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<乾物の力>
続けて2冊の本を発刊しました。
先月刊行の「だし取り教室」の本は、
昨年6月から作業に入り、7月からは、
「乾物のレシピ」の本がスタートしました。
約10ヶ月間、2冊を抱え、長いトンネルに
入り、4月上旬にトンネルを後にしました。
年齢と、能力的な問題もありますが、
完徹はザラ。
連日、長時間パソコンに向かっていたの
で、身体のどこかを傷めるだろうな、と
思っていました。
が、今、すこぶる体調がよいのです。
一昨日の歯の3ヵ月定期健診も問題なし。
歯と歯茎は、心身の状態の現れやすい部分。
「長い間ハードだったそうですが、口内環境は
すごくいいですよ」と衛生士さん。
きちんとした健康診断もせず、歯だけでいう
のもなんですが、あんなに身体を酷使したの
にダメージがないというのは不思議です。
これは偏に、乾物の力。
だし素材を始め、乾物中心の食生活の
おかげです。
「おかげだと思います」、ではなく、
「おかげです」。
まさしくこれは「証明」。
若いライターの松井亜芸子さんも、徹夜組。
「買い物に行く時間がもったいないから、
撮影のときの残りの乾物、毎日、毎日
食べてます。ほんとに便利ですよね。
しかも、めちゃくちゃ、おいしいから、
飽きないんですよね」。
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いいこと、もうひとつあります。
わたしも松井さんも、いくら乾物が好きでも、
こんなに長い間、連日、食べ続けたことは
ありません。乾物をつかえば節約になると
よくいわれますが、ほんとなんですよ。
食費が浮き、かなりの節約になりました。
たとえば生の大根は1本250円。
切干大根は1袋50gで100~150円。
大根1本が干されて、50gの切干し大根になり、
炒めて油揚げを加えて、だしとしょうゆで炊いたら
鉢一杯、4人分の切干大根の煮物がつくれるん
ですから。
あなたがもし、シングルなら4回分のおかずに
なります。
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干し椎茸の写真が目印です。
今月は、「乾物のレシピ」の本を刊行。
20日頃には全国の書店に
並びます。
出版社は池田書店。
約140ページ、1365円です。
A5版、ハンドバッグに入る大きさですよ。
たけのこ粉節煮
ぜんまいのピーナッツ和え
寒天サラダ
赤いのは、干しあんず。
ずいきと小松菜の味噌汁
干し柿のホットケーキ、干し柿なます
干し貝柱と大根の煮物
干し椎茸の表紙が目印です。
書店でどうぞ、お手にとってごらんくださいませ。