宇宙のこっくり亭

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詰まったパイプのお掃除 ~ クンダリニーヨーガの要点

2013年06月01日 | ヨーガ瞑想

クンダリニーヨーガの要点は、いくつかにまとめられるだろう。

まず、蓮華座にしても、マハームドラーの柔軟体操ポーズにしても、「尾てい骨を刺激する」のと、「背筋を伸ばす」という、2つのポイントに集中している。

まずは尾てい骨のムーラダーラ・チャクラを伸ばす柔軟体操をしてから、蓮華座に入る。もともと蓮華座は、尾てい骨で身体全体を支える、究極のチャクラ刺激ポーズだ。

そして、数々の柔軟体操はまた、背筋をまっすぐに伸ばして、コリをほぐし、セキズイの歪みを矯正するようにできている。セキズイに沿って存在するとされる、スシュムナー管を通りやすくするだめだ。

つまり、一見、単なるヨガのポーズに見えて、実は、ムーラダーラ・チャクラを刺激し、そこからクンダリニーのエネルギーが、スシュムナー管を通りやすくする。ポーズのすべてが、この目標に向けられている。


その上で、セキズイに沿った意識の上下動を、何度も何度も繰り返す。意識を通しやすくするための、予行演習をひたすら続ける。

意識を上げるだけでなく、下げる練習も繰り返すのがポイントだろう。本当に、まるで詰まったパイプを、通すときの作業そのものだ。

クンダリニーヨーガのアーサナが何のためにあるのかは、それを見れば明らか。

早い話が、詰まったスシュムナー管を通しやすくした上で、尾てい骨のムーラダーラ・チャクラを強く刺激する。この一点に尽きると言っていいだろう。

目的がハッキリしてる以上、必ずしも本に書かれた通りのやり方でなくても、この目的に合うやり方はいくらでもありそうだ。


そして、重要なのは呼吸法。最終的には、やっぱり呼吸がカギを握る。

クンダリニーヨーガでは、原則として、すべての呼吸を鼻で行う。息を吐くのと、意識を下に降ろすのとは、いつもセットになっている。同じように、息を吸うのと、意識を上に揚げるのは、切っても切れない。

「深く、しみじみと呼吸する」というのがポイントだという。

クンバカ(息を止めること)はするけど、それ自体が目的ではなく、上下動する意識をしばらく止めるため。


そして、最も強調されるのは、「チャクラをハッキリと意識する」ということ。

ヨーガの話は、チャクラに始まり、チャクラに終わる。ヨーガ理論とは、そのまま、「チャクラ理論」みたいなものだ。7つのチャクラの位置をしっかりと特定し、呼吸と連動させつつ、できる限り明瞭に意識する。


最終的には、スシュムナーが丸ごとゴソッと身体から抜けていく。

このとき、スシュムナーと身体を連結している、7つのリンクが、次々に外れていくという。

その連結機(?)こそ、7つのチャクラ。

やっぱり、くくりつけられてるものをスムーズに外すには、連結ポイントをひとつひとつ、カチッ、カチッと外していかなきゃいけない。

どれかひとつでも引っかかっていれば、うまく外れない。つまり、クンダリニーは上がらない・・・。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
言われてみれば (こっくり)
2017-09-19 00:18:25
確かに、その通り。

ここで自分が書いていた「尾てい骨」というのは、座骨のことだなあ。

尾てい骨ではありません。訂正します。

ありがとうございました。
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尾骨と坐骨 (かかか)
2017-09-15 18:51:00
「もともと蓮華座は、尾てい骨で身体全体を支える、究極のチャクラ刺激ポーズ」とありますが、足を組んで通常の座具に座る限り、尾てい骨(尾骨)で身体全体を支えるのは解剖学的に不可能です。
その場合、体を支えるのは左右の坐骨です。
ご確認下さい。
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奴隷、家畜? (Unknown)
2013-06-02 18:42:53
ルールに縛られて自分は奴隷や家畜のように感じてる人がいる。やらされている感が強いのでしょう。

自分なりの幸せ感や、自分で選択したという意識が大事だと思う。
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