宇宙のこっくり亭

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アメリカの企業で、瞑想が導入されている

2014年04月10日 | ヴィパッサナー瞑想
  
アメリカは、やっぱり世界最先端の地だ。いまさらアメリカを称賛したところで、どうなるってものでもないけど、いまの地球で文明が最も進んでいるのは確実で、そこは認めるしかない。

海外ドラマ・ファンの筆者にとっては、ドラマを見るたびに、それをシミジミ実感する。韓国ドラマや台湾ドラマを見たあとで、アメリカのドラマを見ると、現代モノでも、まるでSFみたいに感じられる。学校も、職場も、病院も・・・。いろんな面で、ほとんど未来社会のような印象を受けるのだ。もちろん、どこの国でもドラマと現実は違うから、そこは均等に割り引くしかないんだが(笑)。でも、おおむね、当たらずとも遠からず。
 
そんなアメリカでは、企業に、瞑想を導入する動きが広がっている。

特に、西海岸のIT企業では顕著なようだ。もともと、かの高名なる故・スティーブ・ジョブズを初めとして、この手の企業を創業する人たちは、いわゆる「ヒッピー文化」みたいなものに染まっている。これは、ニューエイジャーの領域。インド人の導師の下で瞑想したりとか、もともと、そういうことが大好きな人たちだ。

いま、最も注目されるIT企業といえば、やっぱり、グーグルだろう。グーグルのアンドロイドは、世界の多くのスマホやタブレットに搭載されている。急速に普及するタブレットは、ノートPCに並ぶ勢いで、長らく君臨してきたマイクロソフト・ウィンドウズの天下を脅かしている。ビル・ゲイツの片腕として有名なマイクロソフトのバルマー元社長も、「10年前に戻れるのなら、やり直したい」と、妙に弱気なことを言ってるらしい。これから、ウィンドウズは、マウス中心の入力方法から、タッチパネル中心の操作へと切り替えていくんだとか。

そんな、動きが激しいシリコンバレーのIT業界。いつもスピード違反で暴走しているような、なんともキツい世界だ。強烈なプレッシャーとストレスがある。だから、心の安らぎが必要。
 
そこで、瞑想というわけだろう。
  
グーグルでは、「マインドフルネス瞑想」の社内セミナーが、定期的に実施されているらしい。マインドフルネス瞑想ってのは、注意力と集中力を強化する、「気づき」の瞑想。本ブログでもたびたび取り上げてきた「ヴィパッサナー瞑想」と、呼び名は違うけど、まあ、内容はだいたい同じようなものと言ってよい。

マインドフルネス瞑想については、また改めて取り上げるとして、注目されるのは、グーグルを初めとする多くの企業で導入されていること。

ハフィントン・ポストの記事によると、

>Google社やデパートチェーンのTarget社、そして大手食品メーカーGeneral Mills社に共通するものは何か、ご存知だろうか。

>それは瞑想だ。

>東洋を起源とする瞑想の技術、「マインドフルネス」(気づき)のトレーニングを導入する大企業が増えている。
 

グーグルでは、「自分の心をなかを検索する(Search Inside Yourself)」と名付けられたマインドフルネスのコースを実施し、これまでに1000人以上の従業員が受講しているという。

D.I.Y (ドゥー・イット・ユアセルフ)ならぬ、S.I.Y (サーチ・インサイド・ユアセルフ)だ。

ワールド・ワイド・ウェブの中を検索する代わりに、自分の心の中を検索するというわけ。

ニューヨーク・タイムズの記事(英文)によると、この瞑想コースを始めたのは、Chade-Meng Tan という名前の、シンガポール人だそうな。

シンガポールで生まれ育ち、アメリカ西海岸の大学を卒業したTan氏は、創業まもないグーグルに入社し、厳しい荒波の中を生き延びてきた。そんな中で始めた、マインドフルネス瞑想のトレーニング・コース。受講者の口コミで広がり、すでに1000人以上の社員が受講した。いまも、ウェイティング・リストはいっぱいだという。

さらに、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事(英文)によれば、欧米のいくつかの著名な大学の、MBA(経営学修士)コースで、マインドフルネス瞑想が取り入れられている。

瞑想には、意識を覚醒させる効果があるのは、もちろんなんだけど、それだけでなく、現実世界を生きる上でも、まちがいなく高い効用がある。

世間の一般人は、スポーツで体を訓練することや、勉強で頭を訓練することの重要性については広く認識している。でも、瞑想によって心を訓練することの重要性までは、まだ十分に認知されていない。

「瞑想」ってものに対して、あまりにも浮世離れしたイメージを持っている人が多い。

でも、マインドフルネス瞑想をやれば、集中力や注意力を初めとする、日常生活を送る上でも重要な能力が、確実に強化されるのは請け合い。見落とされがちだけど、そこは重要なポイントだ。
  
筆者も、もっと前からやっていれば・・・と後悔することしきり。というのも、人間が日常生活を送る上で大切な、集中力や注意力その他が、かつては、とても不足していたからだ。そのせいで、この人生における苦労がどれだけ増えたかは見当もつかない。もっと早く、瞑想トレーニングの重要性に気づいていれば、人生がまったく違うものになったことだろう。いまさら言っても仕方がないことだけど・・・(笑)。
 
(つづく)
  

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
瞑想にもいろいろありますね。 (さくら)
2014-04-10 14:21:20
あの忌わしい「反省行」とは、違いますね。
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Unknown (こっくり)
2014-04-10 23:21:32
>あの忌わしい「反省行」とは、違いますね。

過去の嫌な思い出を想起し、涙を流して反省しろという、某教祖の教え。

精神的に健康になるどころか、心を病む人が続出(泣)
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Unknown (Unknown)
2014-04-11 22:12:16
飛行機を飛ばす人なんかも良いのでは…
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Unknown (Unknown)
2014-05-01 20:38:04
さすがアメリカ、大したもんだ。

牛肉の関税下げなさい。(笑)
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