宇宙のこっくり亭

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古代シュメール神話 ~ アヌンナキ

2008年11月11日 | シュメール神話 アヌンナキ
 
シュメール人は、5000年(あるいは、もっと前から)も前にイラクで繁栄した、出自が不明の民族。

「人類最古の文明」という評価が定着している。 なにせ、シュメール人が古代文明を謳歌していた頃、イラクを除く全世界が、まだ石器時代であった・・・。
 
イラクといっても、南部の、ペルシャ湾に近い地域。 現地を知る人の話によると、とにかく「暑い」の一言。 日本の夏もかなり暑いが、それでも想像を絶する暑さだということだ。 

そんな暑い暑いイラク南部で、人類最古の古代文明が栄えた。 

シュメール人は、歴史上に忽然と登場して、忽然と消えた。 考古学者が手を尽くして調べてきたのだが、今でもどこから来て、どこに消えたのかが分からない謎の民族。

そんなシュメール人には、神話があった。 人類最古の神話である。 神々の名は、アヌンナキ

神話によると、アヌンナキと呼ばれる、神々の一群があった。

アヌンナキの会合の長は偉大なる空の神で、都市ウルクの守護神でもある アヌ であり、他の参加者はアヌの子である。

のちにアヌの地位は、天と地を分けたとされる神、都市ニップルの守護神である エンリル に取って代わられた。

一方、エンリルの他に、もう一柱、有力な神がいた。

エンリルの腹違いの兄弟、都市エリドゥの守護神である エンキ である。

このエンキこそ、人類の創造者。 

天空の神・エンリルと、人類の始祖・エンキは争った。 エンリルが勝利し、エンキは敗れた。 この結果、エンリルは神々の中でも指導的地位を確立したという。

アヌンナキと呼ばれる上級の神々の下には、下級の神々がいた。

下級の神々は、イギギと呼ばれる。 いわば、神々の中の労働者。 せっせと働き、世界を維持していた。

あるとき、イギギは「もうイヤだ」と言い出した。 あたかも、月曜の朝に出社拒否を起こしたサラリーマンのように。

イギギはシャパトゥ(ヘブライ語ではサバト:安息日)にストライキを起こし、職場放棄して仕事をサボり始めた。

このため、やむを得ず、エンキは人間を創造したという。

人間に作業をさせ、神々が働かなくともよいように・・・。
   
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