使用は難しい。

 

<見直し点3>

グランドラインに引き回し変更。

 

<見直し点4>

B電源回路を小変更。

 

<見直し点5>

Western ElectricのVintage Cable(ブラックエナメル、絹巻、ロウ引き)を部分的に使用。

 

それぞれについて、次回以降に順を追って掲載したいと思います。

 

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