My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

オーディオの愉しみ方はさまざま。~2~

2019-09-13 11:08:45 | オーディオ

オーディオ・マニアの人口が減少にあると思われる中で、私の拙いブログへは毎日700人前後の方々からアクセスを頂いています。海外からもアクセスがある様ですが、翻訳して読まれているのでしょうかね。興味を持って訪問頂き嬉しく思います。

 

それでは前回からの続きで、今日は別のアプローチでオーディオの愉しみ方について書いてみたいと思います。

 

音質的アプローチ

 ①高音質派

   ハイレゾなどの最新テクノロジーを駆使した最先端機器を導入して音質の向上、高音質化を追求。

   ハイレゾについては、サンプリング周波数(kHz)と量子化ビット(bit)の争いになっている様に見えます。

   最近はMQAが話題の様ですが、DSDはどうなったのでしょうか?

   最先端、高解像度だと言う優越感は味わえますが、私に言わせると必ずしもその音がその人にとっての好みの音になるとは限らないと思います。

   下のグラフはMQAを簡易的にデコードした音源の周波数解析です。

   44.1kHzの2倍、88.2kHzまで含まれています。

    

 

 ②スペック追及派

   スペックや性能的に優秀な機器や高価な機器が良い音がすると思い、ハイエンド・オーディオ・ショー等に出かけ、自分の経済力ではとても買えないであろう高級オーディオを試聴。

   私も以前は流石に価格だけはあると感心したものですが、最近では音質と価格は必ずしも比例しないと思う様になってきました。それに自分の求める音とは方向性が違う様な。。。


 ③自分好みの音を求める

   自分の求める音をブレる事なくしっかりと持っていて、その音が得られる様に自分で研究、試行錯誤しながらしシステムアップしてゆく。

        「音像はスピーカーの後方に広がり、前に出ないほうが良い」とか聞きますが、それは聴く音楽ソース、ジャンルにも依ると思います。クラシックなどオーケストラはそれで正しいと思いますが、例えばロックやポップスでもそれで楽しく聴けるかと言えば、そうでは無いと思います。ロックが後方で上品に鳴っていたら面白くないですよね。寝ちゃいます。

   事実、私は今まで色々なジャンルのコンサートに出かけていますが、それぞれのコンサートで音の出方に違いがある様に感じます。クラシック系(ベルリンフィルやヒラリー・ハーンに行きました)では確かに音はステージ後方に大きく広がっていました。一方でロックのコンサートに行くと、音は前面に派手に出てきます。PA装置もその様になっています。

   サラ・ブライトマンやアンドレ・ボチェッリではオケは後方にボーカルは前方に出ていました。

   録音方法もロック、ポップの様な電子楽器とクラシックとでは違うと思います。

   電子楽器ではスピーカー音をオンマイクと合わせてオフマイクでも拾い臨場感等などの効果をつけます。

   さらにその後ミックスダウン、マスタリングの加工処理を経て、我々が聴く音源となります。

   音を左右に広げたり、どこに定位を持ってくるかはミックスダウンの段階で如何様にもできます。

   要は、その作品がアーティストやプロデューサーが意図した通りに自宅のシステムでも再生出来ているかがポイントになります。

   最近はリマスタリング音源が多くなっていますが、少なからず元音源が弄られるので、それが作者の意図取りに仕上がっているのか疑問です。作者の監修のもとでリマスタリングされたものなら大丈夫でしょうが、メーカーが適当にリマスタリングしたものはどうかなと思ってしまいます。(単純にイコライザやコンプでメリハリをつけている様なものでは駄目ですね。)

   一方、オケでは全体をオフマイクで拾っているのでしょう。ひとつひとつの楽器にピックアップを付けていたらミキサーが何ch有っても足りませんからね。ただソリストはピックアップで拾っているのでしょう。

   ライブ盤でも、オンマイクでミキサーを通して録音するのと、サウンドボード等を使いオフマイクで録音するかの差があります。一般的に公式版では前者、海賊版では後者となっています。

   この部分を書くと長くなるので、この辺りにしておいて、

   いずれにしても、私は価格や性能の拘らず、自分好みの音を追求しているつ・も・りです

   ここで昨日、偶々関連する本を見つけましたので紹介しておきます。  

   私はまだ読んでいませんが、興味のある人は読んでみてください。

名盤レコーディングから読み解くロックのウラ教科書 The Stories behind The Great Recordings (ギター・マガジン)
←クリックでAmazonに移動が出来ます。
リットーミュージック

 

 

設計アプローチ

 ①自作

  知識、技術、能力が必要です。

  難易度が高いですが、自分の想定した音が出た時の喜びは最高!

  苦労が多い分、達成感、喜びも大きいです。

  ツール、測定装置もそれなりに必要です。


  1KHz(8Ω負荷) 綺麗です。          10kHz(8Ω負荷) まあまあ綺麗です。

    

 

 ②部分的な改造

  既製品の一部を設計改造。

  やはり知識と技術が必要。音質の変化を楽しみながら、自作への知識を蓄えてゆく事が出来ます。

  

 

 ③当時物(ビンテージ品)や高級部品に換装

   所有品の部品をビンテージ品や他の物に交換。ケーブルなど割と手軽の音質変化が愉しめます。

      (MOGAMI RCA CABLE  NEGLEX 2534)

  

  (TUNG-SOL 5998A)

  

 

※但し、設計的なアプローチは、安全性も含め、自己責任となります。⇐ここ重要です!


しっかりとしたメーカー製品は、電気、機械的な安全対策が何重にも施され、また電波法、安全法等の各規格にも適合する様に作られています。逆に言えば、そのためにコストが高くなったり、基本性能の何かを犠牲にしたりしています。

また企業である限り利益を出さないといけないわけで、販売台数見込み、限界利益で売価が決められています。

自作の場合はその部分を全て自分が被ることになります。


~次回に続く~ 

 

コメント (2)
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