引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

経堂ぶらぶら。ポケットにデジカメ入れて。

2012年06月07日 | ときどき日記

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「最後のお預かり品、いまから

お届けします」

「いや、わたし行きます」

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閉店宣言から1ヶ月余。

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おかあちゃんは、骨皮筋ェ門だったのに、

ふっくら美人に変身。

「そんなにふっくらしてるの、初めて見たわ」

「閉店を決めてからは、ラクさせてもらってるから」

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「長男がさ『おかあさん、よくがんばったね』

って言ってくれた。舅姑に仕え、子育てして、

朝から晩遅くまで、店と家、走りながら生きて

きたの知ってるから」。

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山形県出身。山形弁のセンセイでした。

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<村山GOMA>。

わたしは大の猫好き。

しかし仕事上、いまは飼えません。

というわけで、

千歳船橋に買い物に行った帰り道、ときどき

なでなでしてるのが村山家のGOMAちゃん。

12歳。

交通事故で後ろ足は片足。

3本足ですが元気です。

若いときはケンカが強く、けんか相手を3本足で

追いかけ、必死で戦う勇姿はかっこいいものでした。

年齢的にはすっかりおじさんになったGOMA

ですが、まだまだ毎日定位置(某家の門柱の上)で

敵を見張っており、

男らしい風格は、そのままです。

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<突撃家庭訪問>

経堂の北欧雑貨店「lihn-fa」の店主宅です。

美大卒後、24歳で開店、

www.lihn-fa.com/

昨春は、妊娠3ヶ月でチェコに仕入れに行き、

周囲を呆れさせたり、驚かせたりしました。

もちろん無事出産。

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4月から、赤ちゃんは、

週3日ほど保育園に預けているそうですが、

実家に頼ることなく、仕事、子育てを淡々と

こなしています。

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「えらい!!!」と言ったら

「え?だって、

自分の力で生活できないって、

気持ち悪くないですか?」

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目元、口元を見てると、赤ちゃんなのに、

強い意志力というか「意地」を感じます。

この子は、きっと、

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この足で、多くの国をまたぎ、

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この手で、えらび、つかみ、創造することでしょう。

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<米寿のお祝い>

ここは、家から2分のところにあるレストランです。

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「今日は、父の88歳のバースデイなの。

ランチがてら、よかったら」と、ご近所のHさん。

たいへんな親孝行娘です。

お父上は、九州・大牟田ご出身。

炭坑節が大のお得意で、いつでもどこでも

乞われれば歌われる、とうかがっており、

もしかしたら聞かせていただけるかも、と参席

しました。

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ミラベルのケーキに、ろうそくが8本。

「じゃ、おとうさま、ふーーっをお願いしますね」

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灯りを消して。

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「はい、ふーーっ、お願いします」。

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一度のふーーっで消えました。

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「じゃ、カットしましょう」

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米寿のお祝い。

週末は、親戚中が集まり、大パーテイが催された由。

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ケーキを召し上がったあとは、また居眠り。

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「おとうさま、おとうさま、

こちらの引頭さん、炭坑節をお聴きに

なりたいそうです。いかがですか」

「・・きょうは、終了いたしました!」

「では、次回、お会いしたときに?」

「はい!」

力強い声量に、ますます期待が高まりました。

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近所に、同窓生(81歳)の谷口千代子さんが

お住まい。いつも姿を見かけると「先輩!(笑)」と

ご挨拶します。

先日も、バッタリ会い、

「先輩!」と声をかけたら、

腕に手を回し

「ほら、捕まえた!」

「ペンギンじゃないんですから」

「お時間おあり?

いいところに連れてってあげる」

「どこですか?時間ないですよ」」

「コーヒー屋さんなの」

「わたし、紅茶党です。コーヒー飲みませんから」

「いいからいいから。いこいこ」

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「焙煎急行」というコーヒー屋さん。

オープンは、昨年9月だとか。

オーナーは、香川県高松市出身。

マニアックなコーヒー通なので、うんちくが面白く、

人気です。

「引頭さん、このコーヒー、意外と好みかも。

いま淹れるから、温度の変化を楽しんでみて」

「そんな暇ないない」

「そんなこと言わないで。いま、淹れるから。

まず、これ飲んでみて。

もう少し冷めたときがきっと好みだと思う。

温度で抽出される香りもちがうでしょ」

ここから、うんちくが始まります。

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丁寧にゆっくりと好みを聞き出し、豆を選び、ローストを

する姿勢は、「焙煎急行」という店名とは真逆の姿勢。

農薬、添加物不使用の豆を使うコーヒー店です。

土・日は、お客でいっぱいだとか。

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「荷物多いから、自転車乗っていきなさい」

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コメント (1)
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