精神世界の「2012年問題」をめぐって、ポジティブ勢力とネガティブ勢力で、思惑の相違があるということは分かった。では、どこがどう違うのだろうか。
どちらの側も、変化を志向していることには変わりない。方向性が違うとはいえ、人類の意識進化を促進し、それぞれが自陣営を強化しようとしている。ただ、考え方が異なるだけだ。坂本政道氏によれば、2極の考え方の違いが最も鮮明に表れているのが、「未来観の違い」だと言う。
ポジティブ側は、常に肯定的なのが特徴。何かにつけて、否定的な考え方をしない。だから、未来に対しても自然と楽観的になる。この先も、ベストなタイミングで良いことが起き続け、自然にすばらしい未来がやってくるだろうと予想し、唐突な激変を望んではいない。これが、穏健派のシナリオ。
それに対し、ネガティブ側の考え方は、非常にラディカルだ。急激な変化が起きることを望み、また、起こそうと考えている。その未来観は悲観的、というより、破滅的なのが特徴。坂本政道氏の場合は、「地球に巨大隕石を落下させて人類を大量死させ、一挙に地球から卒業させる」という、「急進派のシナリオ」が、それに該当する。
「ネガティブ」というだけあって、これらの影響を受けた人々は、物事を否定的に考える傾向がある。「人類の覚醒」という大きなテーマに対しても、「そのためにはまず、腐りきった今の世の中をブッ壊さなければならないのだ」というような、現状否定の方向に考えが向かいやすい。
もちろん、新しい体制は、古い体制が焼き尽くされた焦土の、瓦礫の下から立ち上がるのが世の常だ。新しい酒は、新しい革袋に盛らなければならない。それに関しては、どちらの側も、大なり小なり異存はないだろう。要は、程度の問題。どちらかと言えば、否定や破壊の方向に強く考えが向かうのが、ネガティブの特徴と言える。
これを見て思い出したのは、、あの「ノストラダムスの大予言」。
「1999年7の月、恐怖の大王が降ってくる」という有名なフレーズに始まる大予言は、五島勉のベストセラーのおかげで、世間の一般人にまで知れわたった。シリーズ化されてからは、「天変地異と世界戦争により、人類が滅亡する」という終末予言に、「欧米諸国が崩壊し、世界が闇に沈むとき、『日の国のメシーの法』が人類を救う」という救世主到来予言が加わった。他ならぬ、この日本に救世主が現れ、人類を滅亡から救い、すばらしい世界を実現するというのだ。
影響は大きかった。80年代後半からの新興宗教ブームの頃は、どこの新興教団を見ても、「ウチの教祖は、ノストラダムスが予言した『日の国のメシア』なのだ」と言っていたものだ・・・(笑)。
それはともかく、このような「人類はもうすぐ滅亡する」という終末観。そして、「世界を救うのは我々なのだ」という選民意識。それが、坂本政道氏の言うように「ネガティブ・サイドからの情報」なのかどうかまでは、なんとも言えない。でも、このような考え方が破壊的な作用をもたらすのは、過去の経験則で実証されていると言える。
「何十年もかけて、2050年くらいまでにアセンションをじっくりと進める」という、穏健派のシナリオ。「近い将来に天変地異を起こし、急激にアセンションを進める」という、急進派のシナリオ。「この2つが並立している」というのが、従来の坂本政道氏の主張だった。今回は、その2つのうち、「急進派のシナリオ」が「実は、ネガティブ・サイドからもたらされた情報だった」として闇の勢力の刻印を押され、退けられた形だ。
ちなみに、筆者の個人的な好みから言えば、どちらかと言えば「急激かつ劇的な変化」が好きである。「たっぷりと時間をかけて、ゆっくりと進歩しよう」というような考え方は、まどろっこしくて好きになれない。実のところ、坂本氏の言う「穏健派と急進派」に関しても、「急進派のシナリオの方が、シンプルで効果が高そうだな」と考えていた。自分の考え方の傾向が「ネガティブ・サイドの発想」に近いということには、ガク然とさせられた・・・(泣)。
さらなるアセンション情報は →
予言といえばきっちり当ててるのって結局ラビ・バトラ博士ぐらいですねー。資本主義が劇的に崩壊し、日本からプラウト経済(バトラ博士にとってはこっちが救世主にあたる)が始まると言ってるけど、的中率を考えると無視しがたい。。。プラウト理論もしっかりしてるし。ちゃんと具体的な明るいビジョン持って予言してるんで、個人的には好感がもてます。
最後の段落笑いました。僕は、うーん、結果がかわらないならプロセスは穏健でお願いしたいっす(笑)。
御著の中で、2010年小惑星衝突って、イトカワの事ですよね。軌道が地球を狙っている巨岩石。
新聞や海外サイトでも、はやぶさの記事で、確実に衝突する巨石の探査で計算上との相違を微細データを取らせる目的にしたプローブを再始動でここに来ました。
実際の所、計算上では、日本列島太平洋沿岸への大津波の被害予想や何メートルの津波予想がされているのかを知りたいです。沿岸在住なので。
お答え出来得る範囲でお教え願えませんか?
そうですか~。
どんどん、やってみてくださいよ。体験談をヨロシク(笑)
>予言といえばきっちり当ててるのって結局ラビ・バトラ博士ぐらいですねー。
ラビ・バトラ氏は、そんなにスゴイんですか。
>最後の段落笑いました。僕は、うーん、結果がかわらないならプロセスは穏健でお願いしたいっす(笑)。
う~ん、さすがは次男氏。ポジティブですな!!
恥ずかしながら、「小惑星イトカワ」を初めて知りますた・・・。
今度、調べて掲示板に書きます。