宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

精神世界と勉強 その3

2014年03月12日 | 精神世界を語る
 
精神世界の勉強は、とにかく「基本」が大事。

仏典でも、コーランでも、古代の教えには、驚くほど「繰り返し」が多い。教えのエッセンスとなる、本当に重要なことなら、何回でも、何十回でも、何百回でも繰り返す。耳にタコができるほど、徹底的に刷り込む。それが、古代の教えに共通する特徴。

古代インドのお釈迦さまの弟子たちも、最終的には瞑想して解脱を目指すんだけど、それ以前の段階として、まずは教えを勉強しなきゃいけなかった。

仏弟子たちが守るべき指針として、ブッダ教団には「八正道」(はっしょうどう)というものがあった。

その八つの項目の最初は、「正見」(しょうけん)。これは文字通り、「正しく見る」ということ。ブッダ教団に入信した者にとっては、これが第一の務めとなる。

これは、多くの仏教の解説書では、「正しく物事を見ること」と書いてある。新興宗教の教祖も、「皆さん。偏りのない目で、正しく物事を見るようにしましょう」と講演し、信者は「はは~っ」と恐れ入る。そんな具合に、八正道は、現代日本の宗教界でも有効活用されている(笑)。

それは確かに、その通りなんだけど、問題は、「正しい見方」とは何なのでしょうか・・・ということにある。そこを語らずして、「正しく見ましょう」なんて言われたところで、信者としては煙に巻かれるだけだろう。

「正見とは、正しく見ることである」、「正定とは、正しく定に入ることである」・・・。

これじゃ、「落馬とは、馬から落ちることである」とか、「腹痛とは、腹が痛くなることである」というのと一緒。
 
某教団の信者は、「正見とは、常に偏りのない尺度で物事を見て、正しく生活すること」・・・(以下略)・・・の8項目を見て思い悩み、「こんなに難しい八正道を、どうすれば実践できるのでしょうか?」と幹部に質問した。幹部は、「あれは、全部できたら神さんですわ(笑)」と答えたという。
 
でも、元はといえば、そんな抽象的で難しい話ではなかった。むしろ、とてもシンプルで具体的な話だった。現代人が、それを難しくしてしまう。
 
仏典にいわく、


>友よ、正見とは何であろうか。

>友よ、それは、苦に関する知、苦集に関する知、苦滅に関する知、苦滅道に関する知。

>これが、友よ、正見と言われる。

(中部経典 『識分別経』)
 
 
「正見とは、苦集滅道(くしゅうめつどう)に関する知である」というのが、ホンモノの釈迦による定義。
 
あまりにも単純明快なので、「お釈迦さまは、本当は何を言いたかったのでしょうね?」とかなんとか、解釈したり、議論したりする余地がほとんどない。

ここでいう「苦集滅道に関する知」というのは、どういうことなのか。

ひらたく言えば、こういうことを知ることだった。



人生は苦しい。生まれ変わり、死に変わる輪廻転生はもっと苦しい。たとえ、一時的には楽しいように見えても、人は老いて病んで死ぬ。最終的には必ず苦しい。

どうして、こんな目にあわなきゃいけないのか。

実のところ、それには原因がある。
 
目を覚ませば、それは終了する。


・・・これこそ、仏教のエッセンス。お釈迦さまの教えの、まさに中核の中の核心教義。それを知るのが、「正見」。

つまり、「正見」というのは、仏教の基本教義をせっせとお勉強して、仏教的な人生観とか、モノの見方をしっかりと身につけること。それに尽きると言っていい。
 
要するに、お釈迦さまは、ここで「お釈迦さまの教えを、しっかりと勉強して身につけなさい」と、弟子に指示しているだけ。
 
本当に重要なことなら、何回でも、何十回でも、何百回でも繰り返す。耳にタコができるほど、徹底的に刷り込む。それが、仏弟子たるものの務め。

ここで言いたいのは、「教えを勉強する」というのが、それだけ大事だってこと。

「ボクには並外れた直観力があるから、勉強する必要はないのだ」なんてことは、普通はありえない。

やっぱり、精神世界には勉強がつきものなのだ・・・。
 
(続く)
 

