“I woke up” after discovering Kabbalah : Madonna
あのポップ界のスーパースター、マドンナが、カバラへの熱い思いを、イスラエルの新聞で発表したという。
「カバラ」というのは、ユダヤ教神秘主義。かの高名なノストラダムスも、かなりハマッていたとか。
とはいっても、マドンナが信仰しているのは、正統なユダヤ神秘主義というより、どちらかといえば「新興宗教」に分類される団体のようだ(そもそも、正統派カバラは女人禁制だそうな・・・)。「ラビ・フィリップ・ベルグ」氏によって創設されたカバラ団体の教義は、「正統派ユダヤ神秘思想と、ポジティブシンキングを組み合わせたもの」だそうで、世界各国に60ヶ所ものカバラ・センターを設置しているという。
報道によると、カトリックの家庭に育ったマドンナは、「誰も私の疑問に答えてくれない」と悩み、ヨガ、ヒンドゥー教、仏教、道教・・・といった、東洋思想を遍歴したという。1997年に友人の紹介でカバラ団体に入会して以来、“Why people suffered in the world or what the meaning of life was all about.”(なぜ、世界の人々は苦しんでいるのか。人生の意味はいったい何なのか・・・)という疑問は、すっかり解けた。
マドンナは、カバラの熱烈信者であることを数年前から公表していた。“Esther”(エステル)という、カバラ名も持っていた。ハリウッドに近い、ロサンゼルスのカバラ・センターには、女優仲間のブリトニー・スピアーズや、デミ・ムーアも、マドンナの熱烈な誘いで入信した。教団にとって、セレブ信者は広告塔。どこの国でも、似たようなもんですな・・・。
だが、ブリトニー・スピアーズは、すでに脱会した。理由は、「おカネがかかりすぎる」ことだったという。ユダヤ流なのか、同団体には「収入の一定割合を寄付しなければならない」という規則がある。ケタ違いの収入をもつセレブだけに、寄付金額は莫大。マドンナも、すでに数百万ドル(ウン億円)を寄付したとされる。
マドンナも、数年前には、信仰の象徴である「赤いリストバンド」を外し、「棄教は目前」と報道された。今回のニュースを見た限りでは、どうやら、信仰の危機を乗り切ったようだ。ありがたや・・・(?)。
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