平成23年1月23日(日)我が八千代、晴?曇?そんな天気で寒いです。
この後、全国都道府県対抗男子駅伝のテレビ観戦です。
さて本題です。
1月20日パソコン仲間と高津比神社(八千代市高津294所在)のハツカビシャ(二十日歩射、オビシャ)を見に行きました。
神社の鳥居です。その向こうにあるのが弓射の的(裏側)です。
神社の拝殿です。
オビシャは、年頭から春先にかけて行われ、天候と平穏な作柄を祈願する行事です。
高津比神社では、毎年1月20日に行われます。
馬に乗って矢を射る流鏑馬に対して、馬に乗らないビシャ(歩射)のようです。
拝殿から見た弓射の的です。的は直径90センチぐらいに竹を籠目に編み半紙を張り作られています。
鬼の字に似ていますが、「
甲乙ム(無)」と描かれています。地元では甲乙ナシと読み、豊作でも凶作でもなく中くらいが良いとされています。
本殿です。
世話人(当番:3名)の方と思いますが、拝殿で弓の点検を行っています。(暗かったので画像が荒れてしまいました。)
弓・矢・的は、世話人の方が前日(19日)作ります。弓は桑の木の皮を矧ぎ、弦は麻糸を撚って作ります。
午後1時過ぎからハツカビシャの神事が始まりました。まず、神主さんがお祓いをし、玉串奉奠が行われました。
集まった皆さんは、弓を射る神事が始まるのを待っています。
いよいよ的に向けて弓を射る神事が始まりました。拝殿から鳥居前の的を狙います。
最初は、神主さんからです。私の記憶では、的に当たりませんでした。
矢は、篠竹を80cmに切り作ります。
次に豊田八千代市長が的を狙います。やはり当たらなかった思います。市長さんは毎年参加されているようです。
世話人、役員の方が次々に矢を射ます。合計13本の矢が射られました。
的にあったのは、2~3本でした。射られた矢は、皆さんが奪い合いでした。ゲットした矢は、家の神棚に1年供え家の繁栄を願うそうです。
弓射の後は、
オトウウケトリが行われました。今年の当番と次の当番が盃を交わした後、オトウ(御神体)を引き渡します。
その後、場所(高津自治会館)を移してし直会(なおらい:神祭の後の酒宴)となります。
入れ替えに拝殿で念仏講の女性たちによって「オビシャの花見」が謡われました。
以上でハツカビシャの神事が終わりました。
高津比神社の隣(東側)にある八千代八福神の観音寺(布袋様)です。
高津比神社のハツカビシャは、2003年1月24日付けで八千代市の文化財に指定されています。八千代には、いろいろな伝承の祭りなどが残っています。今後も見学、記録したいと思っています。