宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

「いま、ここ」に意識を集中する

2013年07月03日 | 精神世界を語る
    
 
アメリカでは、何十年も前から精神世界の定番中の定番といえる、「ビー・ヒア・ナウ」。これがいまや、「いま、ここ」として、日本にもすっかり定着した感がある。
 
「いま、ここ」に意識を集中するというのは、元はといえば、インドの瞑想哲学。これは、時間と空間を超越するための秘法なのだ。
 
 
「いま、ここ」に生きるためには、どうすればいいのか。それは、過去の後悔とか、未来の不安とか、そういうものを忘れればいい。過去や未来という時間だけでなく、東西南北、四方八方の空間のことも忘れる。

そのためには、何も考えず、アタマを空っぽにするのが一番だ。もちろん、「そう言われなくても、ボクはもともとアタマが空っぽで、何も考えてないよ!?」という人もいることだろう。そういう人は、「いま、ここ」の生き方に、もともと近いと言える。

赤ちゃんは、オモチャに夢中になると、他のことを全部忘れてしまう。でも、ティッシュペーパーを丸めたり引っ張ったりするのに夢中になると、オモチャなど振り返ることもしない。お菓子に夢中になると、今度はティッシュペーパーを放り出してしまう。まさに、「いま、ここ」の生き方が完璧にできている、理想的なお手本だ。
 
赤ちゃんだけでなく、犬や猫とか、小鳥とかも同じだろう。小鳥をカゴから出すと、大喜びで家の中を飛び回る。カゴに戻そうとすると嫌がるけど、いったん戻してしまえば、それはそれで、別に不満そうではない。カゴの中で、ノンビリとくつろいでいる。小鳥にとっては、現在がすべてなのだ。
 
どうして、人間の大人だけが、「いま、ここ」のみに生きられず、常に、過去や未来の幻影に悩まされていなきゃいけないのか。それは、アタマが発達したからだ。つまり、知的に進化した代償として、そうなってしまった。
 
「だったら、永遠に子供でいればいいじゃないの?」ということになるかもしれない。というより、「鳥や獣から進化しなければいいんじゃないの?」ということにもなりかねない。
  
でも、やはり、そういうワケにはいかない。というのも、「愛と知」こそが、精神世界の二大価値だからだ。「愛は知に勝る」とはいうものの、知もまた、愛に次ぐ大きな価値であることに変わりはない。知的な進化も、しないよりは、したほうがいい。

つまり、何も考えていない子供や動物が「いま、ここ」に生きられるのは、言ってみれば、当たり前のこと。人間の大人でありながら、しかも「いま、ここ」に生きられるというのが、それを上回る理想像と言える。

「本当は酒が飲めるのに、飲めないフリをするのが一番」と言ったのは兼好法師だった。つまり、酒はなるべく飲むべきじゃないというのが建前なのだが、本当に飲めないよりは、実は飲めたほうがいい。思考もそれに同じで、「本当は考えられるのに、とりあえず、何も考えていない」というのが一番いい。


といっても、それは簡単なことではない。洞窟の中で静かに暮らしているのならともかく、普通に生きていれば、どうしても現実に振り回される。いや、洞窟にこもってたって、何もせず静かにしていると、かえって昔のことばかり走馬灯のように想起されるものだ。ムカつく奴のことを思い出して、「いまさら仕方ないけど、改めて、アノヤロ~!!」ということにもなりかねない。

「いま、ここ」に生きるというのは、一時的には難しくない。過去のことを思い出したり、未来のことを考えたりしなければいいだけだからだ。でも、持続するのは難しい。

一番いいのは、瞑想でそれを強化することだろう。瞑想で、集中力と観察力を強化する。凸レンズで太陽の光を一点に集めるように、意識を「現在の一瞬」にググーッと集中させる。そういう訓練を積むことによって、意識にもっと本質的な変化が起きてくる。

