引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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梅の塩漬け~梅干し

2016年08月03日 | わたしの保存食・常備菜

 

和食ラボでは、料理の他に

「手作り食品」をつくります。

6月は梅干しに挑戦しました。

 

写真は、中粒の梅。

梅酒用には果肉の多い大粒が

適していますが、梅干しには

(わたしは)小粒と中粒がおすすめ。

理由は、つぶれたりもしませんし、

食べるのにちょうどいい大きさ、

お弁当箱に入れても、ご飯との

バランスが美しいですし。

残念ながら小粒は見かけることが

少なくなり、中粒は全く見かけません。

 この梅は、マイ・ファ-マーさんに

お願いして取り寄せてもらった石川産。

不揃いで傷もありますけど、無農薬

(殺虫剤も)ですので安心して漬ける

ことができます。

 

梅農家さん、小粒や中粒の梅、

ぜひ栽培してください!!!!!

梅の主成分はクエン酸。

薬効は、挙げればきりのない位

多く、疲労回復、下痢止め、胃酸の

働きを促し、食欲を増進し、タンパク

質の消化を助けます。

(たとえばお肉好きの人は、

1日1個の本物の梅干しをどうぞ)。

梅の中の「仁」には、公害等の

デトックス効果もあるそうですよ。

 

「一家に梅干し」

今年は、きっかけ作りになれば

いい、そんな思いで強制的に梅を

押し付けた形で始めてみました。

 

梅干し用には写真の梅のように、

少し熟度の進んだものが適しています。

まずは、梅をよ~く洗って、

半日水に浸けておき

お1人1kgづつ、ジップロックに

入れて塩(自然塩)をまぶして

お持ち帰り。

もちろん漬け方のレシピ付きです。

 

7月に伺ったらみなさん陶器や

ホーローの容器に移し、漬け続けて

いるとのこと。安心しました。

「子育てしてるみたいです」

そんな感想もいただいたり。

 赤紫蘇を加えないで、

このまま干す白漬けも

梅そのものの香りが高く、

捨てがたい味です。

 

2週間後、赤紫蘇が出回ります。

赤紫蘇は、できれば両面赤い、

[ちりめん紫蘇]がよいのですが、

残念ながら、

今年は、出会えませんでした。

赤紫蘇を分量の塩(自然塩)で

ギュッギュと充分もみ、アクをぬきます。

赤紫蘇は、梅酢のクエン酸にあうと

赤く発色します。

7月末だったか、朝10時。

 

こうして

3~4日、日光に当てます。

ザルを立てかけて風が通るように

干せたらいいですよ。

途中で梅を裏返すことも大切。

同じ日の夕方4時半。

梅酢も日光に当てるのは、

日光消毒のためです。

しかし、その日以来、

亜熱帯のような天候が

続き、安心して干せません。

天気予報をみて、

天気が続きそうな日に、また再開

しましょう。

からりと晴れた、9月まで待っても

いいのです。

 

自然食・健康食ブームで、梅干しも

人気とのことですが、店頭で表示を

みると化学調味料などで調合した

食べやすい加工食品の梅干しが

ほとんどです。

塩分15%以上の、できれば18%

~20%の、しょっぱい&すっぱい

梅干しが健康を守る本物の梅干し。

 

本物の梅干しが生徒さんの家にも

伝わるよう祈ります。

 


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