引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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2017年の梅干し

2017年08月06日 | いまが旬!

お、今日は干せるかしら。

10時から干しはじめました。

 

只今12時33分、

ちょっぴり曇ってきました(悲)

◎梅の土用干し。

夏の土用は、梅雨開けの7月20日頃

から8月7日頃をさしています。

梅を干すのは、その7月20日過ぎ頃の

晴天が3~4日続くときがおすすめ。

太陽の陽射しが一番強いときなのです。

晴れが続かないときは、晴れた日に

飛び飛びで干せばいいのです。

太陽にあてることで、色が美しくなり

皮も果肉も柔らかくなります。

 

梅と塩。

塩は梅の重量の15%で漬けます。

つまり、

梅1kg

天然塩(粗塩)150g。

赤紫蘇も、塩は15%で漬けます。

 

祖母の時代は20%だったのでしょうが、

母のは、中高時代のお弁当に入ってた

ので舌が記憶していますが、

祖母のよりも食べやすく、

少し薄味だったのだと思います。

わたしは、梅も赤紫蘇も15%の

塩で漬けています。

 

干す時間は、朝10時~4時頃。

盆ザルに一粒一粒、清潔な箸で、

なるべく離して並べて干します。

 

夕方からは取り込み梅酢に戻し

ます。

3日干したら、清潔な瓶に移して

そのまま保存します。

または、梅酢の容器に戻しても。

これは、母の作り方で、わたしも

そうしています。

理由は真似してみればわかります。

 

風が通りやすいように。

下に台を。

赤紫蘇も広げて干します。

赤酢も容器ごと、陽に当てます。

色が濃くなります。

 

今日も快晴ではなく、雲が・・・。

下の写真の小梅は、

5月28日に求めて漬けたもの。

(小梅は、東京の場合、5月中旬過ぎ

から店頭に出ます。)

 

この小梅が干せるのは、

予報を見ると9日か10日に

なりそうです。

天気と自分の都合で干せば

いいのです。

 <健康維持に梅干し>。

疲れがたまったときは梅干し。

梅の有機酸「クエン酸・リンゴ酸」は、

疲労回復に役立ちます。

疲労によってたまった乳酸を燃焼し、

糖質の代謝を促してくれます。

また胃腸の働きをよくし、消化を助けたり

整腸作用を促したりも。

私自身もそうですが、体調を崩した教室の

生徒さんが梅干し1粒で顔色が戻ったりします。

昔から日本人の健康維持に欠かせない

<薬>ともいえる貴重な漬物です。

 

3ヶ月後くらいから食べられますが

できれば1年、置いた方がまろやかで

食べごろになります。

 

来年は、

無添加の梅干し。

自分でつくりましょう。

 

 

コメント (2)
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