「わざわざ訓練しなくても、自然に、いまここを意識していればいいんじゃないの」という意見もあるだろう。確かに、それも一理ある。

でも、「いまここに目覚めて、私は変わりました」と言うのは簡単だけど、それが一時的な気分の変化でないという保証はない(笑)。やっぱり、そこに「瞑想による訓練」ってものがないと、確固たる意識改革には至らないんじゃなかろうか。スポーツや芸術その他と同じで、なにごとも修練が大事なのだ。精神世界だけが例外ということはない。
 
筆者は、「集中力と注意力を強化する瞑想トレーニング」というようなのが大好きで、盛んにやっている。

最近は、アタマの中が空っぽになってきて、明らかに集中力が違ってきている。同時に、意識の中心が、いままでは頭部に貼り付いていたのが、胸部のハートチャクラあたりまで降りてきたという感じだ。アタマで考えることが、以前よりもずっと少なくなっている。

意識が頭部に偏っていることが、集中力と注意力を低下させる大きな原因なんじゃないかと、今では感じている。要するに、「アタマの中に雑念がありすぎる」というのが、注意欠陥の元凶ということ(笑)。

「アタマの中を空っぽにする」というのは、気功でも基本中の基本とされている。首から上は、背骨のテッペンに、ダラーンと乗っかってる感じにする。ボーっとした、恍惚の境地。そうすると、気のエネルギーが自然と湧き出してくる。老子風にいえば、「恍たり惚たり、その中に精あり」。

ボーっとしてるんだけど、それでいて、精神を鋭く集中している。単にリラックスしているワケではないのだ。ここがポイント。
 
歩きながらだったら、右足、左足・・・と足にひたすら注意を集中する。ヴィパッサナー瞑想の「ラベリング」だと、実際に「右足、左足・・・」と心の中で唱えて、気持ちがそれるのを防ぐ。
  
アーナーパーナ・サティの場合は、鼻から出たり入ったりする息に、意識を集中する。これが一番、無味乾燥なので、純粋な集中力の強化につながる。要するに、空気が出たり入ったりしてるだけで、まったく何の意味もないから、雑念も起きてこない。

筆者の場合は、頭部のチャクラに意識が偏るのを修正するのが個人的課題なので、鼻に意識が向かうような手法は避けている。今は、胸部のハートチャクラあたりに意識の中心が据わるよう、コントロールしている最中だ。つまり、同じ呼吸を題材にしているとはいうものの、鼻ではなく、肺に意識を集中する(笑)。
   

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いまここ (Unknown)
2013-07-12 11:54:16
>「成功とは、現状に満足し、自分らしさをイキイキと生き、自分も周囲も豊かで幸せで・・・」

これを定義にして「成功哲学系スピリチュアル」を展開させています。

しかし読み方によっては、成功への執着と捉える人もいるようです。

執着があれば、満足することも、自分らしさをイキイキと生きることもできません。

執着は苦しみ一直線です。
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いまここ (Unknown)
2013-07-12 21:01:07
>現象界にどっぷりハマってしまった人には、精神世界の学びは必要です。

しかし同時に、精神世界にハマってしまった人には、バランスを取るための「生き方講座」が必要だと考えます。

それを「アベノミックス」と名づけてみました。、

次はkmさんのコメント

>お金を人より儲けるということは、その分他の人の稼ぎを取ってしまうことになる、ということになりませんか。競争社会である以上。

なので、お金をもっと、あればあるだけいい、というのは、個人で完結すればいいのですが、貧しくなる人が増えることになるのでは?

まずは、人より儲けるという発想はやめたほうがいいです。

あなたが豊かになることで、誰かが貧しくなるというのも誤解です。

そしてあなたが収入を自重しても、貧しい人の数は減りません。

終戦直後と比べれば、いまやほぼ全員が当時より豊かになっています。

同じように世界中の人が、貴族のごとく豊かになることも可能なのです。

それには、古い考え方を変えていくことが必要です。

世界の現実は、人類の思考の結果です。

個々の考えを根本から変えることが、新しい時代の礎(いしずえ)になっていくと思っています。

ここは重要なポイントなので、この先また触れることになるでしょう。

いいきっかけをありがとう。

このテーマには多くの疑問や意見が寄せられ、じれったいくらいに前に進みませんが、マッタリ行きましょう(^o^)

