昨日、南房総をドライブし春の香りを吸い込んできました。
ふきのとうを売っておりましたので、ふき味噌をつくり酒の友としました。
さて本題です。
モズは、スズメ目モズ科の鳥で大きさはスズメより少し大きく20cm位だそうです。
百舌と書くのは、他の生物の鳴き声をモノマネするのが得意なところからその名が付いたといい、ホオジロ、ヒバリ、メジロ、シジュカラなどの鳴き声のマネをします。
モズは自分のなわばりを持っており、自分の領域に近づいてくる侵入者に対し枯れ木の上などで甲高い声で鳴き威嚇します。これが「モズの高啼き」だそうです。
小生昨年の12月、タナゴ(魚)のエサ玉虫を取りに
印旛新川に出かけました。
この楕円形の殻の中に黄色の髭の生えたイラガのさなぎがおります。
そのさなぎの腸をハリに巻きつけタナゴを釣るのです。最初にこのエサを見つけた人は素晴らしいと思います。
なかなか写真のような完全な形の玉虫は見つかりませんでした。
しかし
写真(下)のようなものを見つけました。バッタのようですね。
これが
モズの早贄(はやにえ)です。
モズは昆虫ばかりでなくカエルやネズミまで食べる肉食の鳥です。
小さな狩人とも呼ばれています。くちばしは鋭く、獲物の急所を狙い一撃で仕留めるそうです。しかし足が細く力不足なこともあって、その場で足で押さえ餌をついばむことはなくとりあえず木の枝等に刺して食べるようです。まさに
「モズの磔(はりつけ)」です。
食欲のないときは、そのまま残しておくので我々人間様の目にとまるわけです。
冬など餌が不足するときには残した早贄を食べるようです。
小生初めて見た早贄に感激、玉虫取りは止め、次なる早贄を見つけようと夢中になりました。
上の写真はザリガニでしょう。下は、イナゴ?
下は、やはりイナゴでしょうか。
以上の早贄は、印旛新川沿いの桜の木に刺してありました。
下の早贄は、印旛新川ではなく、昨年12月別の場所で見つけました。
このバッタ首のところが桜の芽に差されたまま動いておりました。小生が近づいたためモズが逃げたばかりかもしれません。
一瞬可愛そうと思いましたが、これも自然の摂理とそのままにしました。
後刻見に行った時にはあの世とやらにいっておりました。
興味とおひまのある方は、印旛新川で早贄をさがされては如何でしょうか。小生、カエルとトカゲの早贄を探そうと思っています。
モズのいるそして早贄のある自然をいつまでも残しておきたいですね。