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
wwww (www)
2014-03-12 14:59:22
↓ワロタ

本当にあった怖い名無し:2014/03/11(火) 12:48:25.48 ID:iUdUa2jU0
2014年03月04日 | こっくり亭日記
2014年も、時間の流れがますます速い。気がつけば、また1ヶ月ほどブログを留守にしていた。

2013年01月15日 | こっくり亭日記
早いもので、2013年ももう半月がすぎた。こんな調子で時間が飛ぶように過ぎていったら、また2014年もアッという間に来るのだろう。「アセンション・イヤー」だった2012年を過ぎても、時間の加速感はまだ続いている。

2012年01月15日 | こっくり亭日記
時間がたつのが、本当に早い。もう、2012年も半月が過ぎてしまった。気がつけば、またしばらくブログの更新止まってた。それにしても、地球で生きるのは、本当に大変だ。なかなか、楽にはならない。 まったく、なんとかならないものか・・・?

2011年02月25日 | 精神世界を語る
気がつけば、もう2011年も2月の終わりが近づいた。早いものだ。かつては、2012年がだいぶ先のことに思えたものだったが、今となっては、すぐそこにある。人類の意識の変容は近い。

2010年01月01日 | 精神世界を語る
いよいよ、今日から2010年。いつかは来ると分かっていましたが、本当に2010年代に突入するとは、特に感慨深いものがあります。「時間がたつのが、だんだん早くなる」というのは、多くの人の実感ですが、これは「年をとると、時間がたつのが早く感じられる」という、年齢による心理的効果なのか、それとも、世界全体の時間の流れが変わってきているのでしょうか・・・。
     
2009年01月10日 | 精神世界を語る
2009年になった。「地球が激変する」というウワサで持ちきりの「2012年」 まで、あと3年を切った。かつては遠い未来に思えたのだが、もうすぐそこまで来ている。
http://blog.goo.ne.jp/konsaruseijin


他力本願で同じところ回り続けて進歩が無い。アセンション信者の特徴。
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Unknown (こっくり)
2014-03-12 15:23:56
一見、同じところをグルグル回っているように見えて、実は、らせん階段のように、徐々にステージが上がっている。

それがアセンション信者の特徴(笑)
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Unknown (Unknown)
2014-03-12 18:24:10
それは、アセンション信者だけでなく、あたりまえのことです。
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Unknown (Unknown)
2014-03-12 20:14:48
こっくり亭には熱心なファン(信者)が多いものだな。


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Unknown (Unknown)
2014-03-13 07:11:24
時間は加速するが意識の覚醒はまだ訪れない
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Unknown (肥田)
2014-03-13 12:50:51
八正道は覚りを開かないと実践不可能だと思います。欲望を消して正しく語るのが正語。
普通人は欲望を消すことができないので実践不可能です。
八正道は欲望を消した状態をもとに組み立てられています。

八正道とは覚りを開いた人の行動様式なのです。
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TAO (Unknown)
2014-03-13 18:42:18
待てば良い
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Unknown (Unknown)
2014-03-14 00:09:31
http://exopolitics.blogs.com/files/russian.secret.alien.races.book.pdf
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Unknown (いす)
2014-03-14 04:45:27
こんばんは

なんか「ソ連が把握していた58種の宇宙人情報」なるものが出てきましたが、どうしましょうか
http://blog.goo.ne.jp/narudekon/e/e16630c854336c56964a9706e2c9fea7

確かペトル・ホボットさんも、ソ連は57種の宇宙人を確認していた、と言っていましたよね

しかし、それはともかく、私やコンサル星人さんが宇宙人の魂を持つと仮定すると
前世はこんな姿だった可能性もあるわけですね・・果たしてそれでいいのだろうか私の魂は。
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Unknown (こっくり)
2014-03-14 07:47:37
>しかし、それはともかく、私やコンサル星人さんが宇宙人の魂を持つと仮定すると
前世はこんな姿だった可能性もあるわけですね・・果たしてそれでいいのだろうか私の魂は。
 
このトップページの「プロフィール」に、筆者の本体のイラストが出ています(笑)
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