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いまでしょ (Unknown)
2013-07-13 15:58:55
>今のあなたは、過去あなたが自分に対して考えてきたことの結果です。

すべては思考が作り出しています。

究極的には「あなた」など存在していません。

ただ存在だけが存在しています。

その存在こそが真実のあなたなのですが、それはもう自分と呼べるようなものではありません。

とは言え、この世で生きるためには自分を持たざるを得ません。

それは人生の乗り物であり道具です。

自分を変えるというのは、自分に対する考え方を変えるということです。

たとえば、私は醜いアヒルの子ではなく、美しい白鳥だというイメージチェンジです。

そういえば前に誰かが、「それも新しい思い込みではないか」と指摘していました。

その通りです。

でもそれを指摘したところで、思い込みを生きることは避けられないので、それぞれの人生に役立つ思い込みに変えていこうと言うわけです。

人は皆、「私」という固定したキャラクターが生きていると思っています。

それは心のとても深いところに巣くっている思い込みです。

でもその気になれば、いくらだって変えることができます。

そして人生の不思議なところは、自分に対して持っているイメージにふさわしい現実を引き寄せるということです。

ですから、お金持ちになりたい人は、すでにお金持ちになっている自分をどこまでイメージできるかです。

いままでと同じ日常を、いままでとは違うリッチな自分が生きていくのです。

そんな自分なら、どんな現れになるか、出来事に対してどんな思考や感情を選んでいくか、それを瞬間ごとに生きてみます。

おそらく余裕を持った謙虚さが自然に発揮されるようになるでしょう。

気恥ずかしいくらいに当たり前なこのイメトレは 、驚くほどの力があります。

遊び心を持って、なおかつ真剣にこの事に取り組むかどうかが分かれ道です。

たいていの人は一度二度試して、「うまくいかない」「ばかばかしい」と言って止めてしまいます。

でも最初からうまくいくわけがないのです。

なぜなら長年にわたり、真逆のイメージを自分に刷り込んできたのですから、一朝一夕に変えられるわけがありません。

数週間、あるいは数ヶ月間かかると思った方がいいでしょう。

これができるようになると、自己を暗示にかける術が高まります。

そうしたら、しめたもの。

あなたの内側に見合った現実が展開し始めます。

それは内側に閃くアイデアだったり、外側で起こる縁だったりします。

そのときあなたは、自由に現実を創り出していく奥義を習得したことになります。

難しいことなど何もありません。

多くの人は複雑なテクニックの方に信憑性を感じますが、真実のテクニックは、口があんぐりするほど単純です。

そこまでわかったら、あとはいつから始めるかです。

「いつやるの?」

はい、ご一緒に

「○〇○〇○」

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斉藤一人 (Unknown)
2013-07-14 00:59:10
>2013年07月13日(土曜日)
【斎藤一人さん】 べらんめぇ!人生相談 【永久保存版】

【Q】
私は仕事が早く、仕事の遅い同僚の手伝いをさせられることがよくあります。
同じお給料で仕事の量が違うなんて不公平だと思います。
そんな考え方は間違っていますか?
【A】
間違っちゃいないんだけど、ヤな性格だよね。
だって、終わったのは手伝ってやりゃあいいじゃない、仲間なんだからさ。
ときどき俺は性格ワリイなあなんて、気がつくと楽しいと思うよ。
以上でーす。

【Q】
親の店を継ぎました。たいしてやりたかった仕事ではないせいか、もうひとつやる気がおきません。
やっぱり、継ぐべきではなかったでしょうか?
【A】
当たり前だよなぁ。
一所懸命やってもさ、お店持ちたくて持ちたくて、やっと持った人で一所懸命やったってうまくいかないのにね、
親がやれつったからやったとか、たいしてやりたくねぇとか、って、あの……
商売なめてるしさ、客なめてるし、人生なめてるよな。
まあ、なんつったらいいんだろうなぁ、
え~、まぁ英語でいうと「オオバカヤロウ」だな。
わかりましたか?
少し真面目に生きてくださいよ。

