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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

兵庫県知事選 焦点① コロナ封じ込め 金田候補のみ戦略示す

2021-07-01 07:10:59 | 兵庫県知事選挙(2021年)
兵庫県知事選 焦点① コロナ封じ込め 金田候補のみ戦略示す
7月1日告示、18日投票の兵庫県知事選。中心争点をシリーズで追います。

「とにかく早く感染を発見することです。特に病院や高齢者施設では、発見が1日、2日遅れれば感染が一気に広がってしまう。頻回のPCR検査が絶対に必要です」
東神戸病院(神戸市東灘区)の遠山治彦院長は力説します。同病院で4月から5月に入院患者16人、職員8人が新型コロナに感染し、苦闘した経験にもとつく発言です。
さらに、「ワクチンは間違いなく効果があるが、接種が相当進んだイギリスやイスラエルでも感染が噴き出しており、万能ではない。しかも日本は非常に遅れている」として、「行政の責任で、ワクチンを進めながらPCR検査で感染拡大防止の網を張らなければ、第5波が来ると太刀打ちできない」と言います。



病院職員のPCR検査で検体を採取する遠山院長(右)=5月7日、東神戸病院内(同院長提供)

大規模検査こそ
PCR検査は、無症状感染者を早期発見・保護することで感染の広がりを抑え込むカギとなるもの。自治体へのワクチン供給が7月以降急減するなど不安定なワクチン事情のもとで、大規模・頻回のPCR検査はいよいよ必須です。
当初は否定していた国もその必要性を認めるようになりましたが、兵庫県は依然、きわめて消極的です。
国は2月以降、クラスターが多発して重症化・死亡にいたりやすい高齢者施設への集中的PCR検査を自治体に要請。ところが2、3月の兵庫県の検査実施施設は対象施設のわずか22%で、当時の緊急事態宣言発令10都府県で最下位でした(厚労省まとめ)。4月から6月2日までの集中的検査も32%にとどまり、実施計画を立てた27都府県のうち23位です(同)。
前副知事で県のコロナ対策本部事務総長を務めた金沢和夫候補は、感染拡大防止策として「ワクチンの円滑な接種」などを公約しますが、「PCR検査は大規模にやると信頼性が損なわれると指摘がある」(13日、討論会)などと根拠もなく大規模検査を否定。前大阪府財政課長の斎藤元彦候補の公約も「ワクチン接種待機ゼロ」程度で、大規模検査はどこにもありません。

減収の補てんを
憲法県政の会の金田峰生候補は「県民の命を守る」と訴え、▽安全・迅速なワクチン接種とともに、医療機関、福祉施設、学校、職場、繁華街などでPCR検査をくり返し行い、無症状感染者を保護▽医療機関・介護施設などの減収補てん▽事業者に補償―など、唯一、コロナ封じ込めの戦略を示しています。
東神戸病院は、コロナ対応病院の病床ひっ迫のため、感染患者の入院をそのまま継続し、治療に当たりました。
遠山院長は「新規入院を止め、外来や救急受け入れも縮小せざるを得ず、とんでもない減収に。医療機関の減収補てんもどうしても要る」と強調。「金田さんに県政を変えてほしい」と力を込めます。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年6月30日付掲載


ワクチン接種を推進することは当然ですが、自治体のワクチン接種や職域接種もワクチン供給量に不安が。
その中で、無症状感染者を掌握し隔離・保護するための、大規模はPCR検査は欠かせません。
それと合わせて、医療機関への減収補てんを。
提案しているのは金田峰生候補だけ。

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