谷風便り

つれづれなるままに
よしなし事を、書きつづります

タナゴ

2006年04月06日 19時02分44秒 | Weblog
タナゴをご存知ですか。小生、観賞魚として飼育しております。


タナゴ釣りとへら鮒釣りは、日本独特の釣りです。
タナゴ釣りは、他の釣り人より小さなタナゴを釣る事を自慢します。
20年位前まで竿頭は、1日に10束(1000匹)も釣っていました。小生でも3束は楽に釣りました。
印旛沼でもタナゴの釣れる場所はいくらでもありました。今は、釣れる場所がなくなり、茨城県の北浦まで行かねばなりません。上の写真は、北浦で釣ったタナゴたちです。

それでも、タナゴは幸運です。私たちが子供の頃釣ったクチボソは、ほとんどいません。タナゴは、タマゴを貝の中に生むから生き残れたのだと思います。
日本の魚のタマゴは、外来魚のブルーギルに食われ、孵ったとしてもブラックバスに食べられてしまうからです。
外(害)来魚については、別の記事で論じたいと思います。
先ほど、10束も釣る名人がいたと言いましたが、素人には魚が小さすぎて1匹釣るのも難しい魚です。

なぜ冬の釣りであるタナゴの話を始めたかと言いますと、先日ウオーキング中柿の枝先にこんなものを見つけたからです。

これは、玉虫(長さ1cm位)と言いタナゴ釣りの餌なのです。殻を割ると黄色のひげを生やした虫がおります。この虫のくもの糸のような腸線を針先にに巻きつけ(仁丹粒より小さく)釣るのです。1回巻きつけると10匹位釣れることもあります。玉虫1つで30匹位は釣れます。かっては、釣り道具屋で1個30円ぐらいで売っていました。この虫も、今では売っているところはありません。自然破壊と農薬で少なくなりました。

タナゴ釣りの竿、仕掛け、針など皆繊細で独特のものです。


ご覧のように針の小ささ判りますか。針先は自分で研ぎ、糸も自分で結びます。
糸は200番の絹糸、蔵前の糸問屋に買いに行きます。
ウキ1個500円位します。しかし、普通の釣り道具屋では、売っておりません。
茗荷谷まで買いに行っておりましたがその店もなくなりました。
11月頃になればタナゴ釣りに行きます。その釣行記で、タナゴ釣りの独特な小道具について話したいと思います。

コメント (7)
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