返信する
いまここ (Unknown)
2013-07-14 13:57:25
>みなさんにお伝えしていることは、僕自身が実践して成果を上げてきたことです。

そして誰にでも可能だということを確信していることばかりです。

ところが人間は、次々とうまくいっている人を見ると、人にはできても自分にだけはできないと考えがちです。

僕はこの20数年間、セミナーや講演会をとおして多くの階層の人と至近距離で出会ってきましたが、人が持っている能力は思われているほど違わないという結論に至りました。

それでは何が違うのか。

それはズバリ、考え方が違うのです。

いいとか悪いとかではなく、考え方の違いが、人の人生を大きく分けています。

どんな生き方でも、自分が心から満足しているのであれば、それで何もいう事はありません。

しかし本当の思いが別のところにあって不満が鬱積しているのに、その不満を論理的に正当化しているとしたら、そんな人に新しいアイデアを提供し、イキイキと生きられる道を示したいと思うのです。

おせっかいは百も承知で、それでも長年そんな活動に身を挺してきたのは、きっとこれが僕の業(カルマ)なのでしょう。

僕にとってこのような活動は、次なるステップへの一段階でした。

次なるステップとは、人生を超えたところにある絶対的な境地。

自分が何者であるのかという真実を知ることです。

ここに至っては、どう生きるとか、生きないとか、そんなこととは関係なく、すべては「いまここ」で完璧にして完全だということを理解します。

じゃ、「どうして生き方や考え方について学ぶんだ?」とマインドは言います。

マインドは何もわかっていないのですが、結論を聴くことで納得できてしまう特技があります。

そういう声を無視して、生身の人間稼業としての学びも同時に提供していきたいと思っています。

我々は、思考の海の中に生まれました。

その海は、家庭や周囲の環境ごとに、まったく違う性質を持っています。

自分はどんな海で育ったのか、そのことを客観的に検証してみるのは役に立ちます。

一切の判断を捨て、ただありのままを検証してみるのです。

すると、その海が持っている役に立たない観念の数々が見つかることでしょう。

見つけたらしめたもの、それは変えられるからです。

でもこの作業は骨が折れます。

見たくない部分に直面するかもしれません。

多くの人はこの部分を検証せずに新しい考えを持とうとしますが、それは上手くいきません。

古い海の中に暮らしながら、新しい海を描いても限界があるのです。

ここ(古い海の検証)をやり切ることができないので、多くの人は本や講演会などで成功哲学を学んでも、成果が出せないまま終わってしまいます。

古い海が持つ役に立たない観念を発見し、それを手放すことができれば、新しい海の住人になっていきます。

そして人生が大きく発展していくのです。

人生に強い影響力を持つ、お金について、あるいは性について、自分がどういう観念で縛られてきているか、何度も何度も検証してみてください。

大変な作業ですが、毎日の仕事量に比べればたいしたことはありません。

こういう事に本気になれたら早いのですが、なかなかね・・・。

う・・・ん、言葉じゃ伝わり切らないかなァ。
返信する
いまここ (Unknown)
2013-07-15 16:35:48
>いまここ

いい人生だ

13/7/15 09:55

このシリーズは主に、精神世界を学び始めて新たな観念を持ってしまった人用に書いています。

なんだかんだと書き綴っている「アベノミックス」。

で、ここまでのところ何が言いたいのかと言えば、
あなたはどんな人でもない。

だからどんな人にでもなれる。

あなたの思考が映し出されて人生が作られている。

だからあなた次第で、自由に人生を創りだしていける。

以上!

で、ここまでで第一章を終わります。

こうして改めて見てみれば、語りつくされてきたことですが、ここに書いているのは経験から確信した真実です。

分かれ目は、このことを知っているかどうかではなく、実践するか否かです。

続きも書こうと思うけれど、このテーマはけっこう疲れます(笑)

冒頭に述べたように、スピ系の話を展開している人が、急にお金や成功の話を持ち出した時、受け手側から様々な異論反論が飛んでくるからです。

ここまで比較的少なかったのは、そのあたりを慎重に書いてきたからでもあります。

アクセス数が多いブログのほとんどはコメントを承認制にしていますが、そのほうが書きたいことが書けるからだと思います。

匿名による無責任な発言から、大切な場を守るためには仕方ないことなのでしょう。

そういう点から言うと、ここは訪れてくれる人たちに恵まれています。

それでもたまに、その日たまたま来たような人が、えっ?というような足跡を残していったり、そうとったかというようなコメントもありますが、ま、それはこれからも起きていくと思います。

いまはまだ気力も体力もあるので、この刺激的なテーマをもう少し続けてみます。

もしかしたらそのうち、コメントを承認制にするかもしれませんが、それはそれで違う展開が楽しめることでしょう。

でね・・・じつはね・・・僕はね・・・

ブログを書くのが面白くて仕方ないんだわさ(^o^)/

ところで、「すべての『思い込み』から自由になる生き方」の新聞広告が出ているみたいですね。

昨日の朝日新聞と今日の読売新聞の、1面の下に載せてくれたようです。

明日は同2紙の関西版に載るとのことです。

小さな枠でも、嬉しいものですね。

そうそう、先日、皇太子殿下にも読んでもらいたいと書いたら、殿下のご学友からフェイスブック経由でメールをいただき、可能性が見えてきました。

なんだか幸せな気分です(^o^)

返信する
本当の成功 (Unknown)
2013-07-17 14:21:29
>本当の成功

2013/07/17 09:00

今回は、「成功」について、書いてみます。

成功者というのは、いくつか共通点が、あるようですが、その中の一つに、「記憶力」が、あるそうです。

成功している人は、皆、例外なく、記憶力が、とてもいいそうです。

これは、学校の成績が、優秀というのではなく、過去の出来事を、正確に、覚えているのだそうです。

記憶力がいい人は、

「子供の頃、自分が、何が、得意だったのか?」

「学生時代、苦手だった科目は、何だったのか?」

「好きなタイプの異性は、どういうタイプだったのか?」

「どうしても、仲好くなれなかったのは、どういう人だったのか?」

こういうことを、よく覚えているために、同じ失敗を、繰り返さないのだそうです。

反対に、記憶力が、あまりよくない人は、すぐに忘れてしまうために、何回も同じ失敗を、繰り返すようです。

仕事や恋愛などで、何回も同じパターンの失敗を、繰り返す場合には、

「自分は、もしかしたら、記憶力が、悪いのではないだろうか?」

と、一度疑ってみたらいいと思います。

そこから、いろいろなヒントが、見つかるかもしれません。

あと、成功には、「一時的な成功」と「本当の成功」の二つが、存在するという話を、聴いたことがあります。

ほとんどの成功者が、2回の成功を、体験するそうです。

最初の成功は、「一時的な成功」です。

「一時的な成功」というのは、たとえば、若いころに、「努力」もしながら、「勢い」や「運」の力などで、一時的に、大成功するようなことです。

歌手が、デビューして、すぐに大ヒットを出したり、タレントが、お笑い番組で、人気者になった後に、すぐにいなくなる、いわゆる「「一発屋」などが、このパターンですね。

だいたい、一回で、大成功してしまうと、ほとんどの人が、自分の才能を、過信したり、傲慢になったりします。

そこで、妬まれたり、嫌われたりして、ダメになることが、多いようです。

「人生には、三つの坂がある。上り坂と下り坂、そして、『まさか』という坂だ」

と、よく言われますね。

この「まさか」に、あたることが、最初の大成功の後に、出てくることが、多いようです。

「まさかー!!」

と叫びたくなるような事件や出来事が、起こるのです。

それから、まっさかさまに、転落していくのですが、大切なのは、この転落した後です。

9割の人は、そのまま、転落したまま、二度と再起することは、ないそうです。

ただ、1割の人が、その後に、再起して、再び成功するのだそうです。

転落したままになる9割の人と、再起する1割の人の違いは、

「人のせいにする」

という姿勢だそうです。

転落する人は、

「あいつのせいで、俺は、蹴落とされた、絶対に、復讐してやるぞ! このままでは、終わらないぞ!」

「自分は、何も悪くない。周囲の人間が、バカばっかりだったから、失敗したんだ…」

こういう言い訳で、自分を、納得させるのだそうです。

傲慢さを、捨てきれないのです。

それに対して、再起する人は、

「自分が、思いあがっていたから、皆から、嫌われたんだ。もっと、思いやりをもって、人と接しておけば、よかった。これからは、もっと皆に、親切にしよう」

「これからは、もっと、人格を磨こう。もっと謙虚に生きよう」

こういうふうに、反省して、生き方を、改めるそうです。

謙虚になるのです。

この2回目の成功は、最初の成功ほどでは、ないのですが、そのかわり、「安定」するのが、特徴らしいです。

2回目の成功に、入ったら、その後は、ずーっと、安定して、成功し続けることが、多いそうです。

この2回目の成功が、「本当の成功」だそうです。

イメージすると、ちょうど、ジェットコースターが、最初に、一番高い所に、上がって、それから、真っ逆さまに、落ちた後、最初の高さほどではないのですが、それからは、いろいろな高さや角度を、楽しめるような感じです。

「一時的な成功」は、「努力」、「勢い」、「運」で、達成できるのです。

しかし、「本当の成功」を、続けたかったら、「人格」を、磨きながら、「謙虚さ」を、身につけることが、大切みたいです。

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Re: 本当の成功 (Unknown)
2013-07-17 16:14:09
タイトルをみて、最近、疑問に思っていることに合致してしまいましたので、おもわず、反応してしまいました(笑)

成功って、する必要があるんでしょうか?

そんなの当たり前じゃないか、という人がほとんどだと思うのですが、最近、ホントにそうなのかなと思うようになりました。

子供の頃から、成功する/成功しなければならない/成功した人、ってことを教え込まれて/刷り込まれて、成功しなければならない、という価値観をもってしまったんじゃないか、と思うんですよ。

成功しなければならない、という考え/強迫観念から、個別を強化して、世の中おかしくなっているんじゃないか(ここまで考えるのはさすがに極端?)とさえ思うことも多いです。
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成功? (Unknown)
2013-07-17 17:44:05
成功ってどんなことだと思いますか?

記事の最後の方に書いてありますが、人として色んな体験を重ねていって、磨いてゆくということじゃないでしょうか?
社会人になって商売や仕事に馴れて、生活のための収入が得られるようになったら成功者だと思います。
ただ、その後に30年、それを継続発展させられたら、それはやはり本当の成功だと思います。

いい学校にいっていい会社に入るのが成功じゃなくて、入社は単にスタート。
小さい規模でも起業して、それが継続できたら成功者でしょう。その間には色々ありますからね。

成功というと、どんなイメージでしょうか?

大金持ちになることでしょうか?偉人になることですかね?

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Re: 成功? (Unknown)
2013-07-17 19:00:56
Re: 成功?

内容から察するに、僕の方の問い「成功は、する必要があるのか?」についての返答は、「本当の成功」なら、する必要がある、ってことですかね?

> 成功というと、どんなイメージでしょうか?

人それぞれ、人生の目標/目的を設定して、それを到達するってことですかね?

> 人として色んな体験を重ねていって、磨いてゆくということじゃないでしょうか?

確かに、「人として色んな体験を重ねていって、磨いてゆく」というのが人生の目的だと考えている人は多いですよね。
僕自身そう思う反面、本当にそうなのかな、って思うことも多いんですよ。

ちょうど、上で、「すべての『思い込み』から自由になる生き方」って本の紹介をしてくれている人がいますが、タイトルだけ拝借すると、これも「思い込み」なんじゃないかな、と思ったりします。
(本を読んだわけではありませんが、内容に自己矛盾を含みそうなタイトルの本ですよね。)

「成功は、する必要があるのか?」という問いは、言葉を変えれば、「人生に達成すべき目的があるのか?」という問いになるのかもしれませんね。
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