きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

再生可能エネルギーへの挑戦 伊プーリア州① 雇用増にも貢献

2012-01-06 23:20:02 | 原子力発電・放射能汚染・自然エネルギー
再生可能エネルギーへの挑戦 伊プーリア州① 雇用増にも貢献

今年もよろしくお願いします。
いつも通りに「しんぶん赤旗」の記事の紹介とかねてコメントを述べさせていただきます。

今回は「再生可能エネルギーへの挑戦」のシリーズです。



 イタリア南部プーリア州では、再生可能エネルギーによる小規模な発電施設の活用に力を入れています。取り組みの様子を現地からリポートします。


 「再生可能エネルギーの普及で地域に根ざした雇用が増える。これは実感しています。私たちの会社は5年前に4人で立ち上げましたが、今では約60人の社員が働いています」
 州都バリ郊外にあるモドゥニョ市。太陽光パネルの設置などを請け負うジェアテクノ社を訪れると、創立者の1人、ジュゼッペ・ブラッタ氏(41)が、こう話しながら出迎えてくれました。

需要が伸びる
 プーリア州は2005年、再生可能エネルギーを活用した発電施設を大規模に普及することを目指すエネルギー計画をまとめました。同社は、この計画に添い、06年に設立。これまでにプーリア州を中心に、住宅や事業所に、太陽光パネルや小型風車など、約700の発電施設を取り付けました。
 「この数年で需要が大きく伸びたため、雇用数を増やしました。固定価格買い取り制度など、家庭で発電、節電すればするほど収入が増える国の奨励策が功を奏しています」とブラッタ氏は続けます。
 ブラッタ氏とともに会社を創立したジョバンニ・ベントラ氏(45)は、雇用が増える背景を次のように説明しました。
 「太陽光や風力、水力などは無尽蔵であり、持続可能なエネルギー源です。そのことは、再生可能エネルギーを扱う産業自身も持続可能であり、長期闇発展する可能性を持つということです。大企業が進出して、短期間活動して引き上げるのと違って、雇用を継続できます」



ジエアテクノ社が開発を手がけた電気スクーターのそばで会社の説明をするジョバンニ・ベントラ氏(左)=2011年12月6日

私たちの仕事
 同社のスローガンは「君はぴったりの場所に生まれた」。ベントラ氏は、「プーリア州では太陽光と風が豊富です。それを生かせる場所に住んでいるということを大いにアピールしたかった」と言います。
 一方で、財政危機を理由に政府が緊縮政策を打ち出すもと、再生可能エネルギー普及の奨励策の予算も削減されて、仕事が減るのではないかという懸念もあります。
 ブラッタ氏は、「しかし」と述べ、次のように語りました。
 「化石燃料に頼らず温暖化ガスを減らして、きれいな地球を次世代に残すことは私たちの仕事です。自分たちだけがもうかれば良いという考えでは社会は成り立ちません。だからこそ再生可能エネルギーの可能性を追求したい」
(プーリア州モドゥニョ=島田峰隆 写真も)(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年1月3日付掲載



プーリア州では太陽光と風が豊富。それを生かせる場所に住んでいることを大いにアピールしたい。
化石燃料に頼らず温暖化ガスを減らして、きれいな地球を次世代に残すことが私たちの仕事。

資本主義的な利益第一主義でなくって、「再生可能エネルギーの活用できれいな地球を次世代に残す」事を追及する。
期待される潮流